大阪市の新朝日ビルから取材で飛び立った
ヘリコプターの話を書いていました。
それが、ヘリポートの土台の新朝日ビルの話に
なってしまいました。
… … …
ヘリコプターの話に戻ります。
最近のテレビのニュース番組では,
ヘリコプター取材が欠かせません。
事件発生の入電で,
一番に飛び出せるのはヘリコプターです。
交通渋滞もなく、また、山の頂上でも谷間でも
事件現場の上空にすぐ到着できます。
この第一報でニュースをつないでいる間に,
そのごの取材をどうするか決めます。
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ラジオでヘリコプターを主役にした番組がありました。
日本中,自動車が溢れてきました。
ロサンゼルスの上空をヘリコプターから交通情報をやっているという
映画からヒントを得て,
1967年(昭和43年)にラジオで、
「空からこんにちは」が始まります。
ヘリコプターのパイロットが
接話マイクをつけています。
空から下の道路の名前,
交通状態を一目でわかるのは
パイロット以外にはおりません。
スタジオの局アナ(放送局のアナウンサーの略)の
「××道路はどうですか…」
パイロットは下の道路の車の混み具合を
「かなり混んできています…」
と応答します。
局アナが
、
「次は▼▼方面をお願いします…」
パイロットは交信用語ですかさず
「ラジャー(了解)…」
と返します。
このラジャーが世間で流行り言葉になりました。
また、パイロットは輪番です。
パイロットの○○さんは話が上手だ。
輪番の局アナの▲▲さんのときは面白いとか,
パイロットとアナウンサーに人気が出ました。
放送時間も午後,午前の二回になり、
約10年ほど続きました。
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そのうち、大阪府下の道路の渋滞が常習化して
番組の存在意義が薄れました
警察の交通センターもコンピューター化されて,
交差点のセンサーの精度も飛躍的に
向上しました。
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「空こん…」はヘリコプター無事故のうちに終わりました。
いまから、四十数年まえの話です…。