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ごっとさんのブログ

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痛風とプリン体対策

2019-09-05 10:28:03 | 健康・医療
風が吹くだけで痛いとされる痛風ですが、この原因がプリン体とされています。

痛風は30~40代の男性に多く発症し、シーザーも罹ったといわれる病気です。魚卵やレバー、エビ、イカ、ビールなどプリン体を多く含む食生活が主な原因と言われていました。

痛風の原因となるのは尿酸で、プリン体はその尿酸の原料となります。プリン体が増えると尿酸の量も増加し、増え過ぎた尿酸がナトリウムと結びつき、関節部分に結晶を作り激しい痛みを伴う痛風の発作を引き起こすわけです。

私はまだ痛風になったことはありませんし、周りにも痛風患者はいないのですが、尿酸値が高く薬を飲んでいるというのは聴いたこともあります。この血液検査の尿酸値の上限は、尿酸の飽和溶液濃度、すなわち溶解度の限界値であると聞いたことがあります。

溶解度は血液のpHや溶けているものの種類などによって大きく変わりますので、平均値といったところかもしれませんが、結晶化というのは非常に微妙な機構ですので、やや高いでも気持ちが悪い気もします。

さて最近になり、尿酸の8割は体内で生成され、食事によって作られるのは2割ほどという説が出てきました。痛風を発症する人の7~8割が体質、つまり遺伝的要因によるもので、残りの2割の人が食生活を含む生活習慣が原因で発症するとされています。

痛風=贅沢病のような認識は間違いで、尿酸の8割は食事と関係なく生成され、さらにもともと体質的に尿酸が増えやすい人がいるという事になります。それでもプリン体に気を付けた食事をとることが基本のようです。

とりわけ尿酸値が高くなりやすい人は食生活を含む生活習慣を変えて、普段から尿酸値をコントロールすることが大切です。患者の多くは、尿酸値が高くなってから4~5年経って発作を起こします。

働き盛りの男性の場合、検査値が高くても放置することが多いようです。そして乱れた食生活などを重ねて、ある日突然激しい痛みに襲われることになります。

できればプリン体の摂取量を1日400mg以下が望ましいようです。ビール500ml当たりのプリン体は44mg、いわし100g当たりのプリン体は210mg、マグロが157mgとかなり含まれているようです。

この含有量だけではなく、アルコールは尿酸値を上昇させ、アルコールの代謝で尿酸が発生するといわれています。逆に牛乳やヨーグルトには尿酸を下げる効果があるといわれているようです。

私は遺伝的に尿酸が高い体質でないことを祈って、今まで通りの生活習慣を続けていくことにします。