こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。
この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
それでは第23回目です。
23.お客様の会話の中にヒントがたくさんある
わたしは、広告代理店(というよりは広告制作会社に近い)に入社してから5年後ぐらいに、担当しているメインのクライアントから、出向で1年間来てくれと言われました。
当時その会社には販売促進部がなく、それまではチラシの担当者という人はいても、販売促進という考え方でやっていたわけではなく、ただ単にチラシの原稿をまとめて当社にほとんど丸ごと発注していただけでした。
それではいけないと考えていた社長は、危機感を前々から感じていたらしく、これから本格的に販売促進部を立ち上げて、チラシだけでなく、その他の販促物までも企画からできる人間を養成していきたいという思いでした。
しかしなかなかそれといった人材もなく、また販売促進という仕事は、はい今日からやって、といわれても、誰にでもすぐできるというわけでもなく、入社して数年の社員を数人抜擢して、彼等の養成をわたしにまかせたいということでした。
わたしがいい、悪いと言える立場ではなく、社命で出向することになりました。
となると、わたしもその担当者と一緒に机上だけではなく、現場によく足を向ける必要もあり、何度もお客様の前に立ったこともありました。
そんな折り折り、お客様から、自分の予想を超える質問を受けることがよくありました。
(どんなことだったのかと言われると、ほとんど忘れてしまいましたが、その後の仕事に役立ったことだけは覚えています)
その質問によって、ああこんな使い方もできるのか、あんな需要もあるのか、といった、作ったメーカーが考えたこと以上の面白い発想で、その商品を捉えていることがよくありました。
なるほど、人が違えばこんなことも考えられるのかと、わたしには驚きでしたが、そこから新しいコピーの発想が出てくることもありました。おそらく新しい商品の発想も、このように現場に立って、お客様のことばを聞くことによって、思いもつかなかった発想がうまれる可能性が高いなあと、そのとき思いました。
前置きが長くなりましたが、コピーも、お客様、実際にそれを手にする人の発想もまたおもしろいということです。
さらにお客様でなくても、電車に乗っていた時の何気なく耳にする赤の他人の世間話。子供たちの日常の何気ない会話。テレビやラジオからもれてくる、アナウンサーやタレントたちのちょっとした言葉。そしてまた、毎日毎日、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネットなどで目にするあらゆる広告。それらすべてに、自分のコピーや企画のヒントが隠されているということなんです。
だから、まだまだ駆け出しのコピーライター諸君も、わたしのような、もうすぐ引退勧告されそうなロートルコピーライターも、さらにはコピーライターではなくても、たまたまこれを読んでくださっている広告とはあまり縁のない方々も、自分の暇な時間もあまりおろそかにしないで、他人は、今の人間は、自分を含めて、いったいどんなことを考えているんだろうと、常にアンテナを張っている限り、仕事から置いていかれることはありません。
コピーライターに限っても、たまたま自分の前にプレゼンテーションされた商品に対して、自分だったらこんな商品にするだろうな、と考えることは、次の自分のステップアップには絶対必要なことなんだと思います。
<24>へつづく。
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
あ、そうそう、下記のメルマガ「売れるキャッチコピーを作ろう」をぜひお読みください。
クリック→売れるキャッチコピーを作ろう
毎日たくさん出される広告のキャッチに注目して、気になったもの、気に入ったものをピックアップして解説しています。土、日曜日を除く毎日配信中です。
もちろん無料です。
今すぐにアクセスして、登録してください。
群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。
この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
それでは第23回目です。
23.お客様の会話の中にヒントがたくさんある
わたしは、広告代理店(というよりは広告制作会社に近い)に入社してから5年後ぐらいに、担当しているメインのクライアントから、出向で1年間来てくれと言われました。
当時その会社には販売促進部がなく、それまではチラシの担当者という人はいても、販売促進という考え方でやっていたわけではなく、ただ単にチラシの原稿をまとめて当社にほとんど丸ごと発注していただけでした。
それではいけないと考えていた社長は、危機感を前々から感じていたらしく、これから本格的に販売促進部を立ち上げて、チラシだけでなく、その他の販促物までも企画からできる人間を養成していきたいという思いでした。
しかしなかなかそれといった人材もなく、また販売促進という仕事は、はい今日からやって、といわれても、誰にでもすぐできるというわけでもなく、入社して数年の社員を数人抜擢して、彼等の養成をわたしにまかせたいということでした。
わたしがいい、悪いと言える立場ではなく、社命で出向することになりました。
となると、わたしもその担当者と一緒に机上だけではなく、現場によく足を向ける必要もあり、何度もお客様の前に立ったこともありました。
そんな折り折り、お客様から、自分の予想を超える質問を受けることがよくありました。
(どんなことだったのかと言われると、ほとんど忘れてしまいましたが、その後の仕事に役立ったことだけは覚えています)
その質問によって、ああこんな使い方もできるのか、あんな需要もあるのか、といった、作ったメーカーが考えたこと以上の面白い発想で、その商品を捉えていることがよくありました。
なるほど、人が違えばこんなことも考えられるのかと、わたしには驚きでしたが、そこから新しいコピーの発想が出てくることもありました。おそらく新しい商品の発想も、このように現場に立って、お客様のことばを聞くことによって、思いもつかなかった発想がうまれる可能性が高いなあと、そのとき思いました。
前置きが長くなりましたが、コピーも、お客様、実際にそれを手にする人の発想もまたおもしろいということです。
さらにお客様でなくても、電車に乗っていた時の何気なく耳にする赤の他人の世間話。子供たちの日常の何気ない会話。テレビやラジオからもれてくる、アナウンサーやタレントたちのちょっとした言葉。そしてまた、毎日毎日、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネットなどで目にするあらゆる広告。それらすべてに、自分のコピーや企画のヒントが隠されているということなんです。
だから、まだまだ駆け出しのコピーライター諸君も、わたしのような、もうすぐ引退勧告されそうなロートルコピーライターも、さらにはコピーライターではなくても、たまたまこれを読んでくださっている広告とはあまり縁のない方々も、自分の暇な時間もあまりおろそかにしないで、他人は、今の人間は、自分を含めて、いったいどんなことを考えているんだろうと、常にアンテナを張っている限り、仕事から置いていかれることはありません。
コピーライターに限っても、たまたま自分の前にプレゼンテーションされた商品に対して、自分だったらこんな商品にするだろうな、と考えることは、次の自分のステップアップには絶対必要なことなんだと思います。
<24>へつづく。
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
あ、そうそう、下記のメルマガ「売れるキャッチコピーを作ろう」をぜひお読みください。
クリック→売れるキャッチコピーを作ろう
毎日たくさん出される広告のキャッチに注目して、気になったもの、気に入ったものをピックアップして解説しています。土、日曜日を除く毎日配信中です。
もちろん無料です。
今すぐにアクセスして、登録してください。
群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)