日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

贅沢な時間

2012年11月21日 | インポート
大村市竹松遺跡の発掘アルバイト作業は、県の方々の合同会議が開かれるということで本日は休みだった。

平日の天気が良い日に、思いがけず休む事が出来て、贅沢な時間を過ごす事が出来た。

友人といつも話している事柄だが、アルバイト作業で働かせてもらっている私たちの現況は、経済的にはさほど恵まれてはいない方の部類に属するのかもしれないが、精神的には最高の贅沢をさせてもらっているのだと。

通勤の車中での世間話で、行き帰りのおよそ1時間ずつは楽しいし、作業の内容も面白いし、土曜日、日曜日、祝祭日と雨降りの日は休めて、趣味などに充てる時間が持てるしで、精神的には最高に贅沢な日々の暮らしを実現できている。

思いがけずに平日に休む事が出来たので、久し振りに東京にいる娘に電話をかけてみたら、米が足りなくなりそうだから送って欲しいという。

早速、一番近いところにある吾妻町の自動精米機のあるところで、上米として納入してもらった新米を精米して荷造りして発送した。

ねり柿と干し柿も少しずつ入れて送った。

歳をとっていくに従って、だんだんと煩悩に悩まされる事が少なくなって、衣食住が普通に維持できていれば、それで満足できるようになってきた。

普通に仕事をさせてもらって、平凡に生活できていることが、贅沢で幸せなことなのだと思えるようになってきた。

そのように思える日々の中で、本日の休みは格別に贅沢な時間に思えた。



豊田一喜