早撮り監督(はやどり)の異名を
持つ渡辺邦男さんの思い出話。
劇映画制作の基本?として
中抜き手法は、どんな監督さんでも
行います。しかし、渡辺監督は
徹底していました。
ー ー ー
時代劇「忠臣蔵・前後編」の
撮影現場での渡辺監督の
采配は凄いものでした。
前後編2冊の台本から
同じスタジオセットのところを
選んで、 …
スタジオ・セットで助監督さんが
「次は後編台本の××頁です」と
叫びます。スタッフは早速、準備を
始めます。
このシーンが撮り終えると再び
助監督さんは叫びます。
「次は前編台本の××頁です」と
このように前後編入り混じった撮影で
担当スタッフの頭の切り替えが
大変でした。
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