ごっとさんのブログ

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パチンコの基礎 その2

2015-10-15 10:22:16 | ギャンブル
前回パチンコは大当たりが、完全確立によって決定していることを書きました。ここではその抽選システムについてです。

パチスロ・パチンコはどこかで当たりの抽選をしているわけですが、パチスロはリールを回転させるためのレバーのスイッチが入った瞬間に、またパチンコは台の真ん中にある穴、いわゆるヘソにセンサーがあり、この穴に入った瞬間となっています。

パチンコ台中のコンピュータは、常に乱数(何の相関性もない数字)が発生しており、その中に大当たりの数字も入っているわけです。そこでパチンコの玉が穴に入り、センサーに感知されたときのこの乱数の数値を拾うことになります。この数字で当たりはずれを判定し、これを大当たり抽選として真っ先にやることです。最近のパチンコではこの乱数が数十万あり、当たりの数字も何百となっているため、大当たり確率が小数点以下まで出ているようです。

この抽選に当たると、次がどの絵柄で当たるか、つまり通常当りか確変かを決め、どのようなリーチになるか、どういったアクションで当たりまで行くかを抽選するわけです。外れた場合も同様で、外れのリーチをかけるかどうかなどを決め、最終的にどういう絵柄で止まるかまで決定してから、デジタルが回りだすわけです。この抽選から決定までの時間は、0.1秒程度で穴に入った瞬間に回りだすという感じになっています。

つまりパチンコというのは、デジタルが回転するときはすでに運命が決まっており、何をしてもこれが変わることはありません。パチンコ台にはボタン類や、タッチパネルなどいろいろな操作器具がついていますが、これをどう操作しようと運命が変わることは全くありません。単に面白さを出すための飾りのようなものです。

デジタルが回転しているときにへその穴に入ると、同様の抽選が行われ、ストックされます。これを保留玉と呼び、台のどこかにランプがついたり、絵柄が表示されたりします。この保留玉は通常4個までで(最近8個の台も出てきました)、これ以上は記憶されることはありません。

この保留玉も、ランプがついたときには運命が決まっているのですが、最近の台は当たりの予告機能が付いているものがあります。例えば保留の3個目が当たりだったとすると、その前の2回に特殊な絵柄を止めたり、次に止まる絵柄を予告できるようになっています。このときは、「書き換え」という操作が行われ、予告絵柄が止まるように保留玉のデータを変えられるわけです。

以上のようなシステムをわかって打つのと知らずに打つのが、どちらが面白いかは人によって異なると思いますが、それぞれの楽しみ方で打つのが、パチンコの面白いところです。