淀川になります。その淀川の高槻市右岸に日本の原風景ともいえる鵜殿のヨシ原があります。
「鵜殿のヨシ原焼き」は聞かれたことがあると思いますが、その前にヨシの保全調査と野焼きに
よって、炎が大きくならないようにするために、この辺りのヨシを刈り倒して収集しています。
今日は文化財スタッフの会から、その刈り倒したヨシを束ねるボランティアに参加してきました。
高槻青年会議所の方達も参加されて、野見神社の宮司さんが祝詞を挙げておられました。
鵜殿のヨシは、世界に誇る日本の伝統芸能・雅楽の篳篥(ヒチリキ)に使われています。
古くから篳篥の吹き口(蘆舌・ろぜつ、リード)には、鵜殿産のヨシが最適 と言われており
国の重要無形文化財で、宮内庁の「雅楽」にも用いられています。
(雅楽に使われるヨシはもっと太いものなので、このスマートなヨシではありません。)
このヨシはヨシ紙に加工されるので、一帯に生息するオギなどと選別して穂を揃えて束ねます。
ヨシは水辺に多く生える植物で、河川などの水中に含まれるリンやチッソを吸収して育ちます。
リンやチッソを吸収して水質を浄化する作用があるのですね~ 多年草の植物で1年で枯れます。
気がつくと、たくさんの方が来られていました。
私は初めての参加ですが、周りには何度も参加されているベテランの方ばかりでした。
私は午前中だけの参加だったので、お昼の休憩時に帰りましたが・・・
来た時よりも、束ねたヨシがこんなに増えてました。(^^♪
「鵜殿」の地名は、古くは平安時代に『土佐日記』で承平5年(935)2月9日
「こよひ、うどのといふところにとまる」 と記されているのが初めてです。
鵜殿一帯は、古くは「宇土野」「鵜戸野」とも書かれていました。
江戸期では「烏丸家領」及び「高槻藩領」、明治22年の尊名で島上郡「鵜殿村」になり
現在は大阪府高槻市道鵜町と上牧町となっています。
2月20日( 日)に、鵜殿のヨシ原焼きの見学と観察会あります。
~~~~~~~ 今日の誕生花 日比谷花壇より ~~~~~~~
花名 : スイレン 花言葉 : 信仰
スイレンは園芸上の呼び名です。温帯性スイレンは、花は水面に浮かんで昼に咲きます。
熱帯性スイレンは昼咲きと夜咲きがあり、花は水面から少し空中に伸びて咲きます。