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<「清涼殿」は、紫宸殿の北西部に東向きで建てられていました。
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【清 涼 殿 (せいりょうでん)】
平安時代初期は、中殿(ちゅうでん)ともよばれた「仁寿殿(じじゅうでん)」や
「常寧殿じょうねいでん)」が使用され、中期頃には「清涼殿」が天皇の御殿となりました。
紫宸殿と同じ入母屋檜皮葺きで、床が低く間仕切りの多い構造となっています。
清涼殿前の左側にあるのが「漢竹(かわたけ)」で、 右側は「呉竹(くれたけ)」です。
【年中行事障子 (ねんちゅうぎょうじのそうじ)】
仁和元年3月25日、藤原基経が調進したのがはじめであると言われています。
清涼殿の弘廂に、殿上の間への出入りする戸口の上戸(かみのと)に向けてたっている
宮中の年中行事の目録が書かれた障立障子です。
「年中行事障子」を調べていると、 “障子が置かれている板部分は
踏むと音が出る 「鳴板(なるいた)」 になっている” と、書かれていました。
清涼殿の 「鳴板(なるいた)」 のことは初めて知ったのですが
二条城の二の丸御殿や、東山の知恩院と同じ 「鶯張り廊下」 になっているようですね。
~~~~~~~ 今日の誕生花 日比谷花壇より ~~~~~~~
花名 : シクラメン(赤) 花言葉 : はにかみ
地中海原産で、和名は「カガリビバナ」といいます。赤いシクラメンの花びらが
上に反り返るのが篝火に見えることから、牧野富太郎博士によって名づけられました。