こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
昨日はちょっと涼しかったですね。
風も涼しく、湿気が高くても、これぐらいだったらいいなあという範囲で収まってくれていました。
今日はまた昨日よりさらに気温は低めだそうで、昨夜から雨が降り続いています。
やっと、初めて梅雨らしい雨のようで。
まあこちらは何よりですが、相変わらず各地で大雨の被害が出ています。
うまくいかないものです。
さて、本題ですね。
あなたはどこかに出掛ける場合、途中の移動時間を考えて、それにどのぐらいの時間をプラスしますか?
誰かと会う約束がある時は、やはり遠方なら30分ぐらい前までには会う場所の傍までは行っていたいものですが、近所だと、まあ5から10分ぐらい前までには着きたいですね。
わたしはまあだいたい上記のようにして出かけます。
太田商工会議所などいつも決まった日の決まった時間に行く場合は、だいたい30分前ぐらいまでにはそこに入ろうと、そういう計算で家を出ます。
そうではなくて、講演やセミナー、また展示会などにいく場合は、時間をみて、もっと早めに着いていたいと思い、その計算で出掛けます。
そして帰りなどは、疲れていない時はできるだけ遠回りルートを選び、そのときにしか行けないこともあるので、ついでにどこかに寄れるようなスケジュールにするときもあります。
知らない街で知らない通りを歩くというのは、一種の快感ですね。
“何か”を発見できる瞬間でもあります。
だから、どこかに出掛けて道を間違った場合も、余裕がある場合はラッキーと思って、しばらく散策までするときも。
ある時のことですが、品川駅近辺で迷ってしまった時があります。
講演時間までには2時間ほどの余裕があったので、駅の近辺を歩き回ってみたんですが、いつの間にかどこにいるのか分からなくなり、方向感覚も狂ってしまい、講演会場とはまったく逆の方向に向かって歩いていることに気づきました。
そのときは慌てました。
品川駅付近は特に高架になっていない線路なので、線路の向こう側に行く通路がほとんどないんです。
歩いている人に聞くと、やはり品川駅に戻るのが一番だということで、早足で戻りました。
講演会場にはなんとかぎりぎりセーフで潜り込みましたが、自分の講演時間までの間にセレモニーやらが挟まっていたので、壇上に立ったときにはなんとか落ち着いて立つことができましたが、あのときは冷や汗ものでした。
あのときは、あまりに早く先方の近くまで着くのも考えものだなと、そのときちょっと思いましたが、基本はやはり早く行ったほうが絶対にいいですよ。
それと一緒で、新しいことをやろうとする場合も、あえて遠回りしてみるということも必要なんじゃないのかなとも思うんですね。
もちろん最初からわざわざ遠回りする必要はないんですが、少しでも手詰まり感が出てきたら、まったく思考法を変えて、違う方面からもう一度考えてみるということも、有効な手段ではないかと思います。
そうして煮詰めていけば、さらにいいものができあがる気もします。
さて、次は連載中の『手もみ専門店の販売促進って?』の、今日は第3回目です。
ここからどうぞ。
「何かたいへんそうですね」
「ええ、メールにも書きましたが、今のままでしたら何とかやっていけそうなことはいけそうなんですが、なにぶんねえ、隣りにもうすぐ銭湯がオープンしますので、何かそこにお客さんをとられちゃいそうで」
「でも手もみと銭湯というのは、ちょっと違うと思いますけどねえ」
「まあ素人のあなたから見ればそうなんでしょうけど、こちらから見れば、同じリラクゼーションということで考えれば、まったくの競合店なんです」
「へえ、そんなもんですかねえ」
「ええ」
本田は、この柴田の考え方にはどうも同意しかねるところがあったが、それは今のところ口にはしないでおこうと思った。
それよりも、まず柴田の本音を聞きださなくてはならない。
どこかにもっと違う、根本的に店の運営でおかしなところとか、そうでなくても、どこかに柴田の本音が隠されているように感じている。
銭湯はなんだかその理由に利用しているだけのような、奥歯に物が挟まったような感じが気になった。
「じゃあこの店のお客さんは素人ではなく、プロ、なんですか?」
「え? 素人さんですよ」
なんでそんな馬鹿なことを聞くんだ、という顔で柴田は言った。
「へえ、私も素人ですよね、さっき柴田さんがおっしゃいましたけど」
「え、あ、そういうこと?」
「ええそういうことですよ。それが一番肝心ですよね」
「………」
「なんで素人とか、玄人とか区別をつけたがるんでしょうかねえみなさんは?
いかにも自分はこの道のプロなんだから、お前たちには分からないんだっていうような――」
「え、いや何、怒らせちゃった、ですか?」
「いやべつに。どこに行っても聞く言葉ですからね。気にしていたら、この商売、やっていけません」
「はあ………」
つづく
それでは、また明日。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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