日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

ネコの手ぐらいにはなったのかも

2012年11月24日 | インポート
生まれて初めて、みかん千切りの加勢作業をやらせてもらった。

普段と同じぐらいの時刻に、弁当を持って家を出て、同行する友人の家に行き、友人と二人でその畑に向った。

あらかじめ地図を描いてもらっていたので、走行方向の右側にあるカレー屋さんの少し先の方の空き地という場所はすぐに分かった。

8時少し過ぎに到着した。

Sさんの携帯に電話を入れたら、その駐車した場所の上の方にある畑から降りて来て、畑まで案内してくださった。

切り取り用のハサミと収納用のカゴを貸してもらい、千切り方の説明をしてもらった。

実がなっている枝の先端部分を2度切りして、他の収穫したみかんに傷が付かないようにするのだと教えてもらった。

作業を進めていると、Sさんが以前から言っておられた、見覚えのある「きれいどころ」の女性の皆さんが登って来られた。

それから程なくして、Sさんの息子さん夫婦やご主人、お孫さんなど総勢で15名ほどでのみかん千切りとなった。

息子さんとご主人は、収穫したみかんのコンテナを6個積んで運べるキャタピラーのついた機械で、収穫したみかんを軽トラックまで運んで積み込み、家の小屋まで運搬する作業をやっておられた。

丁寧に手入れをしてあるみかん畑で、みかんの木の高さを低く整えてあり、高いところでもビール瓶のケースを踏み台にして届くぐらいにしてあった。

低い木は、目の高さよりも低くなるように整えてあり、畑の地面に立ったままの普通の姿勢で、楽に収穫が出来た。

また、きれいな橙色をした、その畑のみかんの品種そのものが希少だということで、今は近隣で作っている人ははほとんどいないのだそうだ。

昼休みには、コノシロの刺身の差し入れをいただかせてもらった。

ゆずごしょうを醤油にちらしていただいたコノシロの刺身は最高においしかった。

黙々と全員が作業をこなした結果、夕方の4時を少し回ったぐらいの時刻に作業は終了した。

帰りには袋いっぱいのみかんをお土産にいただき、「きれいどころ」の女性の方々を見送ってから家路に着いた。

ネコの手ぐらいにはなったのかもしれない一日で、充実していた。



豊田一喜