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コンサートに行ってきました

2018-07-15 10:14:36 | 音楽
先日私が大ファンである山下洋輔のスペシャルビッグバンドのコンサートがあり行ってきました。

山下洋輔はジャズピアニストですが、そのピアノをじっくり聞くのも楽しいのですが、彼が集めた一流のメンバーによるビッグバンドも面白い編曲と楽しいソロが入り聴きごたえのあるものです。

会場もサントリーホールとやや遠いのですが、私が好きな会場でした。何回か行ったことがあるのですが、間違える心配の少ない六本木一丁目にでましたが、ここで少し間違え少しうろうろしてしまいました。それでも開演が6時半の1時間ほど前に着きましたので、ホールの前の広場でビールと軽食を買いましたが、普通の2倍ぐらいの値段でまあショバ代なのかもしれません。

会場に入ると2階席でしたがほぼ正面で非常に見やすい場所でした。最初の曲は次々とソロを取りながら演奏者の紹介をしていくスタイルでなかなか面白いものでした。

第1部のメインはヂュークエリントンの「極東組曲」という曲で、聞いたことはありませんでしたがなかなか迫力のある演奏でした。特にアルトサックスとトロンボーンの掛け合いが面白く、高音と低音が交互に出る良い演奏でした。

1部のラストはこのところ得意にしているクラッシックのジャズのうち「ボレロ」でした。この曲はこのバンドのCDを持っておりよく聞いていたのですが、当然ですが編曲がかなり異なっていました。若干のボレロらしさもありましたが、新しい感じの曲となっていました。

ここで20分の休憩がありましたので、ちょっとワインでもと思ったのですが、ラウンジが人であふれかえっておりあきらめました。やはりこういったコンサートは我々と同年代風の人が多く、ちらほら若者がいる程度でした。

2部は面白い選曲で、メインが「組曲山下洋輔トリオ」となっていました。これは山下洋輔が作曲し、色々なトリオやソロとして演奏してきたピアノ曲をこのバンドのトロンボーンを吹いている松本浩がビッグバンド用に編曲したものです。

6曲からなっており私も聞いたことのある曲が大部分なのですが、ビッグバンドで演奏されると原曲がどんなであったかよく分かりませんでした。この中の「寿限無」という落語を題材にした曲は、サックスをフルートに持ち替えバラード風の良さが出ていました。

何回かあった山下洋輔のピアノソロでしたが、やっとこのあたりでそれらしさが出てきて、得意のひじ打ちなどもあり十分楽しめました。アンコールはジャズコンサートの定番ともいえる「A列車で行こう」でしたが、このビッグバンドの演奏は一味違っており満足できました。

往復にかなり時間がかかっても、すてきな音楽は聴きに行く価値があると感じた半日でした。


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