goo

革命記念日

革命記念日といえばやはりこのドラクロワの絵画ではないでしょうか?
民衆を導く自由の女神、、、

自由とは、生まれてきたときからある権利なのでしょうか?
それとも戦って得る権利なのでしょうか?
この絵は何を伝えようとしているのかって思います。


7月14日革命記念日、、、
大好きな国で、大好きな街で起きた、しかも店の目の前で起きた事件です。

これはテロではなくフランスの移民問題が生んだ格差社会が積もりに積もって起きた事件に思います。
僕自身は戦争中という自覚はもちろんありましたが、事故がなくユーロサッカーが終わり気が緩み、ヴァカンスシーズンに入ったこともあり、国も国民もまた自分達も油断していました。

とは言え、個人的に思うのは、移動が多く色々な場所に足を運ぶ機会が多いのですが、政府はフランスの観光立国のイメージ回復ばかりの先行で、非常事態宣言下にも関わらずセキュリティの怠りがあったように思います。
これは、警官や兵隊などの警備を増やす事での財政の問題も大きいようです。

でも、これはここ最近の問題ではなく、この移民や格差問題は残念ですが直ぐには片付かない問題です。フランスが背負った自由という名の責任や規律を取らないトリコロールの一部です。

まー日本も2020年に向けて、少子高齢化で移民問題をどうするかなど話がよく出ていますが、明日は我が身しっかり考えて欲しく思います。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160715-00000035-jnn-int

とは言え、J'adore la France !!

この状況をしっかり理解しようと思います。



事件の翌日、、、道路は封鎖され報道陣がいっぱい集まっていました。
もちろん報道が起きた現場を伝えるのが仕事ですが、、、なぜ起きたかの原因を伝えるまでには時間がかかるのではないかって思います。
伝えるのだろうか?そんなことが気になります。


夜中には道路は解放されていましたが、、、
涙を流し歩いている人たち、そして、、、お祈りをする人たち、この場の空気が悲しみに包まれていました。
こんな経験は初めてでしたが、現場に足を運んで現実に向き合ってみました。
この場から命からがら逃げ出してきたスタッフとともに、、、
goo | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

アンシャンレジーム

フランス政府に怒られるかもしれないけどね、、、



もしかしたら、今のフランスは人種や宗教を超えた中でのフランス革命以前のアンシャンレジーム状態です。

今回ニースで起きた事件は、テロだと言いますが、僕はテロだとは思っていません。
これはこれまでの自由平等博愛の精神のトリコロールが積み重ねてきた現実です。
迫害されてきた部分には目が向けられていなかったからなのでは無いでしょうか?

対イスラムになってはいますが、、、フランスの政治に不平不満を持っているフランス人は本当にたくさんいます。
ただ矛先が今は、誤魔化されているように感じることもあります。

ベルギーで起きている事件も全く同じです。どこから移民を連れてきたのか?
残念ながら、一時的な労働力の確保のためだけの移民政策だったことにはなかなか触れられていないと思います。



フランスに住んだ事がある方ならわかっていただけると思います、特に都会では自由とは言いますが、差別や区別の多い社会ですしね!
日本から、世界からパリに来る方達は、多くのブランド商品や文化の観光で魅力に魅せられますが、でも現実は決して良くはありません。

それが5年10年そして20年、30年と世代を超えて積み重なっているのが現実の部分だと思います。



ヨーロッパはユーロになり議員の数が増え、そして官僚が増えた事で税金を払う量が増えたと言われています。
2世代目や3世代目が色んな不安を感じ不満を漏らすのも、わからなくも無いです。
また、そうでない一般市民も不満を漏らしています、来年大統領選挙がありますが、フランスがイギリスと同じような決断を下すことだってやはり可能性はあります。

こんな大変な時期にヨーロッパに住むのは、、、非常に良い経験だなって思います。
やはり内側にいるのと外側から見るのでは違いますしね、、、

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6207700

これは面白い記事です。
そりゃ誰だって文句を言いたくなるのもわかります。
goo | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  

line