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インフルエンザがなぜこの時期に急拡大

2023-10-23 10:33:46 | 健康・医療
通常は冬に流行するインフルエンザが、9月以降全国で急拡大しているようです。

10月8日までの1週間では、14都県で流行が注意報レベルを超え、休校や学級閉鎖になった施設数は2204と報告鎖されています。今シーズン(今年秋〜来年春)の流行は、新型コロナウイルス出現前より大規模になる恐れもあるとしています。

厚生労働省は、全国約5000の定点医療機関からの患者報告数を集計しています。1週間で1機関当り「1人」を超すと流行入りと判断されますが、昨年末に1人を超えて以降は流行状態が続いています。

感染は9月に入って急拡大しており、8日までの1週間は1機関当り9.57人で前週比35%増となりました。沖縄や千葉、東京など14都県で注意報レベル(同10人)を超えています。

専門家が指摘するのは免疫の低下で、日本では新型コロナの感染拡大が2020年1月のに始まりましたが、感染対策が奏功したためかインフルエンザは昨年末まで流行しませんでした。その結果、多くの人でインフルエンザに対する免疫が低下し、感染しやすくなったとしています。

しかし私は、この専門家の意見はおかしいと思っています。ヒトの免疫システムは、あくまで異物を体外に除去したり殺してしまうものですので、ウイルス用や細菌用が存在するわけではありません。

今年も花粉症が大流行しましたが、これも免疫反応の一種で、皆さんしっかり免疫が働いているといえます。赤ちゃんの頃打ったワクチンが大人になっても有効なように、数年流行が無かったかといって低下するようなシステムではありません。

それよりは水際対策が4月末で終了し、国際的な人の往来が活発になってきたことが要因なのかもしれません。それよりも最大の要因は、インフルエンザを発見するチャンスが上がっただけのような気がします。

つまりまだ新型コロナの感染は怖いため、若干の発熱や咳が出れば、通常は様子を見るような人でも医療機関に行くのではないでしょうか。医療機関ではコロナの検査をすると同時にインフルエンザの検査もするはずです。

そのためインフルエンザ患者の発見数が、大幅に拡大しているにすぎないと思っています。実際に発熱外来の患者数が、大幅に増加し待たされることが多いとも聞きます。

私自身も若干熱が出たりしても今までクリニックなどに行ったことはありませんが、今年はコロナだといけないという事でたぶん行くことになるでしょう。

簡単にいえば今年のインフルエンザの流行は、今まで潜在患者で数えられなかった人たちが顕在化したにすぎないと思っています。感染対策として、もう少しマスクを着用するくらいで十分ではないでしょうか。


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