市民の方から、「市庁舎がらみで桁違いの入札結果になっている」とお知らせがありました。
調べたところ、6月10日に行われた新庁舎の基本計画策定業務の入札結果は、予定価格1,867万円に対し19万円で落札されていました。
予定価格の約1%です。最も高かったのは2900万円で、約1.5倍です。
なぜこんなに開きが出来たのでしょうか。
以前、「1円入札」というのを思い出されます。
市役所のパソコンネットワークに何億円もする事業を「1円で落札」し長期にわたって安定的にその市役所の業務を独占できるというメリットを考えての入札と報道されたことがあります。
確かに、メンテナンスや業務の変更などで「損して儲ける」という商法なのかもしれません。
もし、そんな考えのもとに落札業者を決めたのでは、先が思いやられます。
9社の指名競争入札で、指名されたのは他市の大手設計事務所ばかりです。地元の設計事務所が指名されていないのも疑問が残ります。
6月21日に開催された議会の庁舎建設の特別委員会では、その報告はありませんでした。
市庁舎建設計画は、市民への説明会は開かない、入札の結果を特別委員会にも知らせないという不透明感をはらみながら動き出した感があります。