前回の続きであります。。。。
私はあくまでも落ち着いた声でこの横暴な外人に言いました。
「あなたがわたしの車にぶつかってきたんです。わたしは車線を変えていない。私の車の右側をぐしゃぐしゃにしたのはあなただと思います。」
外人「だからこっちは悪くないんだよ!細かい事は保険会社に言え!ファック!このDeafデフ(つXぼ、聴覚障害者の差別用語)がぁっ!」
野次馬さんからまたざわめきがおこりました。。
「かぱかぱかぱ。。。。!!」「哎唷!!佢講乜嘢來嘅!!!アイヨー!コゥイゴーン マッイェーレイゲェ~~ッ!!重講啞巴嘅嘍喔!咁點得袈!!ジョンゴーン、アッバッゲロウオォッ!ガムディムダッガァ~~ッディウーッ!ディウーッ!アイヨー!やろうなにいってやがんだぁ!Deafデフなんていっていいのかぁっ!ディウーッ!ディウーッ!」
そうこうしているうちに、おまわりさんが到着。男性二人組の白人の警官たち でした。私はこの時にこの加害者の表情が(あ、俺と同じ白人の警官だ!きっと自分に有利になるぞ、、、しめしめ。。)と感じているのを見逃しませんでした。彼は勘違いヤロウです。サンフランシスコをなめてます。。。。
警官の質問に対してこの外人は「オレの名前はティモシーだ。オレが車を発進したときに、この東洋人がオレの車線に飛び込んできたんだ!オレはカリフォルニアの中部から来たんだ。車も新車だったんだ!奴の不注意のせいでフロントバンパーがひしゃげたじゃないかぁっ!」
本官さん「おや?ティモシーさん、、、もう一度詳しく説明してください。」
ティモシー「だから、オレの車線にこの男が飛び込んできたんだ!オレはこのパーキングメーターのところから安全に車を発進したんだ!」
本官さん「あなたが車を発進したんですね。残念ですが、それはあなたの交通違反です。発進する車のプライオリティーは常に走行中の車よりも後になります。これは常識です!」
野次馬さんたちは大声で「好也!!ホウイェーーッ!ディウーッ!ディウーッ!」とか「フンニョーーかぱかぱかぱかぱかぱっkapakapakapakapakaプタゲナ!カパカパカパカパカパカパッ!」などど言いながら拍手してくれました。
あっはっはっはっは!わしの勝ちだ!正義は勝つんだ!と、私も一緒になって大騒ぎをしたかったのですが、ぐっとこらえて。。。少しわざとらしく首の辺りをもみながら、、、、(わしはヤクザかい!)
わし「あーー、、、ティモシーさん。。。さっきからあなたはずっとサングラスをかけっぱなしで顔がわからないんですが。。本官さんの前ではサングラス取りましょうよ。。。。」
本官さん「イェス!グッドアイデアだ。」そこでティモシー君はしぶしぶサングラスをはずしました。
わしはここで大声で、「ハーイ ボギー!ウェルカム トウ サンフランシスコ!」といって握手をしてやりました。握手慣れしたティモシー君は思わず手を出してきて、はからずも私と握手となったのです。
そこでポマードベッタリ頭のフィリピン人の野次馬さんたちが大爆笑!なんか思い切り彼らのツボにはまったみたいです。
「ヘーイ ボギー!」「ボギー!かぱかぱかぱ。。。。」「アイラブユー ボギー!」「家にいらっしゃーい、ボギー!」などと大声で野次が飛びます。ボギー君は目を白黒させながら、あわててサングラスをかけなおしました。
フィリピン英語では「ボギー」というのは「間抜けなハンサムボーイ」をからかうときに使うらしくて、たとえば、怪しげな酒場でお金をボラレまくった間抜けな坊やに、やり手の妖艶なマダムが、カラになった財布を渡しながら「早くママのところにお帰りボギー!。。。」とかましたりするときなどに使うようです。。。え?私の体験談ではありませんよ。。。。。やっぱりボギーの語源は映画の「カサブランカ」かなあ。。。。
本官さんから保険会社に出す書類をいただき、私は皆様にきっちりと日本式の礼をして、その場を立ち去りました。
まずは自分の保険会社に連絡をしてみると、電話に出た担当者は妙に日本のことを知っている人でした。「オー、キューロターニ?、、クロオタニ?あんたジャパニーズかい? オレ、ニンジュツ(忍術)習ったことあるぜ、おれはちゃかちゃかしてるチャイニーズカンフーよりも日本のジュージュツやニンポー(?)がすきだ。ところで地震のあった仙台はもう大丈夫なのかい?」といった感じで拍子抜けをするほど明るい好意的なひとでした。
3日後には相手方の保険会社から電話が入り、この会社から私が提示しておいた目撃証人をやってくれるというジェイさんに確かめたところ、100%相手方の落ち度ということで、一切の費用は相手方もちということになりました。それで、「あなたは弁護士を雇いますか?」と何度も聞いてくるので、私も少し調子にのって「いや~なんか首や腰も痛いんですよね~~眼もなんかちかちかするな~~」といっておきました。(わしはヤクザかい!)
早速ジェイさんに連絡を取って丁重にお礼をさせたいただきました。彼女いわく「お礼などは何もいらないのよ。私はあの外人が大嫌い。加害者のくせにあなたを見下ろすようにして指をさして、加害者が被害者面して責任を押し付けてる様子に腹が立ったのよ。(He looks like blaming you! )私はたまたまあなたの後で車を運転していたの。だからあの外人がまったく後方を確認しないで発進したのを完全に見ていたの。あなたはラッキーだわ。グッドラックね!」と大変ありがたいお言葉をいただきました。
交通事故に巻き込まれたのは残念なことでしたが、結果的に「アメリカの人情」に触れることができました。なんだかとてもうれしい出来事だったと思います。
次回は後日談を少し。。。。。
私はあくまでも落ち着いた声でこの横暴な外人に言いました。
「あなたがわたしの車にぶつかってきたんです。わたしは車線を変えていない。私の車の右側をぐしゃぐしゃにしたのはあなただと思います。」
外人「だからこっちは悪くないんだよ!細かい事は保険会社に言え!
野次馬さんからまたざわめきがおこりました。。
「かぱかぱかぱ。。。。!!」「哎唷!!佢講乜嘢來嘅!!!アイヨー!コゥイゴーン マッイェーレイゲェ~~ッ!!重講啞巴嘅嘍喔!咁點得袈!!ジョンゴーン、アッバッゲロウオォッ!ガムディムダッガァ~~ッ
そうこうしているうちに、おまわりさんが到着。男性二人組の白人の警官たち でした。私はこの時にこの加害者の表情が(あ、俺と同じ白人の警官だ!きっと自分に有利になるぞ、、、しめしめ。。)と感じているのを見逃しませんでした。彼は勘違いヤロウです。サンフランシスコをなめてます。。。。
警官の質問に対してこの外人は「オレの名前はティモシーだ。オレが車を発進したときに、この東洋人がオレの車線に飛び込んできたんだ!オレはカリフォルニアの中部から来たんだ。車も新車だったんだ!奴の不注意のせいでフロントバンパーがひしゃげたじゃないかぁっ!」
本官さん「おや?ティモシーさん、、、もう一度詳しく説明してください。」
ティモシー「だから、オレの車線にこの男が飛び込んできたんだ!オレはこのパーキングメーターのところから安全に車を発進したんだ!」
本官さん「あなたが車を発進したんですね。残念ですが、それはあなたの交通違反です。発進する車のプライオリティーは常に走行中の車よりも後になります。これは常識です!」
野次馬さんたちは大声で「好也!!ホウイェーーッ!
あっはっはっはっは!わしの勝ちだ!正義は勝つんだ!と、私も一緒になって大騒ぎをしたかったのですが、ぐっとこらえて。。。少しわざとらしく首の辺りをもみながら、、、、(わしはヤクザかい!)
わし「あーー、、、ティモシーさん。。。さっきからあなたはずっとサングラスをかけっぱなしで顔がわからないんですが。。本官さんの前ではサングラス取りましょうよ。。。。」
本官さん「イェス!グッドアイデアだ。」そこでティモシー君はしぶしぶサングラスをはずしました。
わしはここで大声で、「ハーイ ボギー!ウェルカム トウ サンフランシスコ!」といって握手をしてやりました。握手慣れしたティモシー君は思わず手を出してきて、はからずも私と握手となったのです。
そこでポマードベッタリ頭のフィリピン人の野次馬さんたちが大爆笑!なんか思い切り彼らのツボにはまったみたいです。
「ヘーイ ボギー!」「ボギー!かぱかぱかぱ。。。。」「アイラブユー ボギー!」「家にいらっしゃーい、ボギー!」などと大声で野次が飛びます。ボギー君は目を白黒させながら、あわててサングラスをかけなおしました。
フィリピン英語では「ボギー」というのは「間抜けなハンサムボーイ」をからかうときに使うらしくて、たとえば、怪しげな酒場でお金をボラレまくった間抜けな坊やに、やり手の妖艶なマダムが、カラになった財布を渡しながら「早くママのところにお帰りボギー!。。。」とかましたりするときなどに使うようです。。。え?私の体験談ではありませんよ。。。。。やっぱりボギーの語源は映画の「カサブランカ」かなあ。。。。
本官さんから保険会社に出す書類をいただき、私は皆様にきっちりと日本式の礼をして、その場を立ち去りました。
まずは自分の保険会社に連絡をしてみると、電話に出た担当者は妙に日本のことを知っている人でした。「オー、キューロターニ?、、クロオタニ?あんたジャパニーズかい? オレ、ニンジュツ(忍術)習ったことあるぜ、おれはちゃかちゃかしてるチャイニーズカンフーよりも日本のジュージュツやニンポー(?)がすきだ。ところで地震のあった仙台はもう大丈夫なのかい?」といった感じで拍子抜けをするほど明るい好意的なひとでした。
3日後には相手方の保険会社から電話が入り、この会社から私が提示しておいた目撃証人をやってくれるというジェイさんに確かめたところ、100%相手方の落ち度ということで、一切の費用は相手方もちということになりました。それで、「あなたは弁護士を雇いますか?」と何度も聞いてくるので、私も少し調子にのって「いや~なんか首や腰も痛いんですよね~~眼もなんかちかちかするな~~」といっておきました。(わしはヤクザかい!)
早速ジェイさんに連絡を取って丁重にお礼をさせたいただきました。彼女いわく「お礼などは何もいらないのよ。私はあの外人が大嫌い。加害者のくせにあなたを見下ろすようにして指をさして、加害者が被害者面して責任を押し付けてる様子に腹が立ったのよ。(He looks like blaming you! )私はたまたまあなたの後で車を運転していたの。だからあの外人がまったく後方を確認しないで発進したのを完全に見ていたの。あなたはラッキーだわ。グッドラックね!」と大変ありがたいお言葉をいただきました。
交通事故に巻き込まれたのは残念なことでしたが、結果的に「アメリカの人情」に触れることができました。なんだかとてもうれしい出来事だったと思います。
次回は後日談を少し。。。。。