けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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3日間のセミナーが終りました。

2020-01-20 16:00:49 | 圓功禅拳、古武術

昨日、セミナーが終り、本日岡本師範が日本への帰途につかれました。
本日は、水曜の朝まで滞在される、米山師範とゆっくりと観光などをして過ごしました。

さすがにかなりエグゾーストしてしまったので、詳細は後日お話いたします。
楽しく、厳しく、素晴らしい時間を過ごすことができました。そして、東洋医学に臨床にも役立つ数々の経験をすることもできました。

快く道場を使わせていただきました、ワールド大山空手の斉藤武先生に心より感謝もうしあげます。

漢方アメリカOnline
http://www.kanpouamerica.com/

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セミナー初日が終りました。。

2020-01-17 14:15:45 | 圓功禅拳、古武術


1月17日のセミナー初日が無事に終りました。
初日は平日金曜日であるにもかかわらず、15名以上の参加者がほぼ終日岡本師範米山師範の講義と実技に聞き入っていました。

ワールド大山空手のSan Mateo道場を会場として謹んで拝借させていただきました。
道場主の斉藤武先生に、参加者一同心より感謝させていただきます。

前々回の記事で申し上げました私の体調不良も、あの時は膀胱炎と夜には39度の熱が出たものの、翌日には収まり無事にセミナー初日を終えることができました。

天佑神助といえましょう。

さて、あと2日間のセミナーを気張っていきたいと思います。

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本日から武術のセミナーが始まります

2020-01-17 04:57:30 | 圓功禅拳、古武術



本日17日から3日間の大東流合気柔術の米国セミナーが始まります。
https://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/2cb2204bc3f01261722f8983a844ef90

今回も岡本眞師範と米山勝彦師範がいらっしゃいました。
昨日は、久しぶりのご対面ということで、これまで独り稽古で培ってきた技や身体操作の熟練度を検証していただいて、いろいろな教えを授かりました。

米国の参加者は大東流、合気道、空手、柔術、中国拳法の練習者で、20代後半から80代の方までがいらっしゃいます。
彼ら米人たちはこれらの武道を納めてきたものの、その師匠の多くは米人であるために、やはり何か物足りなさを感じていたりします。例えば合気道を教えていながらも「あれは実は実践には使えないと悟り(決めつけて)、同時にボディビルをしながら、実践では相手を力でひねり落そうとしてきた人たちです。

しかし、過去に岡本眞師範たちに指一本で制圧されてしまったり、腕の軽いひと振りで吹っ飛ばされてしまい、日本の武術に対する概念が変わってしまい、素直にそういった日本の伝統的な身体操作を自分の武術の取り入れたいと思い参加されています。

興味のある方はこの動画をご覧になってください。
https://www.youtube.com/results?search_query=nihonden+daitouryu+makoto+okamoto
彼らは師匠たちには素直に従いますが、私には「お前も本当にできるのか!?」と言わんばかりに抵抗をしてくる輩もいるので、気が抜けません。私にとっても大変よい修行になります。


漢方アメリカOnline
http://www.kanpouamerica.com/

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武術、ちゃんとしゃがんでいる稽古 鼠径部を緩めるということ。

2020-01-07 07:23:52 | 圓功禅拳、古武術

ずっとトイレ教育を続けていると、ベイリー♀は私が横でしていたこんなしゃがみ方(立ち方?)を覚えてしまいました。これはこれで面白いのですが。大きな勘違いをしています。トイレは相変わらず横に置いてあるピーマットにしてくれません。気長に行きましょうかね。

さて、この立ち方(しゃがみ方)って、完全脱力で、鼠径部が緩んでいて力みがなく、両腕も完全に弛緩していて、理想的な武術的な立ち方ではありませんか。

この記事でのしゃがみ方でふと気づいたわけです。
https://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/4dc6a772d096b8b1317aefdc463b65c1


こういうしゃがみ方ですね。両足の裏を完全に地面につけて、脛や腿は完全に力を抜いていて、おなかも脱力してぽってりと下に落ちています。鼠径部の力を抜き切ってしまうことによってできるしゃがみ方です。体軸はできるだけまっすぐなイメージで、頭頂部から何かに引き上げられている感覚です。


この状態のまま、すっと立ち上がりますと、理想的な立ち方となります。この姿勢で立禅に入ることもできますし、武術的には他者にコントロールされない不動の立ち方となります。感覚的にはリラックスしきって、ポンっと立っている感じです。
天人地がつながって、とても良い気持ちです。

少しイメージとは異なるようですが、この水飲みどりの腰に当たるところの横軸のように、鼠径部が常に緩んでいることが求められます。
https://youtu.be/9rSV-ZO4Xbo

ご清聴?ありがとうございました。。。



漢方アメリカOnline
http://www.kanpouamerica.com/
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武術のセミナーを前にして、稽古にも身が入ります。一輪車、一本歯の下駄、抜刀

2020-01-06 20:17:26 | 圓功禅拳、古武術

あらよっと。 遊んでいるように見えますが、稽古の一環であります。

再来週の1月17日から3日間の武術のセミナーが始まります。
https://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/2cb2204bc3f01261722f8983a844ef90


武術の基本は脱力、抜力です。そしてベイリー♀と綱で微妙につながってバランスをとっているのですが、これが触れ合気の基本です。


一本歯の下駄も大切な稽古です。


力まない、ねじらない、踏ん張らない。。


抜刀は体の軸を力まずに立てて、指力は使わずに手掌腱膜で柄を挟む。丁寧で緻密な身体操作の稽古です。


鞘を引いて、


体幹をねじらずに腰を切って(開いて)抜きます。腕で抜くのではありません。。


一連の稽古を「より小さくして精密に緻密に巧緻にした身体操作」が、鍼灸漢方の臨床の際の脈診、腹診などの触診そして経絡治療に生きています。
いつの日かまとめてこのお話をしたいと思っております。


漢方アメリカOnline
http://www.kanpouamerica.com/
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[The next Daitoryu seminar will be in Jan. 17th-19th 2020]

2019-12-07 07:41:03 | 圓功禅拳、古武術



The first 10 videos, please click this.
https://www.youtube.com/watch?v=Ag1afWwSDPs&list=PLKFdW6e8h_hbGcTh_gdvkP3T75ps0Gidv&index=2


2020 Daitoryu Aiki Jujutsu Seminar
大東流合気柔術

Makoto Okamoto-shihan and Katsuhiko Yoneyama-shihan is honored to introduce to the US, the deep secrets of
the ancient Japanese martial arts. When the theory behind the art form is
understood, the techniques become easier to comprehend. And if practiced
properly, one can also master it.
Every martial art is one truth. If you grasp this concept, you can apply it to any
martial art, healing art, and other art forms.
The purpose of this seminar is to shift your understanding of the fundamental law
of martial arts. I hope you will join us as we unveil the mystery of these far
eastern disciplines.

Seeing is believing . Please go to Youtube and watch “Daitoryu Makoto Okamoto”
or email me japanesemedicine@gmail.com and send you a handout of the basic
theory of the Daitoryu.

Seminar date: January 17th (Fri), 18th (Sat), 19th (Sun) 11am – 5pm
Location: World Oyama Karate San Mateo Dojo
719 South B Street (At 9th Ave.) San Mateo, CA 94401
Fee: $100 each day

You are welcome to attend a single day, two days, or all three days. Of course
the more days you attend, the more valuable information you will gain.
you can join anytime
We kindly ask that you are fully engaged during the lecture and you do not take
video. We will have our staff taking video of the seminar.

Kei Kurotani, Ph.D
650-697-3123
japanesemedicine@gmail.com


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2020 大東流合気柔術米国セミナー用、基本術理の解説(日本語版)

2019-11-17 07:32:48 | 圓功禅拳、古武術


この記事の日本語版です。
https://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/f7d9930e5ed6f361da3e158ecffdb9eb

一般的な武術の多くは、膂力、いわゆるアームパワーを中心とした強い筋力と、スピードとタイミングを最大限に活用することによって勝者となることができます。

これは、腕っ節の強い者、スピードの速い者、体の大きい者が勝者となります。強いものが必ず勝つということです。
しかし、これでは、力の弱い者、若くないもの、体の小さい者はたまたまタイミングが合ったラッキーパンチでしか、勝つことができません。勝つどころか、自己防衛もできていないのが現状です。

しかし、本当の武術の世界においては、老人や体の小さいものでも、達人といわれる人たちがいることも事実です。

残念ながら、そういう人たちの体得したものは秘伝とされるか、あるいはその理合を教えることに不慣れな天才だけがその技に到達したために、いつしか、その真髄が伝わらずに失伝してしまいました。

現在、多くのアジアの武術は、基礎の稽古は簡単に終わらせ、そのあとは少しばかり型の稽古をして、そのまますぐにスパーリングに入ります。人の体に本来備わっている、素晴らしい可能性に気付くことなく、ほぼいきなりスパーリングを始めてしまうことで、いつの間にか力とスピード重視に堕してしまっています
古来の型の中には、多くの重要な秘伝が隠されていることに気付く人は少ないのが現状です。

日本伝大東流合気柔術では、ほかの武術と同じく、固め技、投げ技、打撃系技術が存在します。
しかし、それらの型や、技を習得するための大事な身体操作の稽古を徹底的に行います。
この身体操作の稽古を充実させることによって、力の大小、スピードの有無、体格の大小などに左右されない技を使いこなす体が出来上がります。

「手の内」「表層筋群」「深層筋群」を微妙に使い分ける稽古から始まります。
これに、相手と自分の体の各所に存在する重心の制御と、軸のコントロールに心法を加えることにより、武術的な身体操作が可能となります。

1.手の内:ぐい飲みの手の稽古に始まり、指と手首は極力やわらかく保ち、手掌部に張り付くように存在する、手掌腱膜を使ってつかまれた腕や手首を通して相手を制圧したり、この手掌腱膜の動きを相手の体に浸透させて、打撃を加えたりします。

2.表層筋群:主に僧帽筋、菱形筋、胸筋、前鋸筋、腹筋、広背筋及びそれに連なる腱や靭帯を使って、腕や肘の筋肉を使わずに、相手に影響を与えます。

3.深層筋群:とくに腸腰筋群といわれるところの、腸骨筋と大腰筋及びそれに連なる腱や靭帯を指します。
これらは主にお辞儀をするときに使われる筋肉群です。お辞儀をしようとしながら、あえてお辞儀をしないことによって発生するちからを、上記の表層筋群のどれかに乗せて、手の内とリンクさせて相手を制圧するのに使います。

ここで気がつくことは、腕のチカラ、いわゆる膂力というものが入っていません。
実は、腕の筋肉は全くといえるほど使いません。むしろ腕っぷしといわれるところの腕、肘、手首のチカラを使ってしまうと、上記の1.2.3.を合わせてできるパワーが止められてしまって、要をなさなくなってしまうのです。

人は格闘技をするときに、相手も同じ人間という動物同士ことで、相手が腕の力で組み付いて来たり、打撃を加えてきたときには、こちらも腕の力でこれを防御することになります。反対の場合もそうで、こちらの動きは同じ人間の腕同士である限り、読まれてしまいます。
すると、どうしても、チカラが強い方、スピードが速い方、体が大きい方が必ず勝つことになります。

しかし、1.2.3.を合わせてできる筋肉群の力は強大なもので、相手の腕一本分のチカラではどれほど鍛え上げていても、これらの合力にはかないません。

腕全体の力を全く放棄して、その腕を体からのパワーを伝えるだけのパイプとしてだけに使い、
柔らかい手首のまま手掌腱膜をつかって、相手とうまく繋がっておいて、1.2.3.を合わせてできるパワーを使うと、一見同じ動きであっても、こちらの腕の力が抜けているために、出所のわからない異常に強い読めない力として、相手に認識されるわけです。

出所のわからない、異常なパワーを感じると、ヒトは、防御反応で固まる、あるいは防御反応すら放棄して、チカラが抜けてしまうという現象が起きてしまいます。
結果的に、
1.自分の体の一部が術者にくっついてしまって取れなって、きりきりと踊らされたように振り回されてしまう。
2.指一本で吹っ飛ばされる。
3.手先からおなかの中まで、ずっしんと響くような衝動が走って動けなくなる。

この時、術をかけている方は、ふわふわと相手をなでる程度しか力感はありません。

相手とうまく繋がって、こちらのエネルギーを十分に伝えるためには、相手の腕をぎゅっと握りしめたり、拳を固く握ってしまっては、そこ で伝達が止ってしまいます。

まずは、手の内を使いこなせること、そして表層筋群を使いこなせること、最後に深層筋群が使えるようになることが、日本伝大東流合気柔術の大切な基礎となります。

© 2017Makoto Okamoto/Kei Kurotani
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The basic theory of The Daitoryu Aiki Jujutsu (Seminar date Jan.17th - 19th 2020 in San Mateo)

2019-11-10 05:50:55 | 圓功禅拳、古武術


© 2019Makoto Okamoto/Kei Kurotani/Aya Matsuba

The basic theory of the Nihonden Daitoryu Aiki Jujutsu.

There are many people who practice martial arts and rely mostly on strength and speed.

Those who utilize the techniques to the maximum usually become the winner or come out on top.

That means, an individual who is young, has a strong arm, a quicker speed, a large body person, etc…becomes advantageous. It also means that a strong individual who possesses these characteristics usually would prevail.

A person who does not possess these qualities may win through sheer luck.

However, in the true world of martial arts, it is a fact that there are people who are said to be masters even those who are physically small, or those who are old in age.

Unfortunately, their skills which are acquired through decades of experiences, are considered to be a secret. Or, they have been lost, and mistranslated by an individual who misunderstood the true theory of martial arts.

In many Asian martial arts schools, the classes are comprised of learning ‘kata’ (forms) and then these forms are used during sparring sessions. Perhaps, many do not understand the meaning of ‘kata’, so they depend on their muscle power and speed.

Only few people grasp the importance and meaning of the traditional ‘kata’.

In Daitoryu, there is the locking technique, the throwing technique, and the striking technique, same as in other martial arts.

However, we should first practice and understand the basics before applying the appropriate techniques and ‘kata’.

What are our basics? This means practicing body manipulation.

Once we understand body manipulation, we can attain a skill level which cannot be influenced by speed, power, or even having a larger muscle size.


Our basic ‘keiko’ (lesson) begins with delicately using the following the parts of our body.

1.Tenouchi (aponeurosis palmaris/Dendons in a palm)
2.Outer layer muscle group
3.Inner layer muscle group

In addition, learning the control of the centroid and axis of each part of our body and psychological approach, enables the physical operation of our practice.

Details about above 1.2.3.

1.Tenouchi (aponeurosis palmaris/Dendons in a palm)
Use Guinomi-no-te (Sake cup hand: details per the seminar day.) To keep the wrist and fingers as soft of possible. At the same time we use the tendons in the palm to link with the opponent. Then we can attack or gain control without it being sensed by the opponent.

2.Outer layer muscle group (trapezius muscle, rhomboideus m., pectoral m., serratus anterior m., abdominal m., latissimus dorsi m.)
We mainly use these 6 muscles to affect the opponent without arm power.


3.Inner layer muscle group (So called Iliopsoas muscle group: Iliac muscle and psoas major muscle)

These are the muscles we use for bowing. we use this force when we are about to bow or when we stop bowing. We allow this force to connect to those- one or more- of the outer layer muscle group, then we link to the ‘Tenouchi’ to affect the opponent.

We then realize that we used zero arm power.
This means, in Daitoryu, we do not use any arm power.
If we use the power of the arms, elbows, or wrists, the resultant force of above 1.2.3. can be stopped by the strength of another arm.

In a physical confrontation, we mainly use our own arm power to attack and defend.

Therefore, as long as we use and rely on muscle strength, we can read and guess the opponent’s movement. Then, no matter if the individual has stronger power, faster speed, or a larger body, he/she will invariably be the winner.

However, the resulting force of the muscle group above 1.2.3. is beyond strength.
The arm power, even with very strong muscles, has no way to match the resultant force of them.

Abandon the arm power all together, and instead, use it as an antennae which transmits the force from the body, and keep the wrist soft and flexible, using the tendons in the palm to link with the opponent. Then, use the above resultant force 1.2.3.

Using this kind of force without any arm power, may appear to the eye as the same movement. When an individual feels this abnormal force, he/she will not be able to understand its source, and the opponent’s whole body will stiffen due to their protective reaction.

As a result, such a phenomenon will occur:

1. A part of the opponent’s body will latch to the person’s hand and his/her full body power will fall under the person’s control.
2. The opponent will be thrown back by one single finger .
3. The opponent will feel the strange force from the hand deep inside his/her body and become immobile.

When we use these techniques, we do not have the feeling of transferring power to the opponent. In Daitoryu, this is called Aiki-force and Jujitu-force.

We link energy with the opponent, and transfer our internal force to him/her. When doing so, we should not grip strongly onto the opponent’s arm, or make a strong fist. In doing so, the internal force will be halted at the fist and the invisible force will not occur.

Once you’ve mastered the above body manipulation, it can be applied to any type of martial arts.

Related Videos:
https://www.youtube.com/results?search_query=daitoryu+makoto+okamoto

© 2019Makoto Okamoto/Kei Kurotani/Aya Matsuba

About the seminar, Please contact;
Kei Kurotani, Ph.D
650-697-3123
japanesemedicine@gmail.com
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[The next Daitoryu seminar will be in Jan. 17th-19th 2020] (video no.60)

2019-09-22 19:57:58 | 圓功禅拳、古武術
[The next seminar will be in Jan. 17nd, 18th, 19th 2020]


2020 Daitoryu Aiki Jujutsu Seminar
大東流合気柔術

Makoto Okamoto-shihan and Katsuhiko Yoneyama-shihan is honored to introduce to the US, the deep secrets of
the ancient Japanese martial arts. When the theory behind the art form is
understood, the techniques become easier to comprehend. And if practiced
properly, one can also master it.
Every martial art is one truth. If you grasp this concept, you can apply it to any
martial art, healing art, and other art forms.
The purpose of this seminar is to shift your understanding of the fundamental law
of martial arts. I hope you will join us as we unveil the mystery of these far
eastern disciplines.

Seeing is believing . Please go to Youtube and watch “Daitoryu Makoto Okamoto”
or email me japanesemedicine@gmail.com and send you a handout of the basic
theory of the Daitoryu.

Seminar date: January 17th (Fri), 18th (Sat), 19th (Sun) 11am – 5pm
Location: World Oyama Karate San Mateo Dojo
719 South B Street (At 9th Ave.) San Mateo, CA 94401
Fee: $100 each day

You are welcome to attend a single day, two days, or all three days. Of course
the more days you attend, the more valuable information you will gain.
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We kindly ask that you are fully engaged during the lecture and you do not take
video. We will have our staff taking video of the seminar.

Kei Kurotani, Ph.D
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japanesemedicine@gmail.com

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ごく精妙なる素振り む、難しい。。

2019-05-12 21:41:39 | 圓功禅拳、古武術

日課の一つに「精妙なる素振り」というのがあるのですが、これがいつまでたっても難しい。
一本歯の下駄でさらに踏ん張れない体の状態で行うので、より良い稽古になります。

若いころにやっていた素振りというと、いわゆる剣道素振りで、重い木刀を思い切り後ろまで振り上げて、刀背が自分の尾骶骨に着くらいまで振りかぶり、次に前に切り下げて地面の直前まで木刀を降ろす。。
この動きを何百回もやってとにかく膂力(りょりょく:腕っぷし)を鍛えたものです。
これは体育的観点から見ると、大変有効で素晴らしい鍛錬となります。

でも、精妙な武術を志す場合、いわゆる剣術の素振りということで、恐ろしいほど精妙で巧緻なる素振りを脱力の極限をもって、ゆっくりと行わなければいけません。体育素振りとは全く違う世界です。


肩は聳(そび)やかさず、腕の力は一切使わずに背中にある肩甲骨を真ん中に寄せる動きで腕を上げる。90度の真上まで上がればそれでいいのです。といいますか、体の構造上90度より後ろにはいきません。


前にも90度(水平)までです。やはり体の構造上それより下にはいきません。

これで使えるの? はい。精密にまっすぐな太刀筋を、肩甲骨の動きだけで実現できると、この動きを止めようとした相手には、一般的には体感できにくい力(勁力)が浸透するので、腰や膝から崩れてしまいます。そしてこちら側には全く力感がなく、とても不思議な感覚で相手を制御できるのです。

そのあとはどうすの? はい。あとは、横隔膜や、仙骨や股関節やひざ下などの腱をうまく操作することによって相手を制御することが可能です。これは今回の素振りの稽古の範囲ではなくなります。


え?これでいいの?なんでお箸を持ってるの?
木刀ではなく、お箸を持っているのは、木刀の柄を無造作に握ってしまうことを防ぐ稽古です。
手掌腱膜を収縮させて親指と人差し指で微妙なねじりと、静止と挟み込みの動きを加えて、掌に余裕を持たせた持ち方が正しい剣の持ち方です。こうすると手首が常に柔らかく、上記の勁力を相手に伝えやすいのです。

少しでも力んでしまうと、刃先が左右にぶれてしまいます。これをダメな例として「小刀刻み(しょうとうきざみ」というそうです。こうなるとせっかく出来上がった勁力が分散してしまい、意味を成しません。
箸での素振りのあとに、小刀や、普通のサイズの木刀で稽古をいたします。

とにかく一切の力んだ力は使いません。指の力は使わず、掌の腱(手掌腱膜)を使い、手首は極力柔らかく、腕の力は一切使わないで、肩甲骨の操作だけでの素振りです。
たかだか、90度の角度の素振りですが、まあ、本当に難しいのです。とにかく脱力脱力、そして精密でまっすぐな太刀筋を実現する稽古です。

脱力がいかに難しいことか、、、毎日毎日考えさせられます。でも、うまくいったときには本当にうれしく、大いなる達成感を感じることができます。

精妙な武術の稽古は、、これがそのまま鍼治療の時の鍼の操作とお灸の火を消すときに人差し指と親指でつまむようにかぶせるときの精妙な力を使う稽古になるのです。

時々この運動場に散歩に来た外人さんに「オー!ストレンジサンダルサムラ-イ。。」いわれます。そこで「わしはチョップスティックサムライだ!(ハシ侍だ!)」と答えてすたすたとその場所を去ってゆくのです。

「さや侍」という映画がありました。。
いい映画です。
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