初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

高倍率ズームレンズ

2009年01月01日 14時13分52秒 | Weblog
 テレビ放送が軌道に乗ってから間もなく、カラー放送が考えられました。それまで、白黒映像は家庭で、カラーは総天然色映画の映画館でと住み分けられていたのですが。
 アメリカで公聴会を開いてNTSC方式に決まりました。それ以外の国はPAL,SECOM方式も決まりました。肝心の白黒映像のイメージオルシコン管をカラーにすると、どうもよくありません。
 オランダのフィリップスからプランビコン管を使ったカラーカメラが出現しまた。色彩も鮮やかに再現され、派手好きのアメリカで評判になり広がってゆきました。イメージオルシコン管の場合は水彩画のような描写でしたが、プランビコン管のカメラは油絵のような印象でした。輸入されたカメラは、固定レンズをやめて、英国のテーラーホブソン社のズームレンズが最初からついていました。

 カメラが国産化された時も、ズームレンズで始まりました。テレビカメラは、撮像管の映像を本線とファインダーに分岐する電気的一眼レフですから、ズームレンズには都合がよいのです。
 早速、各光学会社のズームレンズの倍率競争になりました。
 最初は7倍から始まって、10倍、14倍、18倍、22倍、30倍、40倍、55倍、80倍と進んでいます。
 甲子園のセンター約120メートルのP-C担当カメラからバッターの大写しが撮れます。レンズが高倍率になると、年一回の分解整備が必要になり、高額の費用がかかります。それに、目方が二十数キロの重量で、運ぶのが大変です。

 写真用カメラのペンタックスからズームレンズ付き35ミリカメラが発売されて、映像の世界はすっかりズームレンズ一色になりました。
  

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1 コメント

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甲子園 (yarada1)
2009-01-03 23:07:15
センターからの映像が全く動かないのがわかりました。投手、捕手、打者、球審のアップしか写りません。もっと、ズームアウトしたり、パンしたりすれば二塁手や二塁走者の動きが見えるのにと、いつも思っていました。とらきちの願いです。
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