こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。
この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、今回は火曜日になってしまいましたね)
それでは第21回目です。
21.何が一番大事か
とにかくコピーを書きまくること、そして書きまくるときは推敲しないで、思いつく限りどんどん書きまくる。
と、このメルマガの最初の方でいっていることですが、書きまくったあとは、どのように推敲するのでしょうか。
その推敲の仕方で、考え方というか、社会に対する自分のスタンス、自分なりの哲学によっていろいろな表現が出てくるのですね。そして同時にあなたのコピー力の程が判ってきます。
さて、そこからです。
コピーは、いったい何が一番大事でしょうか。
それは、その商品なり、企業なりのイメージを良くし、消費者に実際に手にとってもらうことです。どんなに素晴らしいコピーであっても、それが商品や企業から離れていたら、良いコピーとは言えません。それこそ、以前言ったように、それは「詩」のようなもので、決して広告の「コピー」ではないのです。
また、そのコピーがいくらその商品のことを上手に言い当てていても、消費者心理をついていないと、「コピー」としてはあまり良いとは言えません。
そこで考えなければならないのは、これです。
↓
『何が一番大事なんだろう』
この広告では、消費者に何を一番にアピールすべきなんだろう。
何をアピールしたら、売れるんだろう。
そこなんですね。
それは、クライアントの思惑と一致していれば問題はないですが、あまりそういった僥倖はありません。ほとんど、クライアントがここを協調してほしいと言うのと、消費者心理に通じた(?)あなたが、ここが一番言わなければならない、と考えるところは微妙にずれていることが多いものです。
あなたならどちらを取りますか。
クライアントがすなわちお金を出して、そこを売り込んでほしいと言うのだから、あえて逆らわない。
いや、クライアントの言っていることはメーカー側から考えたもので、決して消費者の利便性や嗜好を知らないから、このコピーのようにした方が絶対にいい、とあなたは主張しますか。
もしかしたらあなたが本当に間違っていて、クライアントの言っている方が正しい場合だってあります。
どうします。
さあ、どうする。
まず、折衷案を考えなければならない。
しかし、わたしの経験から言っても、折衷案なんてうまくいったことはありません。
いいとこどりなんて、結局はどっちつかず。
そんなときは、消費者の声という味方をつけて、自分もひとりの消費者だいう強い立場に立って、強力に自分の案を主張しましょう。
クライアントは、いってみれば自分たちの商品に酔っています。開発意図を強力に押し出します。それがまったく消費者心理から外れていても、です。こんないいものを消費者が買わないわけがない、と。
特に開発者がその場に出ていたり、開発者がその社長であれば、特に。
その酔いを、上手に覚まさせてあげなくてはいけません。それもコピーライターの力です。
たとえば、ある健康をうたい文句にした飲料水があるとします。健康にとても良い成分がたくさん入っているので、それを協調したいとクライアントが言います。
◎血がさらさらになる。
◎お肌がきれいになる。
◎血糖値が下がる。
◎コレステロールの排泄を助ける。
云々、云々。いろいろクライアントが並べました。それをすべて盛りこんだ広告をうってきましたが、いまいち売れない。なぜだ、こんなに身体にいい飲み物なんて他にないぞ。と、クライアントが言います。
ためしに飲んでみましょう。
うん?何か足りない。
そう、味が、味に特長がないんだ。と、たとえばあなたがそのように感じたとします。
そうしたら、まずその味を変えることを提案しましょう。
最初は手にとって飲むでしょうが、この味は続けて飲もうという気にはさせてくれない、とか何とか感想を言います。
くせになる味にするだけで、売れ行きが違ってきます、きっと。
もちろん改良したときには、広告もコピーも、ある1点に特長を絞った形で打ち出していく。
味の爽快感でもいい。
ちなみに血液がさらさらになるというコピーは、薬事法に引っかかりますので、言わないようにしましょう。まあ今どき、そんなこと言っても言葉が既に陳腐化されていますので、コピーライターとしては使うべきではないですね。
とにかくいろいろな特長があっても、アピールするのはたった1点だけ。
それに焦点を絞って、広告を打つようにもっていきたいですね。
それを採用しないクライアントであれば、そのメーカーの先は知れています。時代に置いていかれるだけですから。
まあ、そういうことです。
『何が一番大事か』。
それが広告の成功、不成功を決める鍵になることは確実です。
この商品は、何が一番いいんだろう。この商品は、どのようにアピールするのが一番いいのだろう。
『何が一番大事』ですか。
一番大事なものを見つけたら、ほとんど成功です。
<22>へつづく。
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
あ、そうそう、下記のメルマガ「売れるキャッチコピーを作ろう」をぜひお読みください。
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本日2回目の投稿です。
この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、今回は火曜日になってしまいましたね)
それでは第21回目です。
21.何が一番大事か
とにかくコピーを書きまくること、そして書きまくるときは推敲しないで、思いつく限りどんどん書きまくる。
と、このメルマガの最初の方でいっていることですが、書きまくったあとは、どのように推敲するのでしょうか。
その推敲の仕方で、考え方というか、社会に対する自分のスタンス、自分なりの哲学によっていろいろな表現が出てくるのですね。そして同時にあなたのコピー力の程が判ってきます。
さて、そこからです。
コピーは、いったい何が一番大事でしょうか。
それは、その商品なり、企業なりのイメージを良くし、消費者に実際に手にとってもらうことです。どんなに素晴らしいコピーであっても、それが商品や企業から離れていたら、良いコピーとは言えません。それこそ、以前言ったように、それは「詩」のようなもので、決して広告の「コピー」ではないのです。
また、そのコピーがいくらその商品のことを上手に言い当てていても、消費者心理をついていないと、「コピー」としてはあまり良いとは言えません。
そこで考えなければならないのは、これです。
↓
『何が一番大事なんだろう』
この広告では、消費者に何を一番にアピールすべきなんだろう。
何をアピールしたら、売れるんだろう。
そこなんですね。
それは、クライアントの思惑と一致していれば問題はないですが、あまりそういった僥倖はありません。ほとんど、クライアントがここを協調してほしいと言うのと、消費者心理に通じた(?)あなたが、ここが一番言わなければならない、と考えるところは微妙にずれていることが多いものです。
あなたならどちらを取りますか。
クライアントがすなわちお金を出して、そこを売り込んでほしいと言うのだから、あえて逆らわない。
いや、クライアントの言っていることはメーカー側から考えたもので、決して消費者の利便性や嗜好を知らないから、このコピーのようにした方が絶対にいい、とあなたは主張しますか。
もしかしたらあなたが本当に間違っていて、クライアントの言っている方が正しい場合だってあります。
どうします。
さあ、どうする。
まず、折衷案を考えなければならない。
しかし、わたしの経験から言っても、折衷案なんてうまくいったことはありません。
いいとこどりなんて、結局はどっちつかず。
そんなときは、消費者の声という味方をつけて、自分もひとりの消費者だいう強い立場に立って、強力に自分の案を主張しましょう。
クライアントは、いってみれば自分たちの商品に酔っています。開発意図を強力に押し出します。それがまったく消費者心理から外れていても、です。こんないいものを消費者が買わないわけがない、と。
特に開発者がその場に出ていたり、開発者がその社長であれば、特に。
その酔いを、上手に覚まさせてあげなくてはいけません。それもコピーライターの力です。
たとえば、ある健康をうたい文句にした飲料水があるとします。健康にとても良い成分がたくさん入っているので、それを協調したいとクライアントが言います。
◎血がさらさらになる。
◎お肌がきれいになる。
◎血糖値が下がる。
◎コレステロールの排泄を助ける。
云々、云々。いろいろクライアントが並べました。それをすべて盛りこんだ広告をうってきましたが、いまいち売れない。なぜだ、こんなに身体にいい飲み物なんて他にないぞ。と、クライアントが言います。
ためしに飲んでみましょう。
うん?何か足りない。
そう、味が、味に特長がないんだ。と、たとえばあなたがそのように感じたとします。
そうしたら、まずその味を変えることを提案しましょう。
最初は手にとって飲むでしょうが、この味は続けて飲もうという気にはさせてくれない、とか何とか感想を言います。
くせになる味にするだけで、売れ行きが違ってきます、きっと。
もちろん改良したときには、広告もコピーも、ある1点に特長を絞った形で打ち出していく。
味の爽快感でもいい。
ちなみに血液がさらさらになるというコピーは、薬事法に引っかかりますので、言わないようにしましょう。まあ今どき、そんなこと言っても言葉が既に陳腐化されていますので、コピーライターとしては使うべきではないですね。
とにかくいろいろな特長があっても、アピールするのはたった1点だけ。
それに焦点を絞って、広告を打つようにもっていきたいですね。
それを採用しないクライアントであれば、そのメーカーの先は知れています。時代に置いていかれるだけですから。
まあ、そういうことです。
『何が一番大事か』。
それが広告の成功、不成功を決める鍵になることは確実です。
この商品は、何が一番いいんだろう。この商品は、どのようにアピールするのが一番いいのだろう。
『何が一番大事』ですか。
一番大事なものを見つけたら、ほとんど成功です。
<22>へつづく。
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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