初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

コンパクト・デジカメ・④

2010年04月30日 22時03分32秒 | Weblog


つつじが咲き始めた錦織公園(にしこおりこうえん=大阪府営・富田林市)の

29日は,連休の初日で,家族連れや花見客で満員でした。

29日は、人出で写真は無理なので、明日来ようと決めました.

明日に備えて撮影場所を決めながら歩きました.

              … … …

今日はゴールデンウィークの間の普通の日の30日です。

駐車場は昨日と変わって空いていました。




コンパクトデジタルカメラを使い始めて

まず、戸惑ったのは,

透視ファインダーがないことです.

カメラ背面に,2、5インチの液晶画面が

付いているだけです.

その液晶を見ながら写真を撮るのです。

顔から,カメラを離さないと、液晶画面が見えません.





デジカメは、カメラを顔から離して宙に浮かして,

撮らなくてはなりません.

そして、今、撮った写真が液晶画面に表示されます.

液晶画面は見る角度によって、白っぽくみえます

周りが明るいところでは,画面がよく見えません.

デジカメに慣れてくると、液晶画面では

,露出の適否がわからないことが

わかってきました.






だんだんデジカメに慣れてくると,

液晶画面を気にしないことにしました.

なるべく,肉眼で,カメラの位置を推定して,

そのあたりを2,3枚、

カメラを少し左右,上下に動かして撮るようにしました.





散歩から帰ってから,パソコンに映像を取り込みます.

液晶画面で気になっていた白飛びもディスプレーで改めて,眺めると,

大丈夫だということがわかるようになってきました.










コンパクト・デジカメ・③

2010年04月29日 21時34分28秒 | Weblog



昔は銀塩カメラを散歩カメラにしていました.

フィルムは,12枚撮り,24枚撮りです。

散歩のたびに1,2枚シャッターを切るぐらいでした.

3年前から散歩カメラはコンパクトデジカメになりました。

デジカメは,現像などの後処理が全くありません.

デジカメはフィルムの代わりにSDメモリーに映像を記録します

そしてパソコンのディスプレーで気に入らなければ,消去するだけです.

デジカメになって毎日,撮る枚数が増えてしまいました.




テレビで,ちょっと気になる番組をとりあえず,

ビデオに撮っていました.

結局,後で見ようと思っていた、そのビデオを見ないままで

次にその上に重ね撮りしていました。

それに似て,ちょっと気になる風景や花をとりあえず

カメラで撮っておいて,帰宅してから,

パソコンのディスプレーで見て,

結局消去してしまうのに似ています.

デジカメになって,イージーに撮るようになってしまいました.









35㍉銀塩カメラでの撮影枚数は,長くて36枚が限界です.

モノクロフィルムで、自分で処理できる枚数が36枚です.

特別に作られた、マガジンを使うと,250枚が撮影できます.

長尺フィルムは100フィート(30㍍)です.

250枚は、フィルムの長さで約10㍍です。

その長いフィルムは自分で現像処理が出来ません.

町のラボラトリーに依頼しなくてはなりません.



私の使っているコンパクトデジタルには、

2ギガのSDメモリーを使っています



そのメモリーは,600枚ほどの容量があります。

銀塩カメラのように、特別のマガジンを使うことなく

デジカメは,そのままでいくらでも撮れるのです.




銀塩カメラでは,250枚のマガジン3本分です。

デジカメは電池が続く限り,いくらでも撮れることになります.

銀塩カメラではめったにしなかった,連写も

デジカメでは,気軽に出来るようになりました。









コンパクトデジカメ・②

2010年04月28日 20時45分01秒 | Weblog



写真は,「クルッと関西」という大阪の阪神,阪急,京阪,近鉄に

各私鉄の路線バスで共通で使える回数券です。

写っている車両は、南海特急こうや号です.

こうや号は,高野線なんば→極楽橋間を走っています




20数年前にソニーからデジタルカメラ、「マビカ」が発売されました。

このニュースを新聞で見てからデジタルカメラが気になっていました.

最初は,びっくりする価格でした。

そのうち、CCDの画素数も増えてきます。

それにつれてカメラの価格もどんどん下がって

私に近付いてきました.

長年、私の趣味の写真は銀塩カメラです。

3年ほど前から私はコンパクト・デジタルカメラに

変わりました.

私は,銀塩からデジカメに変わっても

違和感はありませんでした。

              … … …

デジカメで写真を撮るとカメラ背面の液晶画面に、

いま撮った写真が

表示されます

これは今までにない体験です




ただ、コンパクトデジタルの、オートフォーカスが、

コントラスト式なのでピントが合うのが遅いことです。

被写体にピントを合わせるのに,ピントの山の前後を

行ったり来たりしてピントの山を探るので,

ピントが合うのに時間がかかることです.




しかし、コンパクトデジタルカメラはコントラスト方式以外に

見つからないのでしょう.

この遅いピントに慣れなくてはしょうがないのです。

光学的な透視ファインダーがないのには,少し困りました。

まわりが明るいところではファインダー代わりの液晶画面が

見にくいのです。





CCD光電面と電気的にファインダーの液晶画面が直結ですから.

電気的な一眼レフです。

花のクローズアップなど、

透視ファインダーカメラではパララックスありましたが、

デジカメは,パララックスがまったくありません.





デジタル一眼レフは銀塩一眼レフの

ペンタブリズム、ミラーが付いています.

最近,ライブ・ビュー・ファインダーで、

シャッターを切る直前まで,

液晶画面に映像が映っています.

デジタル・一眼レフのペンタプリズム,ミラーはどうなるのでしょう.

オートフォーカス機構(位相差検出)が銀塩カメラと同じ方式で,

ピントが合うのが、銀塩一眼レフのように早いので,

銀塩カメラの一眼レフ方式は

当分,続くのでしょう.









コンパクト・デジカメ・①

2010年04月27日 17時57分06秒 | Weblog



散歩に出かけるときは,

コンパクトデジタルカメラを持って出ます.

このデジカメが,私の散歩カメラです。

毎日,20数枚は撮ります.

目についたものは何でも撮ります。

ブログに添付する写真用です。

             … … …

学生時代からカメラを持って歩きました。

毎日,最低1枚は撮ろうと心掛けていました。

銀塩カメラからデジカメになって、

いままでの人生で、いまほど,

写真を撮ったことはありません.





銀塩カメラ時代は,ふと気を引かれた風景、

目にとまった路傍の可憐な花。

微妙な人物のスナップなど

その場,その場でむやみにシャッターを切るのは,

「チョロ・スナ…」(チョロッと、浅い考えで撮る)という意味で、

自戒していました。

1日,1枚、撮るのがやっとでした。

カラーネガフィルムは24枚撮りフィルムを同時プリントすると

代金は,1000円になります.

プリント1枚の代金(ネガフィルムを含めて)が41円になります。

24枚中いらないネガ,プリントはわんさと出来ます.

それがどんどん増えていきました.

カラーネガフィルムをルーペで見ると,

被写体にピントが合っているのか、

ネガフィルムの露出が適正かぐらいまではわかりますが,

被写体の表情や風景の発色はわかりません.





テレビにつないで,カラーネガが陽画で見える,

ビュアーが現れました.

この機械を使って同時プリントをやめて、

表情の良いスナップや、風景写真をセレクトして

プリントを依頼するという虫のいい考えが浮かびました。

現像済みのネガフィルム(陰画)をネガキャリヤーに入れて,

機械に挿入するとつながれたテレビで、

カラー・ネガが陽画に反転して見える機械が

発売されました.

この機械の欠点はつながれたテレビの解像度が問題でした。

ネガフィルムのピントが合っているのか、

わかりづらかったのです。










リークポイントワン

2010年04月26日 20時21分50秒 | Weblog


Y君の家は,京都の西大路丸太町(にしおおじ・まるたまち)か、

大将軍(たいしょうぐん)辺りにあります.

何故か,Y君一家はお寺に住んでいました.

                … … …

当時,LPレコードが輸入されると,

この素晴らしいLPレコードの音質を損なうことなく、

スピーカーに導くために,色んな回路,製品が出回りました.

ハイファイという言葉が流行りました.

Hi Fi、と書きます。High Fidelity(ハイフィデリティ)

高忠実度再生という意味です。

音質の良いアンプは,ハイファイアンプと言われていました。




お寺には、なんと、イギリスの有名なハイファイアンプ

「リークポイント・ワン」が置いてありました.

それにレコードプレーヤーはイギリスの

「ガラード・オートチェンジャー」があります。

このふたつだけで、私はびっくりしてしまいました.

スピーカーシステムはなんだったか覚えていません.

             … … …

SPレコードのときは、手でレコードの溝に

ピックアップを下ろしました.

LPレコードは手で操作してはならない.

「オートチェンジャー」で演奏させなくては,

LPレコードに良くないと言われていました。

ガラードのオートチェンジャーはそういう意味で理想的です。





レコードから流れてくる微弱な電流を増幅する

プリアンプは独立したシャーシーに

組まれてケースに入っています.

プリアンプを通った音声電流は,

メインアンプに導かれます.

メインアンプの出力菅は4極ビーム菅、KTー66(けいてぃろくろく)が

使われていました.

メインアンプも,独立したシャーシーで

ケースに入っています。.

再生装置のプリアンプとメインアンプに

安定した電流を流すため

定電圧放電管を使った,余裕の電源部です。

これも独立したシャーシーに組まれていました.

              … … …

当時,有名はハイファイ再生装置は,

プリアンプ,メインアンプ,電源部の

3つに装置が分かれていました.

その後,回路が改良されて,3つの装置を1つにまとめた

アンプが主流になります.

オーディオアンプはプリアンプ,メインアンプ、電源部,が

1つになりました。

「スリー・イン・ワン」アンプといわれるようになりました。





レコードはこれも英国のH・M・V(えっちえむぶい)の

レコードで,

フルトベングラー指揮のシンフォニー、

ダヴィッド・オイストラフの

ヴァイオリンを聴かせてくれました.

               … … …

Y君の家の商売は何だったのでしょう。

ドイツ製のカメラもふんだんにあるし

先端のLP再生装置もある。

そしてお寺に住んでいる

このコントラストが不思議でした。











LPレコード

2010年04月25日 20時09分30秒 | Weblog



Y君がLPレコードを聴きに家へ来いというのです。

その前に,私のレコード事情を書きます.

私のレコードプレーヤーは,赤井電機のフォノモーターと

小林理研のクリスタルピックアップで

6ZP1ー12FK(傍熱・半波整流)シングルアンプです。

レコードはもちろん,SPレコードです.

SPレコードは78回転(一部に80回転もありました)の

レコードで下に落とすと割れます.

シェラックという天然樹脂の黒い盤で

スクラッチ・ノイスの雑音の中から

音楽が聞こえてきます.

両面に録音されていますが,

片面の演奏時間が3分ぐらいで短いのです.

クラシックを聴くときは,何度も何度も,

レコードを取り換えなくてはなりませんでした.





戦後,アメリカから大量の軽音楽の

レコードが入ってきました.

ドリス・ディの「センチメンタル・ジャーニー」をはじめ

ビクターからはS盤、

コロンビアからはL盤というシリーズで,

アメリカから軽音楽のレコードが発売されました。

まだ、Jーポップなど無いときです.

              … … …

1948年にアメリカで,新しいレコード方式の

LPレコードが発売されました.

(ロング・プレイング・レコード=長時間レコード)の意味です.

次の年,1949年にRCAから

ドーナッツ盤(EP盤)が発売されました.

              … … …

京都・四条高倉(京都・大丸百貨店のそば)の

アメリカ文化センターで

LPレコードを聴かせてくれることがわかりました。

係の女の子が聞かせてくれました。





LPレコードを聴いて驚きました.

スクラッチノイズが全くありません。

78回転のレコードのスピードになれている私に,

LPレコードは,早いテンポの音楽でも

33・1/3回転で非常にゆっくり回っています.

しかも、シンフォニーの1楽章をレコードを変えることなく

連続して再生されます.

音質がすばらしいもので私は、LPの虜になりました。

そのLPレコードと再生装置がY君の家にあるというのです….









スーパー・セミ・イコンタ

2010年04月24日 18時35分03秒 | Weblog


高校時代の「写真クラブ」に、

京都寺町の写真機店の息子、

N君がいました。

店に陳列しているカメラを

いろいろ見せてくれました.

ブロニー判の,マミヤシックス,セミ・ミノルタ、パール,

二眼レフのミノルタ・コード。

35㍉フィルムのミノルタA、マミヤ35,ミノルタ・メモ,

ペトリ(栗林光学)など,

もちろんフィルムを装填して試写はできません.

シャッターの音を聞くだけです。

写真を撮るのも好きですが,

カメラをいろいろ手にとって

眺めるのが好きです。

N君のおかげで珍しいカメラを

知ることができました.





大学の「写真研究会」に入ると,

新しい友人が多くできました.

そのなかにY君という不思議な友人がいました。

珍しい西ドイツ製のカメラをいろいろ持ってくるのです。

中でも,私がびっくりしたのは,

ツァイスの通称「スーパー・セミ」の

スーバーセミ・イコンタでした。

ブロニー・セミ判カメラ、

いまの645判(ろくよんご)です。

ドイツの敗戦でツァイス社が,

東西に分割されていました。

西ドイツ側のツァイスが「ツァイス・オブトン社」です。




スーパー・セミの,レンズは「オブトン・テッサー」75㍉です。

3群4枚の名玉テッサーですから憧れのレンズです.

連動距離計はドレイ・カイル式、がついています。

シャッターは,コンバー(デッケル)です

              … … …

Y君が家へ遊びに来いといいました…。









オープン・フラッシュ

2010年04月23日 18時59分24秒 | Weblog


来年、わが「写真研究会」(OB会を含めて)が

60周年というので、

昔のことを思い出しています。

                   … … …

高校の写真クラブに学校側から,記念式典を

撮影しろと言われました.

高校の講堂はあまり明るくありません。

写真クラブで相談して、

フラッシュを使って撮影することに

なりました。

              … … …

当時は,フラッシュといっても,

乾電池の入ったフラッシュガンとフラッシュバルブでの撮影は

一般的ではありませんでした。





マグネシウムの粉末を使った「ぼん焚き…?」がありました。

この道具が友人のN君の写真機店にありました.

「ぼん焚き」はL型の金属製の形をしています.

この発光器の後に巻き上げレバーが付いています.

レバーを廻すと中のゼンマイが巻き上げられます.

発光器は、百円ライターとよく似た構造で,

回転するヤスリと発火石があります。

そこへ、マグネシウムの粉末を瓶から出して,

発火石の上に盛り上げます.

まず、カメラのシャッターをバルブにしておきます.

撮影寸前にシャッターを開きます.

すかさず,発光器のレバーを引きます.

発火石に接したヤスリが回転します。

発火石の火花がマグネシウムに引火します.

「ボッ…」

と音がして,閃光が走ります.

そして、もくもくと煙が上がります.

閃光が光ったら,

カメラのシャッターを閉じます.





その後,フラッシュバルブを使った,

フラッシュ撮影が普及します.

フラッシュバルブの点火時間、バルブに電気を通じてから,

点火(閃光)までの

時間が不安定なのと,シャッターが開ききったときに

発火(閃光)と同調するか不安定でした.

確実に撮影するにはマグネシウム時代の

オープン・フラッシュの方法がよくとられました.





その後,フラッシュバルブもフラッシュガンも

進歩して,BCタイプのフラッシュガンが現れます.

BはバッテリーのBで、積層電池を使います.

CはコンデンサーのCです.

高圧の電池の電気をコンデンサーに蓄電して

カメラのシンクロ接点が閉じられると,

フラッシュバルブにフラッシュガンの

コンデンサーから高圧の電流が

一気に流れるという構造でした.

              … … …

その後、ストロボ時代になっていきます。













カメラの購入

2010年04月22日 19時33分00秒 | Weblog



新しいカメラを購入するのは、楽しいものです。

包装されたカメラを開封すると

新しいカメラのにおいがします。

銀塩カメラは、フィルムを入れなくては

カメラは動作しません.

まず、フィルムを入れないで,空シャッターを切ります.

シャッターの音を聞きます.





カメラの裏蓋を開くと,フィルムゲートが現れます。

カメラの裏蓋に,フィルムゲートにフィルムを押さえる

プレッシャープレートがついています.

新品のカメラだと,このプレッシャープレートに,

透明なシートが貼り付けてあります.

「カメラを使うときに,このシートを外して,

フィルムを装填してください」.

と白い字で注意書きが記されています.

このシートを外すと,

いよいよカメラを使い始めることになります.

             … … …

銀塩カメラには,個性の豊かなカメラが沢山あります.

銀塩カメラも昔からの名機があります。

クラシック・カメラです.

クラシック・カメラもいったん欲しいとなれば、

気を静めるのが大変です。





銀塩のクラシック・カメラは,店頭に並ぶまで,

どのように使われていたのか分かりません.

まず、フィルムがその機械にどのくらい通されたのか

見極めなくてはなりません.

フィルムの使用量がシャッターを何回切ったかが予測されます。

それには、フィルムゲートのプレッシャープレートを

ルーペ(拡大鏡)でながめます.

フィルムを沢山使ったカメラは,細かいキズがプレートに付きます.

カメラの裏蓋を開いて,レンズシャッターをT(タイム)で開いて,

明るいところにカメラをかざしてレンズの状態を調べます.

裏蓋が蝶番で開くカメラは良いのですが,

バルナックライカの裏蓋のないカメラでは,

どうして、プレッシャープレートを見るのでしょうか,

レンズを外して,フォーカルプレーンシャッターをTで開いて,

カメラ前から見るのでしょうか.

             … … …

デジカメも年数が経って,中古カメラが

店頭に並ぶようになってきました.

デジタルカメラは、フィルムゲートも

プレッシャープレートもありません

中古のデジカメの状態をどうして調べるのでしょう.

             … … …

購入したカメラをしみじみ眺めながら

傑作写真をと夢見るのですが、

おカネのためとはいえ、私なんかに買われて,

気の毒に、そのカメラに一瞬,同情します。










魚眼レンズ・③

2010年04月21日 20時02分34秒 | Weblog


ケンコー魚眼アタッチメントでABC放送センターの

フルショットは珍しがられました

社内報の表紙や絵はがきの写真としては、

サイズが小さいので魚眼アタッチメントのアラが目立ちません.

安価な、ケンコー魚眼アタッチメントは,

サービスプリント,KGプリント、せいぜい2L判まで

アマチュアが手軽に魚眼レンズの雰囲気を楽しむレンズだと考えています.

それを、会社の大事なPRパンフレットに

このアタッチメントを使用するのはどうでしょう。

              … … …

パンフレットを作るのなら,正式のニッコール魚眼レンズで

という条件で,引き受けることにしました.

Fish-eye,NIKKOR F8 8mm をレンタルしました。

このレンズの画角は完全、180度です。





画角が完全,180度ですから、ファインダー(外付け)を見ると,

余計のものが色々見えます

カメラはニコマートELを使いました.




カメラ側のビルの壁が写らないように、

カメラを取り付けた,三脚をすぼめたまま窓から出します.

ビルの窓から三脚に付けたカメラを空中に出すのですから,

カメラに命綱(ロープ)を付けました。

カメラを落としたら、歩道の通行人に危ないからです。

魚眼レンズのバックフォーカスの関係から、

カメラはミラーアップします。

一眼レフのファインダーは見えません.

ミラーアップしますから、カメラの露出計も連動しません.

180度の画角は,僅かなカメラの位置の

ずれで画面が大きく変わります.





カラーリバーサル,カラーネガフィルム,モノクロ、と

三本立ての撮影になりました。

Fish-eye NIKKORの描写は素晴らしく,

画面の周辺まで,像が流れることなく,

シャープに撮れました

              … … ….

数万円のレンタル料に難色を示した、PR関係者も,

仕上がりを見て,納得しました.

ABC放送センターの前は南北に通る難波筋です。

湾曲して端から端まで完全に写っています.





パンフレット1枚だけというのも、勿体ないと思ったのか,

記念品の,テレホンカードの図柄にも使用していました。

             … … ….

魚眼レンズによる描写は,独特のものですから、

魚眼のカットがいつも使えるとは限りません.

1度使うと当分は使えません.

             … … …

いくら、写真好きでも,高価な魚眼レンズを

購入する気持ちはわきません.