言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

ある店のオープンに行って

2011-08-27 08:55:48 | 一流の営業を目指そう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

なんだかうっとうしい天候が続きますね。
そんな中であなたは体調を崩していはいませんか。
きをつけたいものですね。


さて昨日は、近くにコストコと蔦屋書店が同時にオープンしました。
コストコは基本的にはチラシを入れないのでしょう、オープン前に2回、会員募集のチラシが入りましたが、昨日のオープンのチラシは入りませんでした。

そのモールの同一敷地内に蔦屋書店が、蔦屋書店としては最大級の大きさの店がオープンしました。
ここはB2のチラシが入り、興味もあったので、午後、仕事が一段落してから行ってきました。

モールの近くの道から眺めたコストコには、午後3時頃だというのに入場制限があるらしく、100m近い行列が駐車場に伸びていました。
今朝の新聞発表によると、オープン前には1kmの行列ができたそうです。
後でちょっとのぞいていこうとーーもちろん会員にはなっていますのでーー思っていたのですが、それを見るともう今日はいいやと思って、蔦屋書店だけのぞいて帰りました。

正面入り口を入ると、真ん中に文具関係、その奥には額や絵画といった専門的な品揃えーー東急ハンズ的なディスプレイです。
左側が書籍。その左奥にはコーヒーのタリーズが入っています。

向かって右側がCDとDVDのセルとレンタルのコーナー。3分の一ほどのスペースを取っていますが、こんな郊外で、このスペースに見合うレンタルの客がいるのかなという疑問はあります。多分縮小されるかなという気がします。

レンタルの市場というのは相当範囲が狭いものです。
さらに、町中にもここよりも安く借りられる店もたくさんあります。わざわざここまでレンタルのためにだけ、車を走らせてやってくる酔狂なお客はそんなにはいないでしょう。
それを考えてなのか、返却は専用袋に入れて郵便ポストに入れればオーケーということですが、それでも借りるときには出かけなければならないので、そのシステムも片手落ちのようにも思います。
役立たずというか、返却に便宜を図っているだけで、来店を促さないバカバカしいシステムじゃないのかと思いますが。

さて、そのオープンセールですが、入ってきたチラシを見ると、コピー用紙が日替わりですが安かったので、あれば買っておこうと思っていましたが、既に定番のものしかありません。
特設コーナーがあるのかなと思って、売り場を回るついでに探しましたが、それもありません。

一応そのあたりにいる店員に聞いてみました。すると案の定、売り切れですという答え。
こういった場合スーパーやホームセンターなどの流通のプロであれば、POPで売り切れましたと表示しているのですが、さすがに(嫌みです)特売という状況に慣れていないのか、そういった表示は、他の売り切れ商品にもありませんでした。

めいめいのゴンドラにはチラシが掲示されていましたが、そういった単純な後処理が全然なされていず、わたし以外にも特売の商品の在処を聞かれていました。

わたしがつかまえて聞いた人の名札には女性ですが、次長という肩書きがありました。
そういう人でさえちょっとしたことに気がつかない、というよりもこういうセールには慣れていないのか、POPを掲示しようということを思いつかないのでしょうか。
なんだかオープンで舞い上がっている、そんな感じに見えました。

だめですね。
全く基本的な対処をしないで、ただオープンしました、さあ来てくださいじゃ、話になりません。

もうひとつ、これはちょっとその詐欺的な手法に腹が立ったことがありました。

ある商品が特設台に並んでいます。同じ機能の商品ですが、パッケージが違うのです。そしてその特設台には商品名と価格がひとつだけ書かかれたPOPが貼られています。
それを買おうと思ってどちらにしようかなと思っていたら店員が通りがかったので、これはどちらも同じ値段なのか一応聞いてみました。レジで違うと言われてもいやですから。

案の定違っていました。
欲しいなと思っていた方は1,000円以上も高いのです。その店員、まあ一応は済まなさそうに、すみません、ここにプライスが貼ってありますと言われて見たのですが、小さなラベルが大きいパッケージの隅の方に貼ってありました。

その2種類の商品だけが同じ特設台に置いてあり、プライスPOPがひとつの場合、たいていは商品が違っても機能は同一ですから、そこに貼って表示している価格かなとたいてい思ってしまいます。
同じように並べておけば、その高い方も売れるだろうというただ単純に置いているのか、または、うまく行けばその安い価格だと思ってお客は高い方を持っていくかもわからない、そうすればレジで恥をかきたくないので、そのまま買う人もいるだろう、という担当者の悪意のもとに並べて置かれたのか、それは判りませんが、結果的には詐欺行為と一緒ですね。

そういう場合はきちんと両方の品名と価格を併記すべきです。
スーパーなどではたまに商品の数量が整わなかったのか、違うメーカーの同一商品が並べられているときもありますが、そういうときはほとんど同一価格になっています。
違う場合ははっきりと判るようにPOPで併記されています。
逆にこういった場合、スーパーなどではレジでトラブルになり、お客の方から突っ込まれ怒られることが多いからです。

この蔦屋書店のような定番商品販売が主体の店では、そういったトラブル経験がない分、そんな詐欺的手法も現れてくるわけですね。
確信犯か、たまたま気がつかなかったのか判りませんが、いずれにしてもこれは消費者をだますことになります。
気をつけたいものです。
あなたのお店では、まさかこんな一時代前の売り方なんかしてませんよね。


それでは今日はこれで。


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