以前このブログで、断食をすると若返りホルモンが分泌されるという話を書きましたが、最近断食すると免疫系が再生するという事が発表されました。
断食を3日間行えば古い免疫細胞が一掃され、新たな細胞が産生され始めるとの研究結果が2014年に発表され、断食には健康効果があることが明らかにされました。
南カルフォルニア大学の研究チームの論文によれば、断食によって免疫細胞が再生されることで、心血管の状態が改善され持久力が向上するほか、血圧の低下や炎症の改善といった利点がもたらされると考えられています。
断食は白血球の数を減らし、その結果免疫系は自らを構成する主要な細胞である白血球(リンパ球)の産生を加速させるといいます。ただしこれらの利点を得るためには、残念ながら数日間にわたって断食しなくてはならないようです。
健康効果を得ることにつながるのは、エネルギー源としてのグルコースを枯渇させることとされています。それには少なくとも24時間(おそらく48時間かそれ以上)が必要とみられるためです。
一方、アメリカ国立衛生研究所などの研究チームが2019年に発表した論文によれば、実はこうした健康効果を得るために、それほど長い時間にわたって断食する必要はないというものでした。
研究チームは先の研究結果を見直したところ、3日間の断食よりはるかに簡単な方法でも、ほぼ同じ効果が得られとしています。
「断続的断食」と呼ばれるその方法には次の2つあります。ひとつ目が時間制限法で、午後12時に昼食を取り、夕食は午後8時までにとる。その後翌日の午後12時まで何も食べずに過ごす(16時間断食する)。毎日このパターンで食事する。
次が5:2断食で、1週間の内2日間、1日あたりの摂取量を500〜700キロカロリー以下に制限する。その他の5日間は普通に食事をするというものです。
この断続的断食のメリットとして挙げるのは次のような効果です。血圧、安静時の心拍数、コレステロール値、中性脂肪値、血糖値、インスリン抵抗性の正常化です。そしてアテローム性動脈硬化症の関連のある全身性炎症の軽減と、酸化ストレスのマーカーの数値の改善を挙げています。
断食で健康効果が得られるのは、食物を摂取せずにいることで、代謝エネルギー源がグルコースからケトン体に切り替えられるためだとしています。
通常の1日3食の生活では、常にエネルギー源としてグルコースを吸収しています。身体はそのグルコースが使い果たされたとき、脂肪酸とケトン体をエネルギー源として使い始めます。
ケトン体はエネルギーを提供するだけではなく、健康状態の改善や加齢の進行に影響を及ぼすタンパク質と分子の多くの発現と、それらの活動にも関連しているようです。
このように断食は健康に良いようですが、たぶん私は試さないだろうと思っています。
断食を3日間行えば古い免疫細胞が一掃され、新たな細胞が産生され始めるとの研究結果が2014年に発表され、断食には健康効果があることが明らかにされました。
南カルフォルニア大学の研究チームの論文によれば、断食によって免疫細胞が再生されることで、心血管の状態が改善され持久力が向上するほか、血圧の低下や炎症の改善といった利点がもたらされると考えられています。
断食は白血球の数を減らし、その結果免疫系は自らを構成する主要な細胞である白血球(リンパ球)の産生を加速させるといいます。ただしこれらの利点を得るためには、残念ながら数日間にわたって断食しなくてはならないようです。
健康効果を得ることにつながるのは、エネルギー源としてのグルコースを枯渇させることとされています。それには少なくとも24時間(おそらく48時間かそれ以上)が必要とみられるためです。
一方、アメリカ国立衛生研究所などの研究チームが2019年に発表した論文によれば、実はこうした健康効果を得るために、それほど長い時間にわたって断食する必要はないというものでした。
研究チームは先の研究結果を見直したところ、3日間の断食よりはるかに簡単な方法でも、ほぼ同じ効果が得られとしています。
「断続的断食」と呼ばれるその方法には次の2つあります。ひとつ目が時間制限法で、午後12時に昼食を取り、夕食は午後8時までにとる。その後翌日の午後12時まで何も食べずに過ごす(16時間断食する)。毎日このパターンで食事する。
次が5:2断食で、1週間の内2日間、1日あたりの摂取量を500〜700キロカロリー以下に制限する。その他の5日間は普通に食事をするというものです。
この断続的断食のメリットとして挙げるのは次のような効果です。血圧、安静時の心拍数、コレステロール値、中性脂肪値、血糖値、インスリン抵抗性の正常化です。そしてアテローム性動脈硬化症の関連のある全身性炎症の軽減と、酸化ストレスのマーカーの数値の改善を挙げています。
断食で健康効果が得られるのは、食物を摂取せずにいることで、代謝エネルギー源がグルコースからケトン体に切り替えられるためだとしています。
通常の1日3食の生活では、常にエネルギー源としてグルコースを吸収しています。身体はそのグルコースが使い果たされたとき、脂肪酸とケトン体をエネルギー源として使い始めます。
ケトン体はエネルギーを提供するだけではなく、健康状態の改善や加齢の進行に影響を及ぼすタンパク質と分子の多くの発現と、それらの活動にも関連しているようです。
このように断食は健康に良いようですが、たぶん私は試さないだろうと思っています。
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