1月26日は『文化財防火デー』です。
1949年の此の日、日本最古の壁画が描かれた奈良の法隆寺金堂が
火災により焼損した事故を切っ掛けとして、1955年に制定されました。
7世紀後半-8世紀初めに描かれたと推定される貴重な仏教壁画は
1968年に再現されており、何年か前に
今は亡き妹と法隆寺を訪れて間近かで拝観し
古の仏教芸術の見事さに圧倒された思い出があります。
法隆寺火災の原因は、漏電とも失火とも言われているようですが
直後には金閣寺が放火に依り炎上した事件もありました。
後々の世へ引き継ぐべき文化財を保護し
優れた伝統文化の伝承に努めなければ‥と
改めて考えさせられたことでした。
今や世界中あちこちで勃発している戦争により二度と復元できないような貴重なる絵画や建造物などが戦火で消滅している事がBSテレビで放映されておりましたが、本当になんとも愚かな事ですね。
aoniyosiさんと一緒においでになりました法隆寺の壁画は決して忘れ得ぬ大切な思い出ですね。
人生ここまで、くると何故か「もしも〜もしも〜・・・」を考えてしまう今日このごろです。
折りに触れて、姉妹で訪ねた飛鳥路や古寺を懐かしく思い出しています。
北海道には無い古代遺跡や名所旧跡を、たくさん案内して貰いました。
文化財の保護、大事なことですよね。一度失ったら再建するのは至難の業、
ガザやウクライナの戦跡を見ると、此の地に再び人が住めるようになるかと不安です。
日本の美しい木造建築を、いつまでも伝承してゆきたいものですね。