こんにちは浦田関夫です

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「ルールなき資本主義」原発版パートⅡ

2011年05月15日 05時50分42秒 | Weblog


 昨日に続き、ルールなき資本主義(利潤第一主義)がもたらす怖さについて今回の福島原発の事例からの述べたいと思います。

 一つ目に、日本ではなぜ原発を同じ場所に何基もつくるかという危ないことをやるかという問題です。

 新しい土地を見つけるのにカネと時間がかかるから一度手に入れた土地に、いざという地震が起きたら大災害が起きるという、安全の問題などは考えずに建てられるだけ建てるのです。
 理由は簡単です。それが安上がりだからです。

 二つ目に、老朽化しても運転を続けるという問題です。

 原発の寿命には国際的な定めはありませんが、長く使えば使うほど材質に放射線による「劣化」がおきます。
 ですから、長く使えば危険性が増すことになります。
 税法上で原発の「減価償却」は、耐用年数16年です。16年たったら減価償却資産税を払わずに済みますから「17年目から税金の分が企業のもうけ」となります。
 耐用年数が30年といわれていたものが「まだ使える」と60年運転しようとしているのも、東電が緊急に必要だった海水の注入に躊躇(ちゅうちょ)したのも「利潤第一主義」の原発版に他なりません。

 三つ目は、使用した燃料の処分方法が決まっていない問題です。

 使用済み核燃料の人体に影響を及ぼさない処分方法や処分地が決まっていません。
 「トイレのないマンション」とよく言われますが、「無害化」する科学的技術もないまま「CO2を出さない」のどと耳障りのいいことをいって「危険性」についてはフタをして「国民の命より金儲け」という利潤第一主義が原発推進です。
 

 日本共産党は、ヨーロッパ並みに「企業に社会的責任を果たさせる」ことをめざしています。
ヨーロッパに進出している企業は「ヨーロッパ型の経営」で利潤を上げているのに、日本でできないはずはありません。
 しかし、それ以上の利潤を上げようと労働者や下請け企業に負担を押しつけ、時には国民の命を省みない利潤第一主義(ルールなき資本主義」を政府が推進してきました。
 この仕組みを変え、「国民が大事にされる政治への転換」が急務です。



 一週間前の稲苗箱の様子です。みずみずしく育っています。

今日から石垣島市・宜野湾市へ会派での行政視察(離島での和牛生産から販売までの取り組み・米軍基地と住民生活の様子などを)を視察してきます。
 17日に帰ります。
 石垣島には、玄海町の中山博信さんが牧場を経営してていますのでそこも見せてもらいたいと思っています。
 
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