けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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明日は冬至です。

2010-12-20 15:52:11 | 東洋医学全般

カノムブアンとうお菓子です。ココナツと錦糸卵などが乗っていてうまいんですよ。


今年、日本時間の12月22日は冬至です。
これは一年の中で最も夜が長くなる日で、この日を境にだんだんだんだんと明るい時間が増えてくるのです。

毎日の時間でも、年単位の時間でも、一番明るい、時期から一番くらい時期に向かうのを陽の極みから陰の割合が増えだし、陰の極みに向かう流れを陰遁(いんとん)といいます。

冬至は陰の極みと観るので、これから陽の割合が増え始める流れに変わります。
これを陽遁(ようとん)といいます。

わたくしたち東洋医学を学ぶものは、古来の暦と東洋哲学としての易経を学びます。人体をありがたい宇宙の一部というか宇宙の縮図と考えて観るので、当然これらの東洋的なものの観方を優先するのです。

昨今、西洋医学的な神経学を中心とした治療家が多く、太い鍼をグサッとさして電気をかけておいておいて、その合間に西洋的な病名に沿った漢方薬を調剤するという体たらくです。

どの分野にもいえることですが、まあ、そういう治療家のなかにも、天才的な方がいて、患者さんを治癒に導いている方もいらっしゃるので、いちがいに否定はできません。(私もずいぶん丸くなったものだ。。。。。)

はるか昔、私がまだ日本の鍼灸学校の生徒だった頃、冬至になると西洋医学の解剖学と病理学を教える先生が、「今日は冬至だから授業はやめだ!みんなの年筮(ねんぜい)を立ててやるから覚悟しろよ!」と筮竹を取りして、クラスの生徒一人ひとりの翌年の運気と注意点を占ってくれました。

普段は西洋的な授業を受け持つ先生が、いきなり東洋哲学家に変身して、しゃれで占いをやりだすなんてなんてシブいんだろう!!とクラスのみんなは大はしゃぎでした。

懐かしいなあ。。。

漢方アメリカOnlineもよろしくお願い申し上げます。

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