前回有明コロシアムまで行って、楽天ジャパンオープンテニス観戦にいった事を書きましたが、錦織の結果につては触れませんでした。
錦織は昨年度の優勝者ですので、連覇するには2つの山があると考えていました。あくまでトーナメント表を見ての感想ですが、まず初戦が18歳の新鋭と当ります。これが一つ目の山ですが、この先順当に勝ち上がると、準々決勝で昨年全米オープン決勝で敗れたチリッチと当ります。これを勝ち上がれば、決勝でワウリンカとなるだろうと予想していました。
1回戦は18歳との戦いでしたが、怖いもの知らずの若手で初めての対戦というと、錦織は実力が出せないことが多いのです。予想通り訳が分からないうちに1セットを取られてしまいました。それでも2セット目から錦織らしさが出て、逆転で勝利しました。2回戦はビッグサーバーとの戦いでしたが、危なげなくストレートで勝ち、昨日はチリッチとの因縁の対決となりました。
両者ともここまで実力を出し切って勝ってきていますので、かなり厳しい接戦が予想されました。実際1セット目は錦織のわずかなスキを突き、チリッチがものにしました。2セット目も接戦で、サービスゲームのキープが続き、このままではタイブレークかと思っていたのですが、そうなると錦織の分が悪い流れでした。錦織から6-5となった12ゲーム目で、チリッチにミスが出て錦織が7-5でこのセットを取りました。これでやっと流れが錦織のほうに来たようで、苦しいながらもファイナルセットを取り、錦織がリベンジを果たしました。
これで昨日の準決勝は問題ないと思っていました。ここまでシード選手が次々に敗れ、世界ランク32位のノーシードのペール(ペアと表記するところもあります)が勝ち上がってきたのです。このペールは今年の全米オープン1回戦で錦織に勝った相手ですが、その対応は考えているはずで、実力は錦織が上ですので、因縁の対決といっても問題ないと思っていました。
実際1セット目は錦織の集中力は非常に高く、持ち前のリターン力と鋭いショットで、ペールを寄せ付けず6-1と簡単にとってしまいました。これで安心したのか2セット目はやや散漫な戦いになってきました。それでもペールのサービスを毎回ブレークできそうなところまで行っていましたので、そのうちリードできるだろうとのんびり見ていました。ところが4-4ぐらいになってから、ペールの戦法がガラッと変わり、しかもそれまでミスしていた難しいショットがライン間近に決まり始めたのです。そうなると錦織が本気なったディフェンスでも守り切れず、2セット目を取られてしまいました。ファイナルセットは錦織が焦ったのかミスが多くなり、いわば自滅する感じで負けてしまいました。このあたりがまだ錦織は、ジョコビッチなどの域に達していないところかもしれません。
こうして後味の悪い負け方をしてしまいましたが、もう明日からは上海マスターズが始まります。気持ちを切り替えて頑張ってほしいものです。
錦織は昨年度の優勝者ですので、連覇するには2つの山があると考えていました。あくまでトーナメント表を見ての感想ですが、まず初戦が18歳の新鋭と当ります。これが一つ目の山ですが、この先順当に勝ち上がると、準々決勝で昨年全米オープン決勝で敗れたチリッチと当ります。これを勝ち上がれば、決勝でワウリンカとなるだろうと予想していました。
1回戦は18歳との戦いでしたが、怖いもの知らずの若手で初めての対戦というと、錦織は実力が出せないことが多いのです。予想通り訳が分からないうちに1セットを取られてしまいました。それでも2セット目から錦織らしさが出て、逆転で勝利しました。2回戦はビッグサーバーとの戦いでしたが、危なげなくストレートで勝ち、昨日はチリッチとの因縁の対決となりました。
両者ともここまで実力を出し切って勝ってきていますので、かなり厳しい接戦が予想されました。実際1セット目は錦織のわずかなスキを突き、チリッチがものにしました。2セット目も接戦で、サービスゲームのキープが続き、このままではタイブレークかと思っていたのですが、そうなると錦織の分が悪い流れでした。錦織から6-5となった12ゲーム目で、チリッチにミスが出て錦織が7-5でこのセットを取りました。これでやっと流れが錦織のほうに来たようで、苦しいながらもファイナルセットを取り、錦織がリベンジを果たしました。
これで昨日の準決勝は問題ないと思っていました。ここまでシード選手が次々に敗れ、世界ランク32位のノーシードのペール(ペアと表記するところもあります)が勝ち上がってきたのです。このペールは今年の全米オープン1回戦で錦織に勝った相手ですが、その対応は考えているはずで、実力は錦織が上ですので、因縁の対決といっても問題ないと思っていました。
実際1セット目は錦織の集中力は非常に高く、持ち前のリターン力と鋭いショットで、ペールを寄せ付けず6-1と簡単にとってしまいました。これで安心したのか2セット目はやや散漫な戦いになってきました。それでもペールのサービスを毎回ブレークできそうなところまで行っていましたので、そのうちリードできるだろうとのんびり見ていました。ところが4-4ぐらいになってから、ペールの戦法がガラッと変わり、しかもそれまでミスしていた難しいショットがライン間近に決まり始めたのです。そうなると錦織が本気なったディフェンスでも守り切れず、2セット目を取られてしまいました。ファイナルセットは錦織が焦ったのかミスが多くなり、いわば自滅する感じで負けてしまいました。このあたりがまだ錦織は、ジョコビッチなどの域に達していないところかもしれません。
こうして後味の悪い負け方をしてしまいましたが、もう明日からは上海マスターズが始まります。気持ちを切り替えて頑張ってほしいものです。