けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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タイランドにやってきました!

2010-09-21 07:49:48 | 東洋医学全般
いまバンコクにやってきております。

今回は25年以上も前からの家族付き合いで、タイのロイヤルファミリーでもある人たちの要請で、日本の漢方医学と伝統鍼灸医学のデモンストレーションとレクチャーにやってまいりました。

以前から彼らの一族や関連の政府要人に、米国から漢方薬を処方送付してきたのですが、今回はもっと正式なロイヤルプロジェクトのホリスティックメディスンの一環として話を進めたいとの事でした。米国と日本の東洋医学事情や、ホリスティック医療についても語って欲しいとの事です。
ちょっと身が引き締まりますね。。。

そういうわけで今回は、以前よりずっとフォーマルな状況が多いので、スーツ、新しい長い白衣、革靴を持参せよといわれてやってきたわけです。

彼らは私の子供時代からのお付き合いのある台湾人家族と同じで「日本はよい国だ!戦争の時に日本がアジアでしたことは、実はよいことの方がずっと多いのだ。日本人として胸を張っていきなさい。何も恥じ入ることはないのです。」と教えてきてくれた方々です。私のアイデンティティの大きなバックボーンとなった恩人たちです。

15年以上も前、95年から3年半、私はミャンマーのヤンゴン市を中心に日本からの最初で唯一の日本からの鍼灸医学の治療家として、正式に開業をしておりました。漢方薬治療もしたかったのですが、当時のミャンマーでは良質の漢方薬剤が手に入らず、残念な思いをしたのを覚えています。

タイへは時折タイ、ビルマ国境での医療支援活動のときと、バンコクで日本の治療を希望する人たちのために陸路や空路でちょくちょくやってきておりました。当時の両国は今もかなりそうなのですが、その生活様式や文化の発展度合いが天国と地獄の差がありました。

ですので、タイで診療活動をするときは、まさに天国に来たようにうれしくて楽しかったのを覚えております。

滞在中はタイでの様子をブログに書きたいと思います。
いま、ロイヤルファミリーの豪邸でこのブログを書いてます。

ああ、楽しいなあ。。。帰りたくなくなっちゃったらどうしよう?

漢方アメリカOnlineもよろしくお願い申し上げます。

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不妊症の漢方薬治療 3 (婦人科系疾患の一般治療も含む)

2010-09-21 07:31:26 | 婦人科系疾患
前回は桂枝茯苓丸錠(けいしぶくりょうがんじょう)のお話でした。
今回はこの桂枝茯苓丸錠を使う体質で、且つ便秘がひどい方に使う漢方方剤です。
なまえは、桃核承氣湯(とうかくじょうきとう)です。これがタブレットになっているので、名前の後に「錠」の文字をつけることがあります。

これは、体力は比較的あって血の流れが悪くなっている、いわゆる瘀血(おけつ)という状態があって、便秘がきつい方に用います。

これを便秘薬としても使うことができます。
長い婦人科疾患を治療するために、この方剤を1-2ヶ月ほど服用してから、次のステップに行くことも多いです。

また、以前にも少し触れましたが、女性でいわゆる血の道に問題があり、生理不順で便秘で、あるいは出産や事故の後に、何か憑き物がついているような、狂騒状態があるときに、この方剤でおとなしくなることが多いです。

漢方アメリカOnlineもよろしくお願い申し上げます。

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