kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

友の恋歌 矢ぐるまの花

2024年10月16日 | 日記

 

函館の 青柳町こそ かなしけれ 友の恋歌 矢ぐるまの花 

                           ・・石川啄木「一握の砂」より・・

ボランティアで関わっている『地域交流ハウス』で

この度「花壇だより」を発行するので何か短文を書いて欲しい‥と

お題は「私の好きな花」‥ねぇ。

どういう訳か、小さい頃から草花などの植物に興味が無く

専ら本を読んでいる子供だったような気がします。

此の和歌は、中学2年の夏休みに岩手県出身のJ先生に教えて頂き

今でも時おり想い出す懐かしい短歌です。

先生は、若くして亡くなった同郷の歌人を偲んで

ご自分が好きな詩歌を教えてくれたのでしょう。

矢ぐるま草の花言葉は、確か「優美」とか「繊細」とか‥

時は過ぎて‥優美とも繊細とも無縁なシニアに成った我が身に

些か忸怩たる感慨はありながらも、優しい啄木の和歌を口ずさむ時

あの頃の「もの想う乙女」に立ち返って、甘い感傷に耽ってしまいます。

・・矢ぐるまの 啄木の詩に 甦る 青春の日々 懐かしき人・・  

コメント
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