kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

佐久間象山ゆかりの 「二挺天符目覚付櫓時計」  講師は澤田平氏

2011年07月30日 | 高槻しろあと歴史館と市民大学
今日は、昨日のつづき・・・です。


二挺天符目覚付櫓時計 (にちょうてんぷめざましつきやぐらとけい) は
高さ87cmで、重りが下がる力で歯車を動かし、重りを手動で上げることで
約12時間動き続けます。   天符(てんぷ)=テンポ (^^ゞ
手前にある紐は、修理が済んだ後に切れてしまったそうです。


〇 上天符(昼用)と、下天符(夜用)は、夏と冬の日照時間に合わせて
手動で切り替えます。

〇 文字盤には、昼を水色・夜を緑色で表わした七宝焼が使われ
中央には世界地図が描かれていました。

〇 1日に24回、日本独特の不定時刻法の刻数を涼やかな音色で
鳴り響かせます。江戸古時計がかつて自鳴鐘と称された所似であります。
毎正時や、目覚まし機能の設定した時刻に鐘がなります。(レジュメより)


「不定時法」って聞き慣れない言葉ですので、説明板を掲載します。


これは、佐久間象山 が考えて作られた 「地震予知機」 です。
エ~ッ! と思われますが、この時代に地震の2時間前に磁力の変化が
分かるようになっているので、地震の予知ができるそうです。

右端に少し見えているのは、「人を生き返らす機械」 だと言ってましたが
それは電気ショックのようなもので、今のAEDのようなものでした。



日本に初めて機械時計が伝来した時期と、鉄砲が伝来した時期は
同じくします。 鉄砲と時計の材料は同じものが使われており
鉄砲を作る人が時計を作られていたそうです。

∽∽∽∽∽  ひとりごと    ∽∽∽∽∽

澤田平氏が、和時計を鑑定したところ修理をすれば動くことが分かり
約120点の部品を分解して鉄製歯車のゆがみなどを直されたそうです。

からくり人形も、時計と同じ原理で作られているそうですが・・・
ゼンマイなどの部品から想像して、同じだと分かるような気がします。

江戸時代に「地震予知機」と、今の「AED」があったなんて驚きですね。
澤田平氏(76)の後継者がいないと言われて・・・少し寂しそうでした。

~~~~~~~  今日の誕生花  日比谷花壇より  ~~~~~~~
花名 : ホウセンカ       花言葉 : 激しい愛
ツリフネソウ科の植物の特性として、熟した果実に触れると種子が勢いよく
飛び散ることから、英名では「touch me not(私に触れないで)」と呼ばれる
こともあるようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする