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日本の高島易断本歴と香港、広東省で発行されて世界中に出回っている、「聚寶楼」という暦の本です。
日本のそれと同じで、暦以外にも、食生活、人相手相など、迷信も含めていろいろ書いてあります。
昨日のSan Mateoを「聖馬刁」と表記する話の延長で、こんな話題にいたしました。
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いろいろな教訓話や、
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お札の作り方などが網羅されています。キョンシーのおでこに貼るやつですね。
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これは「三字經」といって、古き良き時代の中国の子供が字を習い覚えるために素読させられる経典です。確か1068文字もあったと記憶しています。
私も中学生ぐらいの頃、東京在住の台湾系華僑の友達のうちに遊びに行ったときに、一緒に朗読をさせられたことがあります。面白かった思い出です。東京都内カルチャーショックでした。
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三字經の中の「孟母三遷」のくだりですね。
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これも、「聚寶楼」の中の教訓話のくだりです。「老人の話は喜んで聞け。」「カニを見て人心を誤るな(なんだ?)」などと長い長いお説教話ですね。
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極めつけは、英語講座のです。昨日の「聖馬刁」(San Mateo)みたいな当て字が面白いです。
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前のカタカナが広東語読みでひらがなが北京語読みです。広東語読みは、確かにそれらしく聞こえます。。
Go inside 哥烟西(ゴーインサイ、ごーいぇんしー) So early 梳丫梨 (ソーアーレイ、そーやーりー) How do you do? 哮都要都(ホードーイウドー、しゃおどいうど)
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Where do you go? 威都要哥 (ワイドーイウゴー、うぇいどーいうどー)Go on street. 哥央士得列 (ゴーオンシーダッレイ、ごーやんしーでーりえ)
22年前、渡米したての頃、近所にかなり気合の入った広東人のおばあさんがいました。香港生れです。彼女の母親は、若い女と駆け落ちをした彼女の父親を、赤ちゃんだった彼女を抱いて船に乗ってビルマまで追っかけて行ってとっつかまえたのだそうです。その時から彼女はビルマで育ちました。彼女はそのご、気合いで米国に移住して、縫製工場で働いていました。彼女は米国籍でありながら英語が話せず、この本を使って勉強をしていました。
一緒にバスに乗ると、降りる停車場で、運転手さんに「キスミー!バッドー!」と叫ぶのです。漢字でどう書くかは失念しました。
なに?と聞くと「Excuse me! Open back door!」と言ってたのだそうです。ちゃんと通じていましたね。
もう故人ですが、彼女は古き良き、共産主義に毒されていない、つよくて優しいおばあさんでした。
たまに道でばったり会うと、「嘿 !點啊~?!ヘイッ!ディ~ムアァ~!?へい!最近どうよ!!」と大声で言われて、がっつり肩パンを食らったものです。
新型コロナウィルスでは死にません。
どっしりと構えておりましょう。
大丈夫、だいじょうぶ。。
漢方アメリカOnline
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