kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

ー挽歌ー

2020年06月06日 | 日記

                

 長い間、拉致被害者家族会の代表をされていた横田滋さんが亡くなられた。

 当時13歳だった愛娘めぐみさんを探し求めて42年余、再び会うこと叶わず無念の死でした。

日本人の一人として、また子供を持つ一人の親として、こんなに悲しいことはありません。

ただただご冥福を祈るばかりです。

           

日本には古くから優れた『挽歌』がありました。

万葉の時代にも平安の世にも、亡き人を想う哀歌が数多く残っています。

万葉集より

世の中し 常かくのみと かつ知れど 痛き心は 忍びかねつも  -大伴家持ー

≪古今和歌集より≫

明日しらぬ 我が身と思えど 暮れぬまの けふは人こそ 悲しかりけり  ー紀貫之ー

≪新古今和歌集より≫

あるはなく なきは数そう 世の中に あはれいづれの 日まで嘆かん  -小野小町ー

 

コメント (2)
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