よんどころない(拠ろ無い)事情により、7日間ほどブログが書けなかった。
どのようなよんどころない事情かは、知っている人は知っている。
書けなかったというよりは使えなかったという方が正確かもしれない。
今朝の新聞記事で、気になるものがあった。
大村市で過日、一般家庭にガラスを割って侵入し、たまたま帰宅したその家の住人を脅して、現金500円入りの財布(財布の値段は3000円だったそうだ)を奪って逃走していた犯人が、諫早市内で捕まったという記事。
何が気になったかというと、その犯人を現行犯逮捕した時の罪名が、「特殊開錠用具所持禁止法違反容疑」ということになっていた。
その「特殊開錠用具」というのは、普通のネジを締めたりする時に使うドライバーの事を警察用語では言うらしい。
もちろん、強盗をはたらいた者が一番悪いのではあるが、ドライバーを1本持ち歩いていたということで、「特殊開錠用具所持禁止法違反容疑」で現行犯逮捕されて、取調べを受けたということに驚愕した。
警察官のお手柄といえばその通りではあるが、このような事が私たちのような一般庶民に対して適用されたならばと考えると、公権力に対する恐怖を感じずにはいられない。
要するに、権力に対して従順でない者に対しては、どのような些細なことからも罪人に仕立て上げる事が出来る可能性があるということを認識しなければならないのだということ。
警察官の職務質問に対して、反抗的な態度でもとろうものならば、「公務執行妨害」というようなことにもなりかねない。
戦前、戦中に行なわれていたような反権力に対する弾圧が、現在においても起こりうることだということを考えておかなければならない。
公権力というものは、無ければならないものではあるが、その使い方を間違えると、おかしな世の中になってしまう事もあるということを、私たちは過去の自国の歴史から学習しているはずではある。
よんどころない事情で、色々な道具などを持ち歩くこともあるが、「特殊開錠用具所持禁止法違反容疑」などという罪名を付けられて逮捕されないように、ドライバーなどは持ち歩かないように気をつけなければならないと思う。
よんどころない事情といえば、本日の大村市竹松遺跡発掘のアルバイト作業は、雨のために3時までで切り上げて、早帰りになった。
午前中には、大村市福重小学校の生徒さんたちが、遺跡発掘の体験学習に来ていた。
聞くとはなしに聞こえてきたが、何かを掘り出した小学生の一人が、調査員の方に向って、「おじちゃん、何か出てきたよ」と言って、うれしそうに見せに行っていた。
「おじちゃん」と呼ばれた調査員の方も、にこやかに応えておられた。
和やかで、とてもよい情景だった。
豊田一喜
どのようなよんどころない事情かは、知っている人は知っている。
書けなかったというよりは使えなかったという方が正確かもしれない。
今朝の新聞記事で、気になるものがあった。
大村市で過日、一般家庭にガラスを割って侵入し、たまたま帰宅したその家の住人を脅して、現金500円入りの財布(財布の値段は3000円だったそうだ)を奪って逃走していた犯人が、諫早市内で捕まったという記事。
何が気になったかというと、その犯人を現行犯逮捕した時の罪名が、「特殊開錠用具所持禁止法違反容疑」ということになっていた。
その「特殊開錠用具」というのは、普通のネジを締めたりする時に使うドライバーの事を警察用語では言うらしい。
もちろん、強盗をはたらいた者が一番悪いのではあるが、ドライバーを1本持ち歩いていたということで、「特殊開錠用具所持禁止法違反容疑」で現行犯逮捕されて、取調べを受けたということに驚愕した。
警察官のお手柄といえばその通りではあるが、このような事が私たちのような一般庶民に対して適用されたならばと考えると、公権力に対する恐怖を感じずにはいられない。
要するに、権力に対して従順でない者に対しては、どのような些細なことからも罪人に仕立て上げる事が出来る可能性があるということを認識しなければならないのだということ。
警察官の職務質問に対して、反抗的な態度でもとろうものならば、「公務執行妨害」というようなことにもなりかねない。
戦前、戦中に行なわれていたような反権力に対する弾圧が、現在においても起こりうることだということを考えておかなければならない。
公権力というものは、無ければならないものではあるが、その使い方を間違えると、おかしな世の中になってしまう事もあるということを、私たちは過去の自国の歴史から学習しているはずではある。
よんどころない事情で、色々な道具などを持ち歩くこともあるが、「特殊開錠用具所持禁止法違反容疑」などという罪名を付けられて逮捕されないように、ドライバーなどは持ち歩かないように気をつけなければならないと思う。
よんどころない事情といえば、本日の大村市竹松遺跡発掘のアルバイト作業は、雨のために3時までで切り上げて、早帰りになった。
午前中には、大村市福重小学校の生徒さんたちが、遺跡発掘の体験学習に来ていた。
聞くとはなしに聞こえてきたが、何かを掘り出した小学生の一人が、調査員の方に向って、「おじちゃん、何か出てきたよ」と言って、うれしそうに見せに行っていた。
「おじちゃん」と呼ばれた調査員の方も、にこやかに応えておられた。
和やかで、とてもよい情景だった。
豊田一喜