今週のNHK『ファミリー ヒストリー』は、長崎出身の福山雅治さんを取り上げていましたね。
此の番組を観て、以前に長崎を旅した時のことを懐かしく思い出しました。
長崎を初めて訪れたのは1997年、介護福祉士会全国大会が福岡市で開催されましたが
その折り長崎まで足を延ばし、グラバー邸、大浦天主堂、新地中華街などを観光しました。
2日目の夜、稲佐山で夜景を観た帰りに乗ったタクシーでの運転手さんとの会話。
「札幌から来られたんですか、福山雅治を知っていますか」と尋ねられ
イヤ知らないと答えると、「まだ全国区じゃないんだよね」と残念そうでした。
長崎で仲間とバンド活動をしていたが、上京して現在ドラマや歌番組で売り出し中とのこと。
そして上京する際は、世話になった人たちに挨拶もせず黙って出て行った‥と。
恩知らずな‥と、ちょっと厳しいながらも、夢を抱いて故郷を出た若者を心配している声でした。
その福山雅治の名を知ったのは2010年、NHK大河ドラマ『龍馬伝』でした。
あぁ此の人が‥と何となく気になって観ていましたが、なかなかの好青年でしたね。
そして2018年に再び長崎を訪れたら、街の其処此処に
“長崎ふるさと大使-福山雅治”のポスターが、貼られていましたっけ。
なお此の番組を観た福山雅治さんは、次のようなコメントを寄せて来たそうです。
≪今回の収録は、映画やドラマのようなクリエイティブされた物語ではなく
自分にとってリアルな家族の現実を知ることが出来た貴重な体験でした。
緊張と好奇心が混ざり合った不思議な感覚で
命のリレーとも言うべき家族の歴史を可視化して頂きました。
番組のスタッフさんたちの時間と労力を注いで頂いた取材によって
初めて知る自分のルーツ、祖先の秘話が多くありました。
偶然が重なり合った祖先たちの出会い。
まるで物語の結末が最初から決まっていたかのように
それぞれの人生が導かれて今につながっていく。
まさに『運命』というものを見させて貰ったように思います≫