いま韓国で「世界陸上選手権」が行われています。
今日の新聞には、室伏氏選手がハンマー投げで金メダルを取った報道されています。
私が注目したのは、両足のない選手が400㍍に出場していることです。
南アフリカの短距離走者のオスカー・ピストリウス(24)さんです。
生まれつき、すねの腓(ひ)骨がなく、生後11カ月で両ひざから下を切断した義足のランナーとして登場しています。
その足にもかかわらず、子どものころからテニスや水泳、ラグビーに親しみ、陸上で才能が開花し今回の世界陸上になったのです。
「自分は障がい者とは思ってない。足がないだけ」という、強い心の持ち主。パラリンピックで四つの金メダルも手にしています。
その彼が、今度は、健常者と肩を並べる「世界陸上」に出場できたことは、障害を持つ方に新たな希望を与えました。
どんな困難も飛躍のエネルギーに変え、どんな高みに登っていくのか、注目して見守りたいと思います。