kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

春の朝

2020年03月22日 | 日記

         

              

 時は春 

日は朝(あした) 

朝(あした)は七時

片岡に露満ちて 

揚雲雀(あげひばり)名乗りいで

蝸牛(かたつむり)枝に這い

神、そらにしろしめす

すべて世は事もなし

 

 ロバート・ブラウニング:作

上田 敏:訳

          

春になると思い出すロバート・ブラウニングの詩『春の朝』

遥かなる昔、たぶん高校の英語の授業で習った此の詩が

未だに暗唱できるほど、深く心に残っています。

此の詩は1905年(明治38年)に刊行された上田 敏の訳詞集『海潮音』に収められており

此の「春の歌」の他に、カール・ブッセの「山のあなた」や

ポール・ヴェルレーヌの「落葉」などが載っています。

その後、読んだルーシー・モンゴメリの『赤毛のアン』にも

此の詩の最後の部分が引用されており

「神は天に在り 此の世はすべて良し」と訳されていました。

          

現在、世界中が例えようもない不透明感や不安感に覆われていますが

明けない夜は無いことを信じて、明るい朝を待ちましょう~っと。 

コメント (2)
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