喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

大人の修学旅行 ~山口県仙崎、萩~

2012-02-22 | ブログ
 「大人の修学旅行」、懐かしくもあり、ワクワクもするとてもいい響きだ。
観光カリスマ若松進一さんを塾長とする年輪塾のメンバーで大人の修学旅行に行った。
行き先は、山口県長門市仙崎、萩。
 松山と小倉を結ぶフェリーでの船中泊も含め2泊3日の旅。



 中学生の修学旅行では、見聞きすることのほとんどは初めてのことが多い。
それはとても新鮮で、将来好奇心をくすぐる源となる。

 それに比べ大人には、多くの知識や知恵そして体験が備わっている。
同じものを見聞きしても、見る視点がさまざまで深まりがある。
 今回の旅は、私たちにとってまさにそんなものだった。

それぞれが、おもいおもいのペースで、おもいおもいの見方をしていたように感じる。
そして自分が感じた思いをお互いに語り合い、共有していた。

 

 
 私がこの旅で感じたことは、ふるさとの輝きだった。

 

佐田岬みつけ隊 「みつけ隊通信 75号」

2012-02-22 | ブログ


 伊方町町見郷土館の活動として、佐田岬みつけ隊というものがある。
これは、地域の有志が、地域のお宝を掘りおこしていこう、保存していこう、伝えていこう、
というサポーター組織。
 ちなみに伊方町以外の方でもOK。

 その活動たるやすごいもの。
2月は、恒例の三崎アコウ樹清掃、御殿雛飾り、幻の星「カノープス」観察会の案内、
3月の「ゆったり巡る佐賀関」ツアーの案内など。

 私は、隊員として名を連ねているものの、幽霊会員となっている。
ただ、毎月送られてくる「みつけ隊通信」がとても楽しみで、
その情報を見て、地域の良さを見つめさせてもらっている。

 今月、新たな隊員が加わりその自己紹介が載っていた。
この方は愛媛新聞社の記者で、その文章に胸が熱くなる想いがした。


『「暮らし」考察

 佐田岬半島で驚いたこと数あれど、ひとつ挙げるとすれば、
お盆の「おしょろ船」。

 白装束の市松人形が、故人が好きだったであろうヤクルトやらタバコやらをしょって並ぶ。
しかも船頭は漁師さん。
涙が出そうだった。こんなふうに家族や地域の人に見守られながら送ってもらえるなんて。

 いまいちど「暮らし」というものを考える。
 私が半島で見聞きしたことなんて、表面のほんの一部。
まだまだ知らないことがたくさんある。

 ただ、この土地で、自然を畏れ、先祖を敬い、工夫や遊びを加えながら「暮らす」。
それだけですごい。

 と、隣のコンビニのからあげを食べながら思うのでした。』

 
 なくしてはならないふるさとの宝をまた一つ感じた。