初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

オートフォーカスカメラとズームレンズ

2018年02月27日 22時43分25秒 | Weblog


カメラのオートフォーカスは私の

写真人生を延長してくれました。

もう一つ、私にズームレンズを

常用レンズにしてくれました…




銀塩フィルム一眼レフカメラで

ズームレンズを使い始めました

ズームレンズはマニュアルピント調節では

ピントの山が掴みにくくて

ズームインして望遠側で合わせて

それから、ズームアウトして構図を

決めてシャッターを押していました




それが、オートフォーカスのカメラと

オートフォーカスのズームレンズの組合せになってからは

ズームイン・アウトして構図を決めてから

シャッターを半押しすると、ピントが

ピタッと合う、単レンズ並みの使い勝手で

スナップショットが、ぐっと楽になりました。

… … …

オートフォーカスカメラの出現で

世の中はズームレンズ一色になりました。







私の写真人生

2018年02月24日 22時36分33秒 | Weblog


先日、数十年通っているK大学附属病院で

眼科診察を受けました。後期高齢者の私は

視力がすっかり弱くなっていました。

… … …

左利きの私は、カメラのファインダーを

覗くのも左目です。その左目が

二度目の眼底出血で具合が悪くなって

不得手な右目でファインダーを覗く

ことになってしまいました…



現在のカメラはすべてオートフォーカスに

なっています。カメラは大体構図を決めて

シャッターを半押しすると、カメラは

「ピーッ、ビーッ…」と音でピントの合ったことを

知らせてくれます。あとはシャッターを押すだけで

写真は撮れます

… … …

オートフォーカスを実用化した日本のメーカーの

お陰で…私の写真人生の寿命がのびました。



眼科のN本先生の診断の結果、来月一週間の入院で

白内障の手術を受けることになりました。

また、私は利き目の左眼でファインダーを覗くことが

できるようになるのでしようか…









大判シートフィルムのビューカメラ

2018年02月20日 23時38分39秒 | Weblog


銀塩フィルム時代のプロ写真家は

アマチュアに比べて大判フィルムの

カメラを主に使っていたようでした。

あるとき、偶然に、

広告会社のコマーシャル写真の

撮影現場を見学したことがありました。

テーブルの上に小物の商品を並べて

カメラは4×5判(しのご)シートフィルムの

ビューカメラで撮影していました。



照明はアンブレラのマルチストロボでした。

モデリングライトで被写体を照らして

照明のバランスを整えて、シャッターを切ると、

タングステンのモデリングライトがストロボに

切り替わる標準の撮影風景でした




担当のプロカメラマンは私に

このCM撮影では大判のビューカメラは

要らないのですが…と云っていました

ポラロイドパックで、早速、商品を試写して

横のクライアントに見せて、OKをとっていました。

… … …

費用のかかるCM依頼主のクライアントには

大判のカメラを使わないと納得しないのですと

苦笑していました





組立暗箱とアンソニーカメラ

2018年02月19日 23時19分03秒 | Weblog


劇映画の撮影カメラが大きくて

テレビ映画制作のカメラが小さいのですが

普通写真の世界でもカメラの大小がありました。



学校の卒業行事の一つに集合写真がありました。

写真師さんが校庭に集まった卒業生の前に

大きな写真機、組立暗箱(くみたてあんばこ)を

構えます。見たこともない大きな組立暗箱を

前に、写される生徒は皆緊張したのでした。



町の写真館でも、写場に大きなアンソニーカメラが

使われていました。

卒業式のカメラ、組立暗箱も写真館のアンソニーカメラも

原板はフィルムではなく、ガラス乾板(かんぱん)が

使われました。



乾板を使う組立暗箱は、学校の卒業記念写真のほかに

映画撮影所の映画制作の現場でも、

映画館のウィンドに飾られる宣伝用写真の制作にも

使われていました。









劇映画とテレビ映画③

2018年02月17日 23時19分26秒 | Weblog


劇場映画の映画俳優さんは

いままで、撮影所で仕事をするとき

35ミリフィルムの大型の

カメラ(例NCミッチェル)に向かって

演技をしていました…



その同じ映画俳優さんが

今度はテレビ映画出演に決まって

撮影所のスタジオに出向くと

テレビ映画は16ミリフィルムの

小型のカメラ(例アリフレックス)が、

据えられています



テレビ映画撮影現場は、スタッフの人数も

劇映画班に比べて少人数です

そして、カメラも劇映画撮影機に比べて

小さいのです…

私の想像ですが、テレビ映画に出演の俳優さんは

この小さなカメラに向かって

芝居をするのかと、一瞬戸惑うのではないでしょうか






劇映画とテレビ映画②

2018年02月16日 22時44分01秒 | Weblog


映画制作は俳優さんの演技を

カメラに撮ることから始まります。

スタジオでは小道具で飾り付け

照明を施すなど、俳優さんの演技の

舞台であるセットをスタッフは色々と

準備します。



準備が整うと、セットの所定の位置に

俳優さんはスタンバイします。

監督の「用意…スタート」の号令で

同時録音の音声さんからテープレコーダー

スタートOKの合図のブザーが鳴って

助監督さんはカメラ前に差し出した

カチンコを「カチン…」と打って

撮影が始まります…



映画館で上映される映画制作の場合は

35ミリフィルムの

大きなカメラ(例…NCミッチェル機)が

現場を威圧するように、俳優さんの前に

置かれます。

同じ映画でもテレビ映画制作の場合は

16ミリフィルムカメラで撮影されます

16ミリフィルムは35ミリフィルムの

約半分です。

フィルム幅が半分なると、その16ミリ

カメラも35ミリカメラに比べて

うんと小さくなります…







劇映画とテレビ映画①

2018年02月15日 23時33分40秒 | Weblog


撮影所は劇場映画を制作するのでしたが、

新しくテレビ映画も制作することになりました。

しばらくして、撮影所へ行く用事ができました。



懐かしい撮影所で、親しくしていた

スタッフのに会いました。

いま、どんな仕事についているの?と聞きますと

「いま、テレビ映画をやっている…」

「俺は本編についている…」

とそれぞれ云っています



本編というのは、いままでの劇映画制作のことで

テレビ映画は撮影所で新しく始まった仕事です

劇映画は映画館では最低一週間は上映されます

それに対してテレビ映画は決められた放送日に

一度放映されるだけです。しかし、翌日には

視聴率が出ます

劇映画は一週間の観客動員数とテレビ映画放映で

視聴率という結果が出ることは同じだと思うのですが…








日本でもテレビ映画制作始まる

2018年02月14日 22時32分37秒 | Weblog


テレビ局が開局されて

スタジオのテレビドラマ(生)に

まじってアメリカから輸入された

テレビ映画が放映されました、

やがて、日本の映画会社も

テレビ映画を制作するように

なります…





アメリカのテレビ映画がどうして

劇場映画とおなじ35ミリフィルムで

スタートしたのかわかりませんが…

日本では最初から16ミリフィルムで

制作しました。

ザ・ガードマン #23 中村玉緒、渡辺文雄 、炎加世子



テレビ局のテレシネ室の映写機(プロジェクター)が

16ミリフィルム用なので、

テレビ映画制作も16ミリフィルムで始まった

のでしょう…

劇場映画制作の35ミリフィルムでつくる製作費

と、テレビ映画として幅の狭い16ミリフィルムで

制作する製作費はずいぶん違うはずです。








アメリカからのテレビ映画

2018年02月13日 23時15分38秒 | Weblog


日本でテレビ放送が始まりました

最初は、テレビ番組はすべて

生放送で生番組でした

勿論、ドラマも生放送でした。




放送時間が来ると、ドラマのスタジオでは

ADさんの「放送5秒前…4、3、2…」の号令で

スタートしていました。テレビ局では、

生放送ばかりでは疲れるので、アメリカから輸入される

テレビ映画が放映されていました。


TV 1958 (1960日本) サンセット77


「サンセット77」、「ハワイアン・アイ」、

「ロー・ハイド」、「ベン・ケーシー」…

など、ハリウッドで制作されたようです。

これらテレビ映画は劇映画用カメラと35ミリ

フィルムを使って制作されたようです?…

それをテレビで放映するのにテレビの

テレシネ室、プロジェクターにかかるように

16ミリフィルムに縮小プリントされていました。

35ミリフィルムで撮られたテレビ映画は

16ミリフィルムに縮小プリントされても

鮮鋭なピントと豊かな階調の映像でした…






テレビ局のテレシネ・プロジェクターは16ミリ

2018年02月12日 23時18分31秒 | Weblog


テレビ映画は16ミリフィルムで制作されて

テレビ局テレシネ室のプロジェクター(映写機)から

放映されます。プロジェクターは16ミリです。

毎日のニュース番組の取材も16ミリカメラです。



映画撮影所で制作する映画は35ミリ巾フィルムを

使用しています。それに対してテレビ局で放映する

ニュースの取材や、テレビ映画がどうして35ミリ

フィルムより幅の狭い16ミリフィルムが使用されるか

わかりません

映画フィルムの処理には、現像処理、編集処理が

必ず必要です。フィルム幅が大きくなると、現像処理機材

編集機材が大げさになるので、テレビのフィルム番組は

16ミリフィルムでスタートしたのかもしれません。