初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

カメラの新機構

2011年01月31日 23時16分16秒 | Weblog


今から十数年前、シャープから

ビデオカメラが発売されました

液晶ビューカムです。

カメラの透視ファインダーを止めて

液晶をファインダーにしたカメラでした





テレビのCMを見て知りました。

このカメラはどうなるのかと思っていました

しかし、製品は大ヒットです。

以後、ビデオカメラは液晶モニターにした

カメラが主流になりました。



それ以後、コンパクトデジタルカメラや

デジタル一眼レフのライブビューとして

液晶モニターが定着するのですから

シャープの発想はすごいです。




コニカから銀塩コンパクトカメラ、

ピッカリコニカが発売されました。

35㍉フィルムを使う小さなカメラですが、

ホップアップの内臓ストロボを備えていました

コニカのサービスステーションに詳細を聞きに行きました。

ストロボに必要な小型で大容量の

コンデンサーを開発するのに苦労したと聞きました。

それ以後、コンパクトカメラは勿論ですが、

デジタル一眼レフにまで

内蔵ストロボが備えているのが

当たり前になりました。

コニカの発想もすごいです。





最後は、ミノルタの自動焦点一眼レフ

αー7000の話ですが

明日にします…










クイック・リターン・ミラー

2011年01月30日 23時36分17秒 | Weblog


私のこれまでの人生でカメラの初期からデジタルまで

それぞれの新しいことの出現に立ち会えたことは

幸せだったと思っています。




昔、銀塩カメラでライカM3の出現に、日本の

メーカーはレンジファインダーカメラから

当時の一眼レフの欠点を克服して新しい

一眼レフカメラを製造することに軌道修正しました




新しい一眼レフはシャッターが開いている間だけ

ファインダーがブラックアウトするという

クイック・リターン・ミラーの登場、




一眼レフで被写体を狙っている間

撮影レンズの絞りを開放にして

レンズの焦点深度を浅くして

フォーカスをとりやすくする

そして、シャッターを切るときは

レンズの絞りを所定の値に絞り込む

露光が終わってシャッターが閉まると、

レンズは再び開放値に戻るレンズの

リ・オープンシステムはすばらしい発明です。

これらの新機構で日本の一眼レフは

世界一になります。



レンジファインダー機を愛用していた

カメラを一眼レフに変えて私は

現在に至ります…











F4とD40X

2011年01月29日 22時52分32秒 | Weblog


今朝も、晴天の夜明けを迎えます

長く、雨がありません。

日本海側では大雪が降っているのに

この辺りの天気予報は、

乾燥注意報がずっと出ています



デジタル一眼レフ、D40Xと

散歩に出掛けます

家を出るときからカメラの

電源スイッチは入れたままです

常用ISOは400にしています



説明書によると、レンズ交換のときは

電源をOFFにしろとあります

しかしレンズ交換時は

急いでいるときが多いので、

電源をONのままレンズ交換しています



3年ほど前まで活躍してくれた銀塩カメラの

F4を久しぶりに手にしてみました

何と重いことでしょう。

D40Xに比べて重いことと

図体も一周り大きいのです



デジタルカメラではフィルム関係の

フィルムパトローネ、フィルムゲート

巻き上げスプールがいりませんから

その分、小型になります

しかも、デジタルは記録に

SDカードです

515カットも撮れます




F4とD40Xを比較するのに

2台を並べて150ワットの

フラッドランプ×2で照らしました

コンパクトデジタルカメラ・ニコンLー6で撮りました



銀塩カメラの場合は、色温度変換に

B12(ブルー・フィルター)を

付けて露出が倍かかりました

デジタルはカメラのホワイトバランスを

電灯光に切り替えるだけです。

デジタル万歳です。









大型・液晶テレビ

2011年01月28日 23時15分04秒 | Weblog


私は世間に疎いせいか、ふと気が付くと

色んなものが一変しているのを経験します



ある時、LPレコードが店から姿を消して

CDにすっかり置き換わっていて

慌てたことがありました

CDプレーヤーが現れたときの

価格が高かったので

私は無関心でいました

                    … … …

ソニーが5万円台の携帯型の

CDプレーヤーが出た頃から

各社のCDプレーヤーの価格も下がりました

そして、気が付いたときはレコード店の棚は

CD一色になっていました。




次が、コンパクトデジタルカメラです

写真機店のウィンドウに銀塩カメラに混じって

コンパクトデジタルカメラがボチボチ並びだして

気が付いたら銀塩カメラは姿を消していました



最近では、液晶ディスプレーです

最初は、シャープの電卓の

表示に使われていました

そのうち、デジタル腕時計や

温度計などに使われていました

やがて、モノクロの液晶も

カラーが出ました

カラー液晶を使ったノートパソコンは

最初、値段の高いものでした




今、私のノートパソコンは

カラー液晶です

世の中のディスクトップパソコンのディスプレーも

いつの間にか液晶ディスプレーになっています



病院へ行くと、医師が使うパソコンのディスブレーも

待合室のディスプレーも液晶ディスプレーです

世の中からブラウン管はすっかり姿を消していました



今年の夏からいよいよ「地デジ」が始まります

それを機会に地デジ対応テレビが売り出されています

電化量販店のテレビ売り場には

32型、40型、47型、50型など美術展の油彩の

ように大きな画面が並んでいます





テレビカメラは、2㌢×1、5㌢の郵便切手の

ような小さな画面で送り出しています

それを大型液晶テレビに映し出しています

映像は鮮明です。




ソリッド・ステート

2011年01月27日 23時40分10秒 | Weblog


真空管に代わるものとしてトランジスターが出現しました

この新しいトランジスターの理屈を私はなかなか

理解できませんでした

ソニーがこのトランジスターを使ってポータブルラジオを

作って大ヒットを飛ばします。

次に高い周波数帯域では使えないと云われていた

トランジスターで電池駆動のボータブルテレビを発表します




トランジスターは何でも使えるとなって

放送機器の中に入ってきます。




プランビコン管を使ったカラーテレビ・カメラも撮像管と

カメラファインダーのブラウン管以外はすべて

トランジスター化(ソリッド・ステート)されました。





トランジスター化されたテレビカメラは、

コンパクトになりました

次にカラー撮像管のプランビコン管の

光電面も縮小されます

1吋管が標準になりました

1吋は約25㍉で、撮像管の直径が約1吋ですから

光電面の面積は約20㍉×15㍉となります




ニュース番組の取材がENGになって

銀塩フィルムのニュースカメラが

ハンディ・テレビカメラに

切り替わりました

ハンディカメラのプランビコン管も

2/3吋管と1吋管よりさらに小さくなりました




銀塩カメラ時代のコンパクトカメラの110判(ワンテン)

の面積の光電面の映像を家庭で見ていることになります






最近の大型液晶テレビで鮮明に写っています

技術の進歩はすごいものです…





ガス・ステイト(真空管時代)

2011年01月26日 23時16分13秒 | Weblog


テレビが始まった頃は、

テレビカメラから演奏所の機械

生駒山の送信機から

家庭のテレビ受像機まですべて

真空管(ガス・ステイト)で

構成されていました

言い換えれば、テレビカメラの撮像管から

テレビ受像機のブラウン管まで

真空管だったということです





テレビが普及していく間に

テレビのカラー化が論じられます

そのころの映像は、入場料を

支払って映画館でカラー映画を見る

家庭のテレビは白黒の映像という

映像の棲み分けがありました




テレビカメラのイメージオルシコン管は

感度も高く、重宝した撮像管でした

それを使って、テレビのカラー化が

考えられました

しかし、イメージオルシコン管の

カラー映像は淡泊な水彩画のような

色調でした




オランダ、フィリップスからカラー用の

撮像管、プランビコン管が出ます

光電面の寸法が1、1/4吋で

白黒画面のイメージオルシコン管の光電面より

面積が小さくなりました




テレビカメラ

2011年01月25日 23時57分38秒 | Weblog


テレビは光電面の面積を、

映画のフィルム画面の倍の広さで使っているのに

映画ほどの映像の鮮明さやキリッとた

フォーカスが得られません



テレビがまだVTRが出現しないときの話です

その生ドラマの時代に撮像管の光電面を

大きくした2吋のイメージオルシコン管を使って

ドラマを放送したことがありました



ノイズの少ない画面を狙ったのですが

差がよくわかりませんでした



それ以外に画面からノイズを減らすのに

映像ヘッドアンプの感度を下げて

制作されたドラマがありました




イメージオルシコン管の感度は高いのです

あまり明るくないテレビスタジオで普通は

テレビカメラのレンズの絞りは

F5、6~F8です




テレビカメラの焦点深度を大きくとることで

カメラマンのピント合わせを楽にするためです

そこでアンプの感度を半分にしますと

レンズの絞りはF4で使えます

それともレンズの絞りはF5、6のままで

スタジオの照明の明るさを倍にすれば、

アンプの感度を下げても使えます



TBSのドラマで感度を半分にして

-6DB(マイナスロクデシベル)

で制作したことがありました





映画とテレビ

2011年01月24日 23時11分10秒 | Weblog


銀塩フィルムで映画は作られています

映像(動画)をすべて電気的に処理するのが

テレビジョンです

映画カメラはレンズと銀塩フィルムで

構成されています

テレビカメラはレンズと銀塩フィルムに代わる

撮像管で構成されています

テレビの銀塩フィルムに代わる撮像管は

感度の高いイメージオルシコン管が

使われていました




イメージオルシコン管は電子倍増部と

いう工夫がされていて

フィルムより感度がかなり高かったのです

映画スタジオの眩しいくらいの照明に比べて

テレビスタジオは照明も大がかりでは

ありませんでした

それがテレビジョンが営業的に

成り立ったと云われていました



テレビの心臓部はイメージオルシコン管です

テレビカメラでレンズから映像が投射される

イメージオルシコン管の光電面の面積は

24㍉×36㍉のライカ判と同じでした




そこで35㍉写真カメラのレンズが流用されました

当時は、まだズームレンズは現れていません

単焦点レンズ=35㍉、50㍉、85㍉、135㍉、180㍉

200㍉、250㍉、300㍉、400㍉、500㍉

600㍉などのレンズマウントをテレビカメラ用に改造して

ターレット盤に取り付けられました。




映画フィルムは35㍉ライカ判の半分の

ペンサイズで作られています

何千人もの観客が入る大劇場の大スクリーンに

鮮明な映像を写しだしています

映画フィルムの倍、35㍉ライカ判の面積を使うテレビは、

小さな14吋の受像機にピントの甘い、

コントラストの低い貧弱な映像を写していました。







ライカ判の誕生

2011年01月23日 22時02分47秒 | Weblog


発明王エジソンがジョージ・イーストマンに

映画フィルムの製造を依頼します。

最初はどんなサイズのフィルムだったのか

知りません。



35㍉映画フィルムはフィルムの両側に

パーフォレーションと呼ばれる

小さな四角い穴が並んで開いています

撮影機、映写機のフィルム駆動歯車はスプロケットです

その歯車がフィルムのパーフォレーションを引っかけて

フィルムがゲートを走ります。

画面サイズは、巾24㍉、縦15㍉(シネサイズ)ぐらいです

銀塩コンパクトカメラ、オリンパス・ペンのサイズです

活動写真の昔から今の映画に至までこのフィルムでこのサイズの

が使われています。

途中、70㍉映画やライカ判サイズのヴィスタビジョン

がありましたが

オリンパス・ベンサイズの画面の映画が

何千人も入る大きな劇場のスクリーンに映写できるのですから

映画の技術は大したものです。




オスカー・バルナックが映画を研究するのに

映画のシネサイズの倍の画面を使ったライカを作ります

つまりライカ判(24㍉×36㍉)の誕生です。





CCDのサイズ

2011年01月22日 22時48分44秒 | Weblog


銀塩写真時代に写真を撮る(作品を作る)には、

出来るだけ大きなネガで制作した方が

鮮鋭度やキズに有利です

8×10(エイト・バイ・テン)、4×5(しのご)と

大きな感光材料からブロニー判、6×6(ろくろく)、

645(ろくよんご)、そして

最後の35㍉(ライカ判)が作品を作る

ぎりぎり限界でした




35㍉フィルムの性能が上がってきました

コンパクトカメラのオリンパス・ペンは

フィルムサイズをライカ判(35㍉)の半裁にしました

このカメラは記念写真が主です

このフィルムサイズで作品を作ることは出来ますが

作品を作るのに最低はライカ判でしょう。




やがて銀塩カメラに混じってデジタルカメラが出現します

デジタル一眼レフは、35㍉判(ライカ判)の半裁、

即ちペンサイズで出発しました。

受光素子(CCD)の面積が小さいことに不思議に思いました

これにはレンズとの関係で理屈があるように

説明されていました

私にはどうも理解できません

私が想像するのにどうやら製作の歩留まりが悪く

大きな受光素子(CCD)は高くなるのでしょう




キヤノン、ニコンで35㍉フルサイズのカメラや

やがてペンタックス645Dが35㍉フルサイズより

やや大きな受光素子を備えたカメラが出ました。