kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

歴史ウォーク  原八景 「川原夕照 (かわらのせきしょう)」

2011年02月20日 | 高槻しろあと歴史館と市民大学
八景とは、一定の地域に八つの絶景を定めたもので10世紀頃の中国が起源。日本でも
「近江八景」をはじめ様々な八景がみられるようになる。 「原八景」もその一つです。

原八景は、原の優美な風景を神峯山寺(かぶさんじ)の僧・近藤大道(鶴僊)が
漢詩 「原八景の詩」 として詠んだものです。近藤大道は、京都で禅を学んだ後
高槻藩士・藤井竹外に漢学を学んだ人物です。

原八景
○大森晴嵐  ○宮下落雁  ○横山秋月  ○京坂帰牛
○河原夕照  ○本山暮雪  ○神峯夜雨  ○浄園暮鐘

原村は、高槻市の北部にあり、山間部の原盆地に位置し盆地中央を芥川が流れ、名勝・摂津峡に
続いています。 集落は、川東 ・ 中村 ・ 西條 ・ 下條 ・ 城山の 5つの垣内から成り立っています。
※ 垣内(かいと)は、村の区画を小分けにした小集落などの意味です。


原八景の一つになっている芥川の 、“下條橋” からマス釣りの姿が見えています。


高槻の最北端・明神ヶ岳付近源の「田能川」と、京都市西京区外畑付近源の
「出灰 (いずりは) 川」 などが一緒になり 「芥川」 となります。
市域を北から南に流れ、原盆地、摂津峡、服部谷を経て、唐崎から淀川へと流れます。

芥川を詠んだ漢詩 「川原夕照」 の口語訳を追記します。
芥川  「川原夕照 (かわらのせきしょう)」 

しだれ柳の緑が堤に満ちている。
枝々の影は暗く、沈む日の光を映す。
水鳥が鳴き騒ぎ、煙が岸辺に流れている。
多くの山の間に流れる川の空気は、
酒を飲んだように快 (こころよ) い。

歴史ウォークの資料より・・・(^^ゞ

~~~~~~~  今日の誕生花  日比谷花壇より  ~~~~~~~ 
花名 : コブシ        花言葉 : 友情
辛夷という和名は、つぼみの形が拳に似ていることからという説があり
花言葉の「友情」も“拳のようにかたい友情”というところからきているのかもしれません。
コメント
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