収入の高いシニアサラリ-マンの年金を減額する「在職老齢年金制度」というものがあり、現在政府はこの見直しを検討しているようです。
この制度は大雑把に言えば、65歳までは給料プラス年金が月額28万円を超えたら、超えた分の半分を減額し、65歳からは給料プラス年金が月額47万円を超えたら、超えた分の半額を減額するというものです。
これはサラリーマンの受け取る老齢厚生年金に関するもので、老齢基礎年金には関係ありません。したがって自営業者などには無関係で、サラリーマン(公務員も含みます)だけといってよいかもしれません。
この制度は、限られた年金の原資を本当に必要な人に分配しようという趣旨で、それ自体は理解できますが、弊害も多いため廃止すべきだと考えています。
私の場合は老齢厚生年金が63歳から支給されましたが、当時市内の企業研究所に派遣社員として勤務していましたので、かなり年金は減額されることになりました。この詳細を聞くために社会保険事務所(正式名称は違うかもしれません)に行って、いろいろ相談しました。
まずここで減額された金額は、どこかで上乗せされて支払われるかは、単に減額されるだけで丸々損をすることが分かりました。当然ここでは、減額されないための方策など教えてくれませんので、派遣会社の担当者と相談しました。
私はもともと週4日という契約でしたが(あと1日は大学の非常勤講師をしていました)、会社の厚生年金加入資格が正社員の3分の2以上の勤務時間と定められていました。そこで書類上の私の勤務時間を1日1時間ほど減らすと、3分の2以下となり、厚生年金から抜けることができました。
その代り企業の健康保険からも抜けてしまうため、国民健康保険に代えるなどいろいろありましたが、この派遣会社の人が色々計算してくれて、それでも年金を全額貰う方が得であるという事で、この処理をお願いしました。
この厚生年金脱退でなぜ年金が減らされなくなるのかは分かりませんが、厚生年金に入っていないと社会保険事務所が私の給料を把握できなくなり、結局ゼロという査定で年金が満額になるのではという説明でした。
そんな単純なことではなさそうですが、とにかくこの処理で、年金が満額出ることになりました。あくまで書類上の勤務時間減少ですので、もちろん給料はそのままでした。結局67歳で退職するまで、年金は減額されることはありませんでした。
私がやったことに違法性は無いと思いますが、多分現行制度の抜け道を探したという事だと思っています。この在職老齢年金制度は、格差拡大を防ぐという意味もあるようですが、退職後働いた分ぐらいは収入としても良いような気がしています。
この制度は大雑把に言えば、65歳までは給料プラス年金が月額28万円を超えたら、超えた分の半分を減額し、65歳からは給料プラス年金が月額47万円を超えたら、超えた分の半額を減額するというものです。
これはサラリーマンの受け取る老齢厚生年金に関するもので、老齢基礎年金には関係ありません。したがって自営業者などには無関係で、サラリーマン(公務員も含みます)だけといってよいかもしれません。
この制度は、限られた年金の原資を本当に必要な人に分配しようという趣旨で、それ自体は理解できますが、弊害も多いため廃止すべきだと考えています。
私の場合は老齢厚生年金が63歳から支給されましたが、当時市内の企業研究所に派遣社員として勤務していましたので、かなり年金は減額されることになりました。この詳細を聞くために社会保険事務所(正式名称は違うかもしれません)に行って、いろいろ相談しました。
まずここで減額された金額は、どこかで上乗せされて支払われるかは、単に減額されるだけで丸々損をすることが分かりました。当然ここでは、減額されないための方策など教えてくれませんので、派遣会社の担当者と相談しました。
私はもともと週4日という契約でしたが(あと1日は大学の非常勤講師をしていました)、会社の厚生年金加入資格が正社員の3分の2以上の勤務時間と定められていました。そこで書類上の私の勤務時間を1日1時間ほど減らすと、3分の2以下となり、厚生年金から抜けることができました。
その代り企業の健康保険からも抜けてしまうため、国民健康保険に代えるなどいろいろありましたが、この派遣会社の人が色々計算してくれて、それでも年金を全額貰う方が得であるという事で、この処理をお願いしました。
この厚生年金脱退でなぜ年金が減らされなくなるのかは分かりませんが、厚生年金に入っていないと社会保険事務所が私の給料を把握できなくなり、結局ゼロという査定で年金が満額になるのではという説明でした。
そんな単純なことではなさそうですが、とにかくこの処理で、年金が満額出ることになりました。あくまで書類上の勤務時間減少ですので、もちろん給料はそのままでした。結局67歳で退職するまで、年金は減額されることはありませんでした。
私がやったことに違法性は無いと思いますが、多分現行制度の抜け道を探したという事だと思っています。この在職老齢年金制度は、格差拡大を防ぐという意味もあるようですが、退職後働いた分ぐらいは収入としても良いような気がしています。
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