初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

オーケストラの楽譜と中継台本

2014年06月30日 17時55分44秒 | Weblog


軽音楽とくにジャズは

明快な四拍子で作曲されています



例えば12小節のブルースでは

1…2…とカウントしていて

12小節なれば主題が終わって

トランペットのアドリブが6小節続いて

後半6小節をテナー・サックスが受け持つ

などと勘定していくとわかります



それに比べてクラシックは

軽音楽と違って小節を

勘定するのが難しいのです

結局、カセットテープをウォークマンで

体が覚えるほど聴き込むしかありません



中継録画当日、ホール前の録画中継車の

ディレクターと映像スイッチャーと一緒に

音大の女子学生が並びます

… … …

音大女子学生の前にはオーケストラの楽譜

中継録画用台本が置かれています

オーケストラの演奏が始まると

小節をカウントしながら

「(台本のカットナンバー)30です…40になりました…」

読み上げていきます




カセット・テープを聴き込む

2014年06月29日 19時09分04秒 | Weblog

クラッシック演奏会の中継録画番組は

数ヶ月前に企画されて、スタッフが組まれます



スタッフは勿論、音楽好きが

集められますが,それでも

スタッフは本番までの

数ヶ月の間に演奏曲の組み立てを

憶えなくてはなりません



スタッフの中でも

映像スイッチャー、

担当キャメラマンは

曲のどのあたりで

オーボエがソロをとるとか

ファゴットが、ホルンがとか

主題を何回繰り返すかとか

頭の中に叩き込みます



そのため、制作部、

庶務の女の子が演奏曲目を

録音したカセットテープを

スタッフに配ります

録音テープは曲目は一緒でも

指揮者、演奏楽団が違うことがあります



会社の往き帰りの電車のなかで

社内の勤務中に暇を見つけて

カセットテープをウォークマンで

体で覚えるまで聴き込みます








ベルリン・フィル演奏会

2014年06月28日 21時05分23秒 | Weblog


演奏会当日のザ・シンフォニー・ホールは

クラシックの演奏会ですから

それなりの服装の聴衆?でいっぱいになりました

やがて正装のベルリン・フィルの楽団員が

登場します



舞台にはそれぞれ

移動できる車輪付きのペディスタルドリーに

乗せられたテレビカメラ数台が置かれています



テレビ中継のスタッフはいつもは

できるだけ目立つような派手な

スタジオ・ジャンパー姿で仕事をしていますが

クラシック演奏会の舞台をジャンパー姿の

スタッフがウロウロするわけにはいきません



ザ・シンフォニー・ホールに演奏会を

楽しみに来られた聴衆の皆様に

目障りになってはいけません

スタッフ全員、礼服とはいかないまでも

地味な背広姿で仕事をしました








ベルリン・フィル本番前

2014年06月27日 18時30分04秒 | Weblog


閉館中のザ・シンフォニー・ホールで

ベルリン・フィルのリハーサルは

行われています



舞台にはすごい楽器群と一流のプレイヤーが

集まっています

警護が大変です



ホール裏の通用門からスタッフは

出入りするのですが、ガードマンが

常駐していて、IDカードをいちいち

チェックしいます



猛烈なクラシックファンの音声エンジニア

Kさんはご機嫌でミキシングルームの

音声卓で仕事をしています

バランスの良いオーケストラの

響きが聞こえていました



何の不都合もなくリハーサルは

終わりました

いよいよ録画本番をまつばかりになりました








ベルリン・フィルのリハーサル始まる

2014年06月26日 18時35分15秒 | Weblog


指揮者カラヤンを指揮台に迎えて

オーケストラのリハーサルが始まります

… … …

あちこちのコンサートで

演奏されている曲目か

通しのリハーサルはありませんでした



カラヤンは手元の楽譜を見ながら

「××楽章の△△から…」と告げて?

指揮棒を振り下ろします



まず金管楽器のホルン4人が力強く

吹奏されました。キラキラと艶があって

その力強いハーモニーは

私がいままで聴いたことがない

すごい音色でした



カラヤンは

新築ザ・シンフォニー・ホールの

音の響きを試したのかもしれません



つづいて、オーケストラ全体の

フォルテのところを演奏されました

クラシックは電気機器を一切通しません

生の演奏ですからなんとも清々しい

素晴らしいリハーサルでした








ヘルベルト・フォン・カラヤン

2014年06月25日 22時19分31秒 | Weblog


ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の

リハーサルが始まります

各パートのプレイヤーはそれぞれ楽器を手に

ザ・シンフォニー・ホールの舞台に集まりました



世界の超一流、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で

しかも豪邸クラスの値段の楽器を

持ったプレイヤー連が集まるのですから

すごい舞台です



やがてヘルベルト・フォン・カラヤンの

登場ですが,足がすこし不自由なのか

ゆっくり舞台の指揮台へ進んでいきます



指揮者カラヤンも、オーケストラの

プレイヤーも皆さん普段着です

超一流のオーケストラの普段着での

リハーサルに仕事とはいえ

立ち会えるのです

私は夢を見ているようでした








ステラディバリウス

2014年06月24日 18時24分02秒 | Weblog


辻久子さんは自宅と引き換えに

ステラディバリウスを手に入れましたが

インターネットで調べていくと

高価な楽器を財団から借りている

バイオリニストもおられるようです



ラジオのインタビュー番組で

ある女流バイオリニストが

「私が引退するときは

この楽器を売却して得た金銭が

私にとっての退職金です… 」

あじのあるコメントでした



高価な楽器と付き合う

音楽家の毎日は神経を使う

仕事ですね



クラシックに限らず

軽音楽の世界も、名プレイヤーは

テナー、アルト、ソプラノサックス、

クラリネット、ギター、エレキギター,

バンドネオンなど高価な楽器と

付き合っているのでしょうね








山形由美さんのフルート

2014年06月23日 20時30分41秒 | Weblog


辻久子さん出演のテレビ番組

「ツィゴイネルワイゼン」を

撮り終えてしばらくして

辻さんは自宅を売却して

ステラディバリウスを手に入れた

ニュースを聞きました



演奏家にとって楽器とは

まさに命ですから入手可能なかぎり

名器を手に入れる努力をされるのでしょう




しかし、自宅と引き換えに名器を

手に入れるとはなんともスケールの

大きな話ですね



ザ・シンフォニー・ホールにやってきた

ベルリン・フィルの楽団員が雑談中でも

片時も楽器を手放さないのもうなずけます




軽音楽番組「ミッドナイト・ジャズ」に

出演していたクラシックの

フルーティスト山形由美さん

のフルートも数百万円の名器でした

… … …

彼女は東京駅地下で肩掛け鞄に

フルートを入れてコインロッカーに

預けていたところ盗まれたという

ニュースを聞きました







レオポルド・ストコフスキー

2014年06月22日 18時46分50秒 | Weblog


辻久子さんのスタジオでの

録画シーンで先録りしたテープの

音量を大きくするのは有名だったようでした



しかし、辻久子さんはテレビの録画に

前向きで理解を示しておられました


外国のバイオリニスト

ヤッシャ・ハイフェッツや

ユーディ・メニューインの

出演する映画を観たことがありました



外国の音楽家で最も映画に理解を示したのは

指揮者レオポルド・ストコフスキーだったでしょう

映画「オーケストラの少女」では

フィラデルフィア管弦楽団とともに出演して

劇中、リスト「ハンガリア狂詩曲二番」は

思い出に残っています



またストコフスキーはデズニー映画

「ファンタジア」では劇中

指揮台に駆け寄ってきたアニメの

ミッキーマウスと握手までしています






バイオリニスト・辻久子さん

2014年06月21日 18時34分47秒 | Weblog


日本の女流バイオリニスト

辻久子(つじひさこ)さんが

テレビ出演されたときを

思い出しました

… … …

彼女はビアノ伴奏で

「ツィゴイネルワイゼン」を

録画しました



まずテレビスタジオ内から

スタッフは退席して

伴奏のピアノと彼女だけで

録音しました。

… … …

その録音された演奏は

プレイバックされて

彼女のOKが出れば

テレビカメラで,彼女の

演奏シーンの録画が始まります



録音したばかりの彼女の

「ツィゴイネルワイゼン」が

スタジオのスピーカーから流れます

… … …

彼女はそのスピーカーの音量を

もっと大きく…大きくと

スタジオに響き渡るほど

上げるよう指示しました



彼女はテレビ録画のときの

音量(プレスコ)が大きいことは

テレビ業界では有名だったようでした