初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

信濃丸の機関室

2015年11月02日 23時30分49秒 | Weblog


引き揚げ船、信濃丸で、親しくなった船員さんを

私室に訪ねると、早速、機関室へ

連れて行ってくれました

… … …

機関室のドアを開けると

ゴーン・ゴーンと音が下の方から

聞こえてきます。

ドアの内側は太い針金の金網の床です

網の間から遙か下の船底まで見えます



巨大なシリンダーにピストンが

上下に動いて、クランクには

太いシャフトが繋がっていて

ぐんぐんまわっています

… … …

蒸気機関車のシリンダーとピストンと

同じ構造です。蒸気機関車のエンジンは

横向きに取り付けられていますが、

信濃丸の蒸気エンジンは

縦方向に取り付けられていました

シャフトの遙か先の船外にはスクリューが

付いているのでしょう



金網の床についている

鉄製でスケスケの階段を怖々歩いて

船底に到着しました

私の横はクランクに取り付けられた

巨大なピストンがドーン・ドーンと

上下に激しく動いています



落ち着いてまわりを見回すと

機関士さんが、油差しを持って

クランクの油差しの穴、

シャフトのベアリングなどに

頻繁に油を差して歩いています

… … …

どうしてそんなに油を差していくの…

と船員さんに聞くと、

1900年に建造された信濃丸がいまも

エンジンが元気に動いているのは

油を切らさないよう大事にしているからだと

ニッコリと船員さんは笑っていました。







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