言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

内部向けキャンペーン?

2015-06-16 09:23:44 | 生き残るということ

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


昨日は夕方伊勢崎(といってもわたし的には赤堀付近といった方がピンとくるんですが)で、竜巻(突風)がありました。

ニュース映像を見る限りでは、すごい雨と風のようでしたが、現地と10キロほども離れていないこちらでは、雨はほんの数滴窓に当たっただけ。
風はさすがに強く吹きましたが、目と鼻の先であんなことが起きていたとは。

稲を植えたばかりの田んぼの真ん中に、軽ワゴンがきちんと、まるで駐車されているような映像がありましたが、笑っちゃ悪いんですが、何か巨人の手で道から田んぼの中に持って来られたような感じで、「お、進撃の巨人?」なんて、思っちゃいました。
すみません。


さて、本題です。

次の日曜日は「父の日」ですね。

「母の日」に比べて年々地味になっていくような気がしているのはわたしだけでしょうか。

かつては大手の流通業も「母の日」に続けとばかりに、様々なキャンペーンなども打ってきましたが、最近は鳴りを潜めていますね。

なぜ?

もちろんそれほどの販促効果がなかったからです。


ある大手の流通業では、「『父の日』にはお父さんを休ませてあげよう」などというコピーでキャンペーンを行ったことがありますが、その肝心の元であるその企業は、日曜日に休むなどというのは業態としてありえないという企業形態でした。

その結果、他に向かっては休ませてあげようと言いながら、自分たちの足元では相変わらず日曜日は休ませることなんてしないわけで、そのキャンペーンタイトルを盾に取って休ませてくれと言えば、「お前は馬鹿か、首になりたいのか」などという上司の言葉ももしかしたら………。

矛盾を地でいくことになってしまったその企業では、もちろん次の年からそんなキャンペーンはかつてやったことさえなかったかのように、跡形もなく「父の日」キャンペーンなどには手をつけなくなりましたね。


キャンペーンをぶち上げれば、自分のところにもそれは跳ね返ってくるということを重々承知で、勇気を持ってやることに意義があるわけで、それがあってこそ、内部改革も同時にできるんじゃないのかなと、わたしなどは思いますが。


しばしばお客様向けキャンペーンの体を取りながら、実は内部に向かっての改革キャンペーンである、ということはしばしばあることです。

外に向かって呼びかけるということは、自分たちもその通りにしなくては格好がつかないわけで、そういう意味をあえて伏せてやるところにその醍醐味(経営者にとっての)はあります。


お客様向けにすることで、内部の保守的な人たちの反発を避けることができ、“人の振り見てわが振り直せ”じゃないけれど、自分たちから言っている以上は、同じようにしようよ、と。


内部の改革を目指して、あなたならどのようなお客様向けキャンペーンを考えますか?


さて、昨日お知らせしましたが、やっとアマゾンで電子出版を始めることができました。

以下の2冊がアップされています。

どちらも最初あたりは無料で読めるようになっていますので、アマゾン・キンドルのリーダーソフトをダウンロードして読んでみてください。


今すぐに役立つ販促アイデア集: 繁盛店へ向かう最初の一歩


コピーライターになりたいか。




次に、ノンフィクション的フィクションですが、昨日お約束した通り、今日から始まります。

テーマは、最近は乱立気味になっているマッサージ店のある販促物語です。


ここからどうぞ。


手もみ専門店の販売促進って?



ある日、本田のPCのメールに相談が持ち込まれた。

そこは関東中部にある、今流行の手もみリラクゼーションとかの店ということだった。

メールには一応現在の悩みを綴ってあったが、会ってみないことには何もアドバイスもできないので、メールをやり取りして、1週間後に伺うことになった。


公共交通機関を使うと、最後はタクシーを使うことになりそうなので、初めから車で今回は向かった。



東京からだと、私鉄電車で1時間半ほどの距離にある、東京や埼玉のベッドタウンであり、近年宅地化が進み、それにつれて、郊外型の大型店も続々と進出してきているという土地柄のような感じを受けた。

くだんの店は、そのようにして進出してきた大型店の中に店舗を持つリラクゼーションの店だった。

そういった店の特徴ではあるが、だいたいメインフロアの端っこか、2、3階のあまり目立たないところにあるというのが常だが、その店も案に違わず、2階の奥まった部分にあった。

しかし隣りにはフードコートがあり、斜め向かいはゲーム広場ということもあり、逆にうるさい一角にあるという、とにかくあまり場所的にはよくない位置に配されていた。

本田は、その位置を確認するなり、まだ会っていないが、
「ああこれじゃ、ちょっとなあ」なかなかお客様もつかないだろう、と思った。

リラクゼーションスペースなのに、騒音がけっこうある。

その騒音のおかげでせっかくのリラクゼーションも、芯からリラックスできないというデメリットである。

まいったなあ、まず本田はそう感じた。


むずかしい。

一番いいのは、場所を変えてもらうことだ。

もっと静かで、いい場所が、このショッピングセンターの中にもあるはずだ。


                         つづく



それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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