怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

「まれ」は横浜へ出てきて残念な内容に…

2015-05-20 07:16:13 | Weblog
NHKの朝の連続テレビ小説は基本は女の一代記なんですが、「あまちゃん」とか「まれ」は時代もほぼ現代の女の子の夢や恋の物語。
「まれ」は「マッサン」からの流れで最初から見ているのですが、能登輪島市での生活は、大泉洋、常盤貴子の父母をはじめとして役者が揃っていてさすがNHK。ドタバタはありましたが毎日楽しく見ていました。
ところが草笛光子演じるパテシエの祖母(これがかっこいいのですが)が出てくるころから何となく現実離れしていくような…
そして「まれ」はパテシエになる夢を追いかけて能登を出て横浜へ。
でも昔食べたケーキの味が忘れられずに、そこの店の就職試験を受けたのに、今はその味ではないと就職を断ってしまい、満足が行く味の店を探す。でもどんな店がいいのかという情報は何も持たずに、大きな荷物を抱えて泊まる宿も当てもなく二十歳そこそこの娘が一人で街をさまようなんて言う設定はあり得ない~たまたま入った店に同級生がいたり、そこの店で食べたケーキに感激して店を見つける端緒になるなんてのはご都合主義極まりです。
挙句に見つけた店はパテシエの気分次第でいつ開店するかもわからないというのもあり得ない~そんな超職人気質のパテシエはいるとは思えないし、仮にいるとすれば人を雇って商売ではやってはいけないでしょう。
そしてとにかく頼み込んで雇ってもらう「まれ」ですが、全く現実感が無く感情移入できません。
ちょうど今BSでは朝7時15分から「あまちゃん」の再放送をしていますが、こちらは最初放送された時には見ていなかったのですが、今見ても本当に面白い。さすが宮藤官九郎。役者も小泉今日子をはじめとして豪華です。7時30分からは「まれ」になるのですが、横浜に来てからはとても見る気にならず今週からはニュースに替えてしまっています。
昔誰かが小説の面白さは、「身につまされること」と「我を忘れること」と言っていましたが、確かに優れた小説はその両者がうまく溶け込んでいます。テレビドラマも一緒でしょう。今のところ「あまちゃん」には「我を忘れる」面白さとともに青春のほろ苦い思い出に「身につまされる」ところもあります。
今の「まれ」には現実感がなくて我を忘れるよりもあり得ないと思ってしまうし、感情移入できないので身につまされることもありません。視聴率はいいみたいですが、今回は私的には外れです。これからも「あまちゃん」の再放送だけを見ることにするつもりです。

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