初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

ケツカッチン②

2008年12月23日 18時28分03秒 | Weblog
 昨日の話題、ケツカッチンで、わかりやすい写真を見つけました。
 写真でのカチンコは外国の現場なのか少し日本のものより大きいです。
日本のものは、助監督の尻のポケットに入るくらい小さなものです。カチンコを持っている女性は、スクリプターのようです。現場で監督の横にいて、出演者の持ち物が右手か、左手かなどから、撮影カットの長さをストップウォッチで記録します。仕上がりの編集にも立ち会う女性です。男性スタッフの中の紅一点ですから、しっかりした女性です。
 番傘をさして歩いている武士が、横丁を曲がると番傘を差していなかった場面がありました。明らかに記録ミスです。

 京都の太秦(うずまさ)は日本のハリウッドと呼ばれていました。京福電鉄太秦駅の出勤時間には映画関係者のラッシュです。太秦駅の右側は東映撮影所、左側は大映京都、次の帷子の辻(かたびらのつじ)駅は松竹太秦撮影所です。出勤の関係者の
なかに混じって、大部屋の女優さんも大勢いました。どうしてこの娘が売れないのかと思うほどビックリするような美人も大勢います。

 外国の映画祭の賞をよくとっていた大映は「映画は大映」のキャッチフレーズで「夜間は東映」「火事は松竹」と続きます。東映は第二東映まであって、残業の多い撮影所で、深夜までこうこうとオープンセットが輝いていました。月給を本人には本給、奥さんには残業代を渡していて、奥さんが主人の残業の後押しをさせたとの噂をききました。「火事は松竹」は、松竹京都下加茂撮影所のフィルム倉庫の火事で、黒煙を上げて貴重なフイルムを全部失うことがありました。

 その後、広大な広さの東映撮影所は縮小されて、跡地の利用に「東映映画村」を作りました。これが予想外のヒットで、のちの「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」のヒントになったと思われます。


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