kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

瀬戸内アートめぐり「犬島アート・精錬所の遺構・再生した美術館 」

2011年07月27日 |  瀬戸内アートめぐり
水滴のような形の 「豊島美術館」 → 家浦港 → 犬島港に向かいました。


犬島港前の直島福武美術館財団は、「精錬所跡」を管理しているところで
入館前に簡単な 「精錬所跡」 の説明と、注意事項がありました。


犬島アートプロジェクト「精錬所」は
「在るものを活かし、無いものを創る」というコンセプトのもとに作られ
海側には、既存の煙突やカラミ煉瓦が敷き詰められていました。
ここは出荷場だったそうです。


大煙突付近は煙突が倒壊しないように補強工事が施され
周辺は整備がされているので、とても近代的に見えます。

煙突の地下はアートの展示スペースになっていて中に入る事ができました。
この煙突は煙突効果を利用した空調に使われていました。


美しい煉瓦のアーチです。


犬島精錬所跡を象徴する煉瓦の塀が立ち並んでいます。
1909年に地元資本によって「犬島精錬所」は建設されました。

銅が江戸期より主要な輸出品として日本経済を支える存在でしたが、銅の
精錬時に発生する煙害対策や原料輸送の利便性から建設されたそうです。


煙突の近くに碧くよどんだ池がありました。

藤田組、住友へ経営者を変えながら銅の精錬が行なわれたそうですが
銅価格の大暴落によって、約10年で操業を終えたそうです。

犬島では一時的に人口が急増し、港の周辺には会社の社宅や飲食店
娯楽施設等が建ち並び、銅生産の好調ぶりが反映されていたそうです。


精錬所跡で最後に行ったのは「発電所跡」でした。

「発電所跡」の案内があり矢印を進んでいくと、突然今までに見たことのない風景がそこにありました。大きくそびえる煙突に手前の壁と屋根がない建物・・・惹かれるままに見ていると野外ステージ跡のようにも見えました。

∽∽∽∽∽  ひとりごと    ∽∽∽∽∽

かつての大規模な精錬事業を伺わせる遺構が
90年近く経っても、こんなに良好な形で残されていました・・・。

廃墟の工場や廃校になった校舎は、映画やテレビのロケ地になりました。
日本に犬島のような島があったのですね~行って良かった!

~~~~~~~  今日の誕生花  日比谷花壇より  ~~~~~~~
花名 : ホオズキ       花言葉 : 笑顔
ナス科の宿根草で、ちょっと見にはトウガラシやピーマンに似た花です。
果実を包んで萼が発達し、美しい赤色になります。
コメント
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