おっとっと。。
今年の長雨もそろそろ終ったようで、近くのフットボール場の芝生での「一本歯の下駄の稽古」が前にもまして行いやすくなりました。
歳をとっても続けられる武術的身体を作りたい。触診の精度を高めて患者さんのゆがみを体感、内観できるようになりたい。。
その一環として、重要な稽古の一つに、一本歯の下駄があります。「踏ん張れない状態」での身体操作の稽古です。
人は、「ここが踏ん張りどころだ!」「しっかり頑張れ!」「手を抜いてはいけない。。」といわれて生きてきているので、どうしても「力んで」しまいます。力むと土壇場で失敗を繰り返すことになります。
わかっちゃあいるけど難しいものですね。
しっかり力んで立つのは独りよがり。。何も起きない、結果も出ない。。
日本の伝統鍼灸漢方医の必須科目である易経哲学の考え方では、天雷无妄(てんらいむぼう)といって、教科書どおりに言うと「赴所不期天一定。動於无妄物皆然。(期せざるところに赴き、天一(いつ)に定まる。无妄に動くもの皆然り。)」という言ことであります。
要は無為自然に、あるがままに、成り行きに逆らわないで、踏ん張らないでいるほうが、結局最良の結果になるんだということです。もちろん夢と志は持ち続けながら。。。
踏ん張らないで頑張る。。。なんか難しいですね。
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