昨日は、原子力規制委員会が示した「新基準」に基づいて九電が申請したことを受けて市議会に「説明会」が行われました。
これは、唐津市と九電との安全協定に基づくものです。
しかし、7月12日に申請して8月20日では遅い感じがします。それに、佐賀県と玄海町には「副社長」が出席したのに唐津市には「所長」(執行役員)で差をつけています。
九電は、「申請と再稼働は関係ない」と何度も説明しますが、「申請は再稼働の一里塚」であることは周知の事実です。それを「関係ない」と言い続けるところに不審が。
私が、15日に行われた安全対策を審査する会合で「3・4号機に重大事故対策の一部が新基準に満たしていない」と審査のなかで指摘された「炉心損傷が起きて燃料棒が解け落ちた場合に備え、水位などの情報を把握できるように求めているのに、九電の申請書には水位計が設置していなかった」ことが指摘しても、「見解の相違」「指摘されれば改善する」と答弁しました。
これでは、どこなの電力会社が規制委員から「対策を小出ししている」と厳しく指摘されている状況と全く変わりません。
「安全対策より利益優先」の姿勢がはっきりしたやり取りでした。
写真は、今回審査対象になっている3(右)と4号機