こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
いやあ珍しいこともあるもので。
昨日前橋市役所のそばで信号待ちをしていたら、車の屋根にサッカーボールのようなものを乗せたプリウスが目の前を走っていきました。
その車のボディを見ると、なんとGoogleの文字が!
そうなんですよ。
ストリートビューの撮影車でした。
いやあホントにビックリしました。
あ、写真を! と思っても、こちらは信号待ちの一番前。
後をついていこうと思いましたが、仕事の時刻も迫っていたので、指をくわえて通り過ぎていくのを見送りました。
梅雨晴れの一日、街はけっこうよく撮れたでしょうね。
さて、本題です。
マーケット調査なんか、クソだ! と思うわけです。
“クソだ!”なんて汚い言葉をのっけから使ってごめんなさい。
こんな言葉、自分では口に出したことはない(はず)のに。
実際この言葉が頻繁に出てくるのは、映画の字幕ですね。
映画の字幕には、話し言葉では日本語としては出てこないだろうというような言葉もけっこう出てきます。
上記の“クソ”を使った“クソ野郎”という言葉だって、実際に使われているかといえば、まったく使われていないように感じます。
あ、本筋を逸れているぞ!
ということで、本筋に。
よく企画書を作る際には、マーケット・データという変な(?)ものが重要視されます。
企画を出しても、そういったデータがないと、上から、「で、データは取ってあるの?」
「データがないってことは、単なる思いつきじゃないのか?」
「マーケット調査もしない手抜き企画を君は上げたのかね!」
データ、マーケット調査って、ホントにそれほど重要でしょうか?
わたしはあまり必要ないと思っています。
「今みんなはこんなものを好んで使っています」
「世間では今こういうものが流行しています」
というデータやら調査やらがないと、上はなかなか企画を通そうとしません。
でも、その“今流行っている”ものなら、これから企画しても遅いんじゃないの?
データが出た時点でもう遅いんですよ、本当は!
データがないときにいち早く企画し、世に打って出る。
もしかしたら消費者に受けないかも分からないけど、もしかしたら「これを待っていたんだ!」というように大ヒットするかもしれない。
企画というものは本来、そうした賭けでもあるんです。
だから失敗することもあるけど、大成功するときもあります。
しかしデータが出ているもので大ヒットというものはあまりありません。
データが出ている時点である程度ヒットしているのですから、それをいくら素早く追っても、大したものじゃないし、二番煎じでしかないわけです。
iPhoneがもしジョブズのいないアップルで作られていたとしたら、もっと大きくて、厚いものが市場にでていたのではないでしょうか。
今のiPadミニぐらいの。
「たまごっち」は、果たしてデータ完備の企画書から生まれていたでしょうか。
あれはまったく個人の楽しさから考えられたものでした。
「ウオークマン」は、市場調査から生まれたでしょうか。
これは、ソニー社長の個人的な嗜好から生まれてきています。
もしくはもっと後なら、生まれているかもしれないけれど、それとはまったく違ったものになっていたのではないでしょうか。
じゃあ商品の企画はどうしろって?
わたしが以前にもいいましたが、自分マーケティング、ですよ!
自分が面白いと思うもので、今の世の中にないものを考えるのが本当の企画マンです。
最後にこの話はけっこう有名ですが、自動車王ヘンリー・フォードの言葉があります。
「『顧客に、欲しいものは何か』と尋ねていたら、もっと速い馬が欲しいという答えしかないだろう」
その頃自動車という概念はなかったものね。
もちろんウオークマンだって、そのときには概念がなかったものね。
要するに、いくら新商品と言っても、データやマーケット調査から生まれたものは、すでにその概念があるってことなんです。
概念があるってことは、もしかしたらそこそこのヒットにはなるでしょうが、驚くほどの大ヒットにはならない、ということです。
そしてまた、データ重視で世に商品を出してもそこそこ利益が出せるのは、大企業です。
中小企業、零細企業は今現在その概念がないものを世に問うべきです。
それでは、また明日。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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