言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

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コピーライターになりたいか<23>

2011-08-29 10:09:36 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第23回目です。

23.お客様の会話の中にヒントがたくさんある

わたしは、広告代理店(というよりは広告制作会社に近い)に入社してから5年後ぐらいに、担当しているメインのクライアントから、出向で1年間来てくれと言われました。

当時その会社には販売促進部がなく、それまではチラシの担当者という人はいても、販売促進という考え方でやっていたわけではなく、ただ単にチラシの原稿をまとめて当社にほとんど丸ごと発注していただけでした。

それではいけないと考えていた社長は、危機感を前々から感じていたらしく、これから本格的に販売促進部を立ち上げて、チラシだけでなく、その他の販促物までも企画からできる人間を養成していきたいという思いでした。

しかしなかなかそれといった人材もなく、また販売促進という仕事は、はい今日からやって、といわれても、誰にでもすぐできるというわけでもなく、入社して数年の社員を数人抜擢して、彼等の養成をわたしにまかせたいということでした。

わたしがいい、悪いと言える立場ではなく、社命で出向することになりました。
となると、わたしもその担当者と一緒に机上だけではなく、現場によく足を向ける必要もあり、何度もお客様の前に立ったこともありました。

そんな折り折り、お客様から、自分の予想を超える質問を受けることがよくありました。
(どんなことだったのかと言われると、ほとんど忘れてしまいましたが、その後の仕事に役立ったことだけは覚えています)

その質問によって、ああこんな使い方もできるのか、あんな需要もあるのか、といった、作ったメーカーが考えたこと以上の面白い発想で、その商品を捉えていることがよくありました。

なるほど、人が違えばこんなことも考えられるのかと、わたしには驚きでしたが、そこから新しいコピーの発想が出てくることもありました。おそらく新しい商品の発想も、このように現場に立って、お客様のことばを聞くことによって、思いもつかなかった発想がうまれる可能性が高いなあと、そのとき思いました。


前置きが長くなりましたが、コピーも、お客様、実際にそれを手にする人の発想もまたおもしろいということです。

さらにお客様でなくても、電車に乗っていた時の何気なく耳にする赤の他人の世間話。子供たちの日常の何気ない会話。テレビやラジオからもれてくる、アナウンサーやタレントたちのちょっとした言葉。そしてまた、毎日毎日、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネットなどで目にするあらゆる広告。それらすべてに、自分のコピーや企画のヒントが隠されているということなんです。

だから、まだまだ駆け出しのコピーライター諸君も、わたしのような、もうすぐ引退勧告されそうなロートルコピーライターも、さらにはコピーライターではなくても、たまたまこれを読んでくださっている広告とはあまり縁のない方々も、自分の暇な時間もあまりおろそかにしないで、他人は、今の人間は、自分を含めて、いったいどんなことを考えているんだろうと、常にアンテナを張っている限り、仕事から置いていかれることはありません。

コピーライターに限っても、たまたま自分の前にプレゼンテーションされた商品に対して、自分だったらこんな商品にするだろうな、と考えることは、次の自分のステップアップには絶対必要なことなんだと思います。
 
<24>へつづく。

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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百店百色の接客方法

2011-08-29 09:25:19 | 接客
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝も晴れました。
昨夜は、日中の暑さにも関わらず、涼しくなり、窓もほとんど閉めて眠りにつきました。
夕立もありませんでした。
やっぱり秋が近づいているんですね。
南方の海上には台風が2つ。今週末にはもっと近づくでしょう。


昨日は1日中家にいました。
最近はしょっちゅう休日も出かけていましたので、新鮮な感じでした。

こういう人間が一人でも多くなると、お店の方もたいへんでしょうね。
どのようにしてこういう人間をお店まで来てもらうように工夫するか。
そこがまあオーナーの腕の見せ所であり、それに成功したお店が繁盛店という称号を獲得するわけです。

繁盛店になるには一定の法則がありますが、その戦術はそれぞれのお店で違います
それは立地条件や取扱商品などで変わってきます。
立地条件に合致した販売方法をとっても、扱う商品がその立地に合わなかったり、逆の場合もまた考えられます。

そう考えると、お店をその場所で始めるということも勇気がいるものです。
しかしひとつだけどんな店でも言えることですが、接客には細かな気配りをしてほしいということですね。
お客様の困っていること、思っていることにいち早く気づくことができるのも、やはり細かな気配りがあってこそだと思います。
接客をおざなりにして繁盛するお店は皆無です。
それだけは肝に銘じてほしいですね。

というと、じゃあ頑固親父がお客様ににらみをきかせている店はどうなんだ、というようにいちゃもん=難くせが入ると思います。
あれはあれで、結構頑固親父なりにお客様に気を配っているのです。

この料理はこのようにして食べてほしいという気持ちが強いんですね。
だからそれに合わない食べ方なんかされると、料理のことを思って内心頭にくるんですね。
それが顔にまで出てしまう。
ついには声にまでなってしまう。

お客様教育だという気持ちが強いんじゃないでしょうか。
お客様もきちんと作法を見極めてそれなりに食べてくれれば、逆に頑固親父の顔も緩むんじゃないでしょうか。

それが頑固親父なりの、一途な接客なんです。
ほかに表しようのない、接客方法なんです。

ですからそういったことにうるさいお店が好きな人はそこに行けばいいし、いやなら行かなければいいんです。
頑固親父の店が嫌な人に、当の頑固親父は来てほしくないと思っていますしね。
お客様への感謝の表現方法が、その場合は「頑固」なんですね。

接客方法にもその店なりの独自の方法が存在します。
マニュアルをきちっとして、それにそってお客様に接することを旨としているお店もあれば、マニュアルなんかなくて、接客する従業員の個性でそれぞれがぞれぞれのやり方で、ただお客様を楽しくして差し上げれればいいというお店もあります。

十人十色といいますが、現在は個性いろいろで百人百色といってもいい時代です。
だからお店の接客方法だって百店百色であっていいわけです。

要はたったひとつだけ。
いかにお客様に満足して帰っていただくか』、もしくはそれ以上に『どのように感激されて帰っていただくか』ではないでしょうか。
それが次回の来店を促すための接客になります。

それでは今日はこれで。


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あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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