![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1c/5d/98f7ccb47fa5b599c95e681639f3443d_s.jpg)
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は東洋医学的な表現をすると、血虚(けっきょ)という状態を改善する漢方方剤です。
http://www.kanpouamerica.com/product/52
血虚は字の如く、血が足りない、薄い、血の中の陽気(熱)が不足しているという状態で、体が冷えていることが多いものです。このような体質の不妊症の方にもよく使われます。
およそ、疾病の多くはこの血虚か瘀血(おけつ、血の巡りが悪い、元気のない血が溜ってしまっている状態)或はこの二つの混合した原因で成り立っているものです。これに陰陽、虚実、寒熱、表裏などの概念と、飲食、疲労、ストレスの具合、これに環境や精神状態などを観ながら漢方薬が処方されるのです。
また、これは腎臓疾患にもよく使われる薬です。もちろん医師とに意思疎通の上で行うことが大前提ですが、人工透析をすんでのところでくい止めることができた例もある、古来から使われている方剤です。
参考記事は下記のとおりです。
http://blog.goo.ne.jp/keisclinic/s/%C5%F6%B5%A2%E7%E9%CC%F4%BB%B6