ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

上海マスターズテニス

2015-10-16 09:43:26 | テニス
先週のジャパンオープンに続いて、今週から上海マスターズ(ATP-1000)が始まっています。ATP-1000ですとトップ選手はほとんど出場しますので、錦織は第6シードでの出場となりました。

上位8人は1回戦が免除されますので、錦織は水曜日に2回戦で話題のキリオスと対戦しました。20歳のキリオスは、試合前後の発言や行動が批判されている問題児です。錦織は変則的なテニスに惑わされたのか、初戦でまだコートに慣れていないのか、全くよいところが出ず、最初のサービスゲームは3回もダブルフォルトを犯し、簡単にブレークされてしまいました。これも含め1-6で1セットを取られました。

それでもさすがに錦織で、2セット目からは集中力も上がり、うまく対応できるようになってきました。やや心配しながら見ていたのですが、2セット6-4、3セット目も6-4で取り、何とか逆転勝利しました。この試合では悪童キリオスもそれほど奇妙な言動はなかったようです。

次の3回戦が昨日の南アフリカの29歳アンダーソンでした。彼は12シードなのですが、今年に入って調子を上げ、最新ランキングでは10位に入るという、長身のビッグサーバーだけではない難敵になっています。

試合が始まると、錦織も最初から集中力も高く、良いショットを放っているのですが、相手の210Kmを上回るような高速サーブと、鋭いフォアに付け込む隙がありません。錦織もサーブの入りはあまり良くなかったのですが、うまいストロークでサービスキープを続けます。結局両者譲らずタイブレークに入りました。ここでも非常に拮抗していたのですが、8-8となった相手のサーブを破り、自分のサーブでポイントを取れば勝ちというところまで来ました。私もこれで1セットは取れたと思ったのですが、何とここでミス。これが影響したのかこのタイブレークを落とし、1セットを取られてしまいました。

2セット目も全く同じような展開で、対のままゲームが進行します。途中ブレークゲームが入ったのですが、結局6-6でまたタイブレークとなりました。さすがの錦織もここで集中力が落ちたのか、このセットもとることができず負けてしまいました。しかしこの試合は本当に拮抗しており、最後までどちらが勝つかわからず、ごくわずかアンダーソンが上回ったということでした。

錦織も現在の順位を上げるためには、こういった強敵にも勝てるようなテニスに代えていく必要があるようです。特に今回は、もし勝てば当たるはずのフェデラーが初戦敗退していましたので、チャンスであっただけに残念でした。たぶん11月の上位8人によるファイナルには出場できそうですが、もう一度チャンスがありますので、それに期待しています。